自分好みの時計、作ってみよう。-その2-

オリンピックも気づけばもう明後日閉会。始まってしまうと2週間もあっという間ですね。
それにしても女子選手の活躍には目を見張るものがありますね。(よかったな!小平!ようがんばった。)
正直、冬季オリンピックで日本選手がこんなに活躍することなんか子供の頃には叶わないことやと思っていた。今は本当に誇りに思います。残り3日、まだまだ期待しています。

さて、先回の続きです。

腕時計、組み上げました!

先月末に注文していた部品(ケース・ムーブメント・ハンド・ダイヤル/詳細は前回のブログを見てね)が、今月15日には揃い、内容をチェックしていたのですが、ムーブメントをケースのクッションに固定する留め金(クランプとネジ)がなかったり、ミヨタのムーブメントは干支足2本のはずなのにダイヤルの干支足が4本あって訳がわからなかったり・・・。いろいろあったのですが、素人なりに不細工な技でカバーして(できたかどうかわからないけど・・)。空いた時間に作業をすすめ、一応の完成をみました。
こんな感じ。

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丸一日半経過しますが正確に順調に動いています。
思いの外ゴツい印象があって、当初予想していた印象とは若干違うのですが、自分で組み上げたということで愛着も湧くかな?
こうやって見てみるとジャンルも国籍もなんかわからん感じではありますが、視認性だけは抜群です。

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作業の詳細は次回以降に詳しく・・・。

組み上げの、簡単なようで難しく難しいようで簡単な詳細は後日詳しく書き置くつもりです。
まずは自慢したくて速報まで・・。

自分好みの時計、作ってみよう。

冬期オリンピック、いよいよ始まったね。政治的に、環境的に、興業的に・・・これほど事前にややこしい話題の多い大会も珍しいと誰もが思うだろう大会も、競技が始まって、若者の溌剌とした爽やかな戦いの熱気が、いまだに引きずっているややこしい話題を払拭するような、オリンピックとして良い大会になればいいね。それにしても人面鳥は驚いたね。人面がリアルで純粋に怖い。夢に出そう。
とにかく、2週間、雑音無しに、純粋にハイレベルなスポーツ観戦を楽しみたいと心から思います。(小平!がんばれ!)

ボロボロのファッション時計、ちょっといじってみた。

「自分好みの時計作ってみよう」のきっかけは・・・

ファッション時計の電池交換

どこの家にでもきっとあるんやなかな? 電池が切れて動かなくなったファッション時計。
使い捨てみたいにほったらかしにされているのもチョットかわいそうな感じやね。
友人の家を訪ねたとき、彼の孫が動かない時計をうれしそうにつけていて、聞くとお母さんの若いときのものとか。
これ動いてないやんか
「うん、でもカッコええから遊ぶ時着けてんねん」
おっちゃんが動くようにしたろか?
「ほんま!? やって、やって。けどな、ほんまは黒いのがほしいんやけどな・・・」
そうか、黒か。じゃ黒にしてしまおか。
てな顛末で電池交換と、黒?言うたけど、できるんか・・・?

さて、事務所に持ち帰ったのはこんな時計。

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こんな記事にするつもりはなかった(よっぽどヒマやねんなと思われそうやから)ので、作業前のボロボロの姿は写真に撮っておらず、これは思い出して描いた復元図。
基本白に塗装されたケースに茶色のインデックスの白文字盤。塗装は各所で剥げて地金が露出、インデックスの文字もかすれ気味、バンドも付け根で切れかけ・・・の状態でした。

裏蓋を開けると、たぶんミヨタのクォーツの模造品。でも電池交換するとちゃんと動くし、ケース他をいじって黒にしよう!
裏蓋こじ開け、リューズを抜いてケースからムーブメントを取り出し、ムーブメント本体から干支足を差し込んであるだけの文字盤を外し、ケースから風防も外し・・。バラバラに。
(たぶん)安いファッション時計、構造も実に単純、組み付け精度も悪いから、多少荒っぽく作業しても問題なし。正直ええかげんに作られていることが僕ら素人には却って幸いということやね。多少の失敗も取り返しがつきます。
最初は塗装もやり直そうと思っていたけど、ところどころ剥げているケースの塗装を剥ごうとペーパーを当てると、ケースの素材はどうもアルミっぽい。アルミの塗装って、素人には固着させるのが難しいことを思い出し、塗装をあきらめ、地金そのものを磨いてピカピカにすることに。ペーパーとリューターでケース全体の塗装を剥がし、ケース側面は例の青棒で磨き上げ、鏡面にちかく。
アルミは柔らかいので結構簡単ですが、いくらピカピカに磨いてもすぐキズや曇りが出ます。ま、しかたないか・・。
文字盤の塗装も同様に剥ぎ取り、ここは黒染めスプレーで塗色。
黒文字盤に黒針では見えないので、黒の時分針は塗装を剥いでこれも地金のまま。実は白のラッカーで塗色しようとしたのだけれどムラムラになって断念。細かい部品でもムラなく伸びのいい塗料、知ってる人ぜひ教えてください。
赤の秒針はそのまま。ただし、先端に塗料の剥げがあったので、先端だけ塗料を剥いで地金に。この辺のフィニッシュには全く自信がありません。本来一番大切なところなのにね。
(色を剥いだ時分針。もう少し綺麗に磨いてあげればよかったと、後で思っています。よく見ると塗料を剥いだときの傷だらけでボロボロです・・・・)

ケースも磨いたし、他のパーツもそれなりに処理したので、組み上げです。
ケースに風防を取り付けようとしたら、パッキンは劣化していたのかうまく圧入できません。あれ?あれれ?と思っている内、ちょっと力が入りすぎて《パチッ!》。木っ端微塵にガラスが割れてしまいました。一瞬で文字通り木っ端微塵です。
加えてガラスパッキンもささくれたような状態に。
代わりのガラスを買おうにも割れてしまっているのでサイズが分かりません。パッキンもありません。
(どおしょう?このままやったら友達の孫泣いてしまいよる?えらいこっちゃがな・・。)
ケースの内径を計ると36.2mm。
よし、36mmのミネラルガラス買って、透明の接着剤でとめてしまお!
急遽、谷町6丁目の中村時計材料店さんへ行って36mm、厚さ1mmのダブルドームのミネラルを購入。
ちょっとの失敗が1,400円と交通費の出費につながってしまいました。作業は丁寧に石橋を叩きながらやらなあかんね。

いろいろありましたが、組み上げて完了。

最後にバンドを付けるのですが、元あるバンドはビニール製で付け根部分が心もとなく、18mmの革バンドをつけようとしたのですが、ケースとばね棒の隙間が極端に狭くどんなに薄い革バンドでも装着することができません。薄い薄いNATOタイプもダメ。
しかたなく、使わなくなった20mmのNATOストラップの金属ループのみを外して、ループとばね棒を大きめのクリップを切り取った棒を介して瞬間接着剤で固め、作ったのがこの部品。
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部品をばね棒でケースに付けて、そのループに通してNATOストラップを装着するというもの。なんせ素人細工、接着剤やからね。いつ壊れるかわからんけど、構造上あまり力のかからない部分やし、万一片方がつぶれても、NATOタイプやったら時計自体が脱落することはないもんね。ま、これでええやろ。

 

 

で、完成がこちら。

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ま、とりあえずよかったね。
後日、友人の孫も大喜びでありました。よかったよかった。

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こんなことをヒマにまかせてやっている内に、ふと思い立ったのが自分好みの時計のパーツをそれぞれ買って、組み合わせて組み上げれば自分好みの時計ができるんとちゃうかいな・・ということです。

そこで、

「自分好みの腕時計を自分で作ってみよう!」を始めます。

「作る」と言っても、「創る」ではなくて、主要なパーツを集めて組立する、Assembly(ass’y)です。

大まかに腕時計は、ケース(風防含む)・文字盤・針・ムーブメント、の四つのパーツで構成されているので、それぞれ自分の好みに合ったパーツを買って組み上げるだけです。
幸い海外のネット通販にはこのようなパーツが結構豊富に掲載されています。
今まで、風防や針を買ってみて品質的にも問題はなく、しかも値段も結構安く売っているのでやってみようと。
予算は1万円です。
各パーツの品質を考えず安い価格だけを考慮して揃えれば、たぶん5〜8千円程度で出来ると思いますが、特にムーブメントは品質を落としたくないので、日本製かスイス製を・・てなこと考えるとどうしても総額1万円は必要かな?と。

パーツは「e-bay」で、1月30日に注文。

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● ケース:Parnis:Sapphire 40mm, ETA2836 / Miyota8205 用 :4,005円
Parnisは中国のメーカー。ロレックスやオメガなんかのそっくりさんを作ってますが、最近は独自色も出てきているメーカーです。
● ダイアル:frank-77_0:31mm black watch Dial fit Miyota8205 :1,594円
これも中国のディーラーから、腕時計用のモディファイ用パーツや時計バンドなどいろいろ売ってます。31mmの大きさはケースの規格によるもの。ケースの仕様に必ずフィットする文字盤の大きさが書かれています。
● ムーブメント:ajia544:watch MIYOTA 8205 Movement automatic watch Mechanical miyota 3o’clock :3,823円
これも中国からですが、正真正銘 Miyota、made in japan. と書かれていたもの。Miyota8205 と書かれていても中国産のレプリカもあり、千円台で売ってます。また、スイスの ETA も選択肢に入りますが、Miyota の倍くらいはするようです。
● 針 :Raffles-time:AV Aviator Military Sinn Style Broad Arrow Hands DG 2813 fit Miyota8200 :2,402円
これも中国から。Raffles-timeは今まで幾つか買って問題がなかったので。

締めて11,824円。予算ちょっとオーバー。1万2〜5千円出せばPARNISの完成品が買えるのに、しかもどっちみち結果は中国製と同じやんか・・と思いつつ、そこは組立の楽しみ Cased in Japan・Japan mov ということで。
今は届くのが楽しみ。だいたい2〜3週間で届くはずです。
組立にいろいろ予想外もアクシデントもあるでしょうが楽しみながらやってみようと思っています。組み上げ作業の顛末も記していこうと思っています。(完成はいつになるやらわかりません。)

ところで、こちらもよろしく!

アメリカから、ハドリーローマの革バンド。リーズナブルな価格でご提供してます。

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G-SHOCK DW5600bb-1 JF, a few days later.

革バンドを付けてみた。

真っ黒な G-SHOCK DW5600 の追記です。

標準で付くウレタンバンドはいいんだけれど、僕には少し長い。そこで、先端カバーを付けてワンピースストラップに変えて「カッコいい!」と喜んではいたんですが、カジュアルな服装だけではない普段の生活では少し使いづらい。
前の記事でも書いたように、やっぱりワンピースストラップでなく普通のツーピースがいいなぁ・・ということで、試しに、昔買って使っていない22mmの革バンドに交換してみました。
結果はこれ

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バンドの厚みが3mmと少し薄いのと、カット(カッターでバンドの根元を16mmに切った)がいいかげんなので、ちょっと時計と本体のつなぎ目に段差が出てしまっているけど、「エエ感じちゃうん!」と自分では思っています。
真っ黒の存在感と、シンプルなデザインの品の良さが強調された感じです。
これなら仕事でお客と会う時でも全く違和感ないよね。

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今回は、失敗したらもったいないので、使っていない22mmのバンド(実は中国のサイトから買った安いバンド。1000円ちょっとやったと思う)を使っていますが、4〜5mm厚くらいの革バンドをちゃんと寸法をとって加工すればフィット感も増していもっといい感じになるやろね!
ちなみに22mmでも全く違和感がないから、あえて24mmを使うこともないかも。24mmの太さより22mmの方が品がいいかも、と思っています。ま、好み次第かな。

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バンドは根元を16mmにカット。

カッターで付け根を凸状に カットしています。90°の彫刻刀なんかで切ればもっとキレイに切れると思います。今回は切った深さも長さも極めて適当、目分量なのであまりいい出来とは言えませんが、時計本体のカバーがつなぎ目を隠してくれるのである程度いい加減でもOKですが、注意すべきは「深く切りすぎないこと」。深すぎると16mmの細いつなぎ目部分が本体からはみ出して一体感を損ないます。ものすごくカッコ悪くなります。

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今度本格的に付けるならコレ!
ハドリーローマMS-910 か MS-851

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ともに厚さ4〜5mmあるのできっとフィット感は満点だと思います。

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P.S. 1月17日(1995)

昨日は夕方には上がるという予報に反して終日雨。阪神大震災の弔いの涙かな。この日になると毎年あの朝を思い出します。
自分の住む東大阪の山手は揺れも被害が出るほどではなく「ォオ!エライ揺れやな・・!」と壁に手をついて屈むくらいで過ごすことができ、幸運だったと思う。仕事の予定でクルマを取りに出た時に山の中腹から見る西の方向に煙が上がっているのが見えた。でも、自分がたいしたことはなかったものだから、深刻には考えず予定どおり呑気にクルマで大阪へ出て・・。被害がこれほどのものと分かりだしたのは確か昼前だったと思う。それから夜にかけて刻々と明らかになる被害の大きさに驚きと恐怖を感じたものだ。武庫川から西、神戸にかけて、その住民の方々以外は、そう報道も含め全国的にこれほどの被害が出ていることに気づかなかったのではないだろうか。一つ間違えば我が身となる日本に住んでいるのに。自分勝手に安全を過信することがどれほど怖いことかを思う。常に災害に備え、自分や家族の安全を考え、余力があるなら惜しみなく他者を救う心を持たなければと、切に思う。そしてなにも出来なかった自分を恥じる。
以来、建物の耐震構造や、避難訓練、水道の栓やガス栓の構造一つにまで改良改善が加えられ続けていることは大切なことで、これを継続するためにも、あの大震災の被害の重さを風化させてはいけないのだろう。
(1月17日。やまない雨のなか、西のベランダから神戸方面を眺めて)

SIMPLE IS BEST! G-SHOCK DW5600BB-1 JF

オンでも使えるタフウォッチ! NATOストラップも試してみよう!

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まさにシンプルイズ・ベスト! 全身真っ黒。他の円形のG-SHOCKと比べ派手な飾りも押し出しもない。幅43.5mm、縦47mm、厚さ11.6mm、大きすぎないサイズ感。タフで強い印象はG-SHOCKそのもの。しかし、シンプルさ故の品の良さも・・。これならOFFだけでなくONでも充分使えます。いや、むしろONで使えば好感を持たれる時計であると思います。

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機能はこれで充分!

電波でもソーラーでもないけれど、月・日・曜日・時・分・秒を正確に刻み、パーペチュアルカレンダーで月・日・曜日の修正は不要。アラーム・タイマー・ストップウォッチと必要充分な機能。叩き付けようが、クルマに轢かれようがこわれない堅牢性。20気圧防水。ど派手なアクション映画の冒険に巻き込まれたってこれなら大丈夫!・・まさに頼りになる相棒!
少なくとも一月くらいは秒の時刻合わせも必要ない精度だから、操作を間違わない限り体の一部のように腕に張り付いて、なんの気遣いもなく普段の生活ができる・・というとほんとの理想の時計やんか!
これで、実売価格10千円前後!・・・G-SHOCK、すごいね!

事故現場に駆けつけた刑事が「止まった時計が21時16分、事故発生時刻と推定・・」なんてことこの時計では無理やなぁ・・と不謹慎なことを考えてしまった。

四つあるボタンを操作して、時刻(12時間表示・24時間表示)・アラーム・タイマー・ストップウォッチ計測ができます。どのボタンでどうすればっていうのは説明が長くなるのでしません。ちゃっちゃと素早くこれらの機能を使いこなすには少し慣れが必要だろうと思いますが、核になるキーだけ分かればカンでも操作できます。自分の場合は時刻を確認する以外ほとんど使わないのでこれ以上の機能があろうがなかろうが問題はありません。これで充分です。

でも欠点も・・

但し、良いことばかりではありません。
唯一の欠点は、ネガ表示の液晶の読みにくさです。
薄明かりくらいの光源しかなければほとんど黒。ほんの限られた角度内だけうっすら数字が確認出来ますが老眼の僕には眼鏡が無ければ読めません。
少し明るい光源なら、その光源から出た光がディスプレイで反射して目にとどく限られた角度でのみハッキリ数字が見えます。すこし角度が変われば、読めません。
晴天の戸外でのみ、この問題は無視できるくらいのものに感じます。

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アナログの時計だって、文字盤と針の形状・素材の関係で読みにくいものはたくさんあるので、この時計だけ悪者ということはないのですが、針の角度でイメージとして時刻が認識できるアナログに対して、デジタルは数字を読まなければならないので、5なのか8なのか6なのか分からなければ、これは致命的です。

と、悪いところもあるのですが、この真っ黒、これはカッコいいのです。
常に時刻の確認が必要な日常にいない限り、必要な時はバックライトを光らせれば問題ないことですし、これはこれでいいのかな?・・・格好良さか、実用か・・・悩むところです。

ウレタンベルトのこと。

標準で付くベルトはウレタンベルトです。いかにも精度良く、しかし柔軟にケースに密着しています。
この時計の性格上、これがベストなのかとは思います。
しかし、手首周り17cmの僕にはちょっと長い。遊革からはみ出したベルトの先が12時方向外側に長く延びているのは、どうも視覚的によろしくないし、なにかに引っかかることもしばしば。気にならない人はいいけど、僕は気になります。

革バンドなんかに替えたら、それはそれでカッコよく見えるんではないか?よりONにふさわしい雰囲気になるんじゃないか?と思ったのですが、DW5600のラグの幅は16mm。見栄え良く革バンドを付けようと思えば、24mmか22mmのバンドを付け根16mmに加工して付けなければなりません。これももったいない話で。高い革バンド加工したものの似合わなかったらアホみたいやものね。

そこで、ワンピースストラップ装着用のDW5600用「先端カバー」(黄矢印)なるものを購入(¥1,500)。先端カバーの幅に合わせて24mmのNATOタイプストラップ(緑矢印)も購入(@540・・安いね・・)。ベルトを付け替えてみることに。

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以下、「先端カバー」「NATOタイプストラップ」取付の顛末と注意点をまとめました。

取り付けた結果はこれ。ミリタリー感バリバリやな。

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ストラップ交換は、標準のウレタンベルトを外して、先端カバーを取り付け、ストラップを通すだけ。
ベルト・先端カバーの脱着は、他の腕時計同様、通常のバネ棒を介しているので、バネ棒を脱着することで行います。バネ棒の長さは16mm。

交換方法

動画で顛末が見れます。かなり苦労している動画です。

●まずウレタンバンドを外します。

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時計の裏側、ケースとウレタンバントの接合部に少しバネ棒の先が見えています。
ここにバネ棒外し工具を差し込んで、先端をバネ棒のツバにひっかけ、バネ棒を押し下げて縮め、ベルトをケースから少しずらすと外れます。
G-SHOCKはかなりキッチリと組まれているので、少し苦労するかもしれません。

●先端カバーを付けます。

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先端カバーの凸部の穴に外したバネ棒を差し込み、(写真左から・・)ケースの下のラグの穴にバネ棒の先を入れて、先端カバー・ケースの接合部を合わせます。
バネ棒の上の部分を押し下げながら、ラグの内側に押し込みます。
バネ棒の上端が上部ラグの穴に入れば完了です。

動画にもありますが、これが入らず苦労しました。
僕の技術が伴わないのか、外品の先端カバーの穴の位置がキチンとしていないのが原因なのか、分かりません。
ま、今度いつか、外したウレタンベルトを付け戻す時に分かると思います。

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上が標準、下が細いバネ棒

仕方ないので、穴とバネ棒の隙間に遊びがあれば多少の精度の悪さや技術のなさをカバーできるので、直径1.4mmのバネ棒を使うことにしました。標準は2mmの太くしっかりしたバネ棒です。この0.6mmの差で、なんとかしようと。

結果は良好。さほどの苦労なくすんなり装着完了。バネ棒の遊びが接合に影響するようなガタツキもなく、キッチリ装着出来ました。

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●540円で買ったNATOタイプのストラップをつけます。

WPw06つけます、といっても、通すだけ。簡単やネ。ワンピースストラップのいいところ。しかし、
ここで、またも問題発生。
「これは決定的に似合うやろう!」と思っていたカーキのストラップ。装着してみると、ストラップが二重になる時計の底がツッパっています。これでは腕に巻いた時、時計が浮き上がってしまいます。

 

 

 

 

 

下の写真。左が今回のカーキ。浮き上がっているのがわかる?付けられないことはないけど不快かな。
右は手持ちの薄手の22mm幅のストラップ。付け心地良好。22mm幅と2mm狭いものだけど違和感はありません。

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原因は、ストラップの時計を固定するフラップ部分の長さ。
DW5600本体の長さは47mmだけど、先端カバーを付けたので、66mm(ストラップが通る部分は60mm)になっています。このため、NATOタイプのストラップでは、ものによってフラップの長さが足りないものがあるようです。
先端カバーを付けたDW5600には、フラップの有効長が少なくとも70mm弱は必要と思われますが、カーキのNATOストラップの有効長は57mmでした。これでは突っ張るのも無理ありません。
下は長さを比較したもの。
上2本は今回買った24mm幅・厚手のもの。下1本は手持ちの22mm幅・薄手のもの。
明らかにカーキは短いよね。

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NATOタイプのストラップは通販でかなり安く購入できます。しかし、今回に限らず特に500円〜1000円の安い輸入品はストラップ自体の長さ、フラップの長さ、ループの位置なんかずいぶんバラつきのあるものが出回っているので注意が必要です。
時計バンドの専門メーカーが作るものはさすがに規格や品質で優れていますが、3000円〜6000円くらいします。ちょっと高いね。
「先端カバー」を販売しているサイトでは、専用のストラップをセットで売っているところもありますので、セット買いが間違いの無い選択かもしれません。

それにしても、24mm幅のストラップって、普通はいわゆるデカオモ時計に付けるためのものだろうから、フラップが57mmは少ないと思うよね。もう少し余裕持たさないと、返品増えるよ。きっと。

と、いろいろありましたが、ベルトを交換する時の注意点は・・・
●「先端カバー」の付け替えは僕の様に細めのバネ棒を用意しておいた方がいいかも。
● NATOタイプのワンピースにするなら、安いものを買うなら複数買っておくのが無難。また、22mmでも違和感なく使える。
● できれば「先端カバー+ストラップ」セット販売を利用するのが、良い選択肢かも。
といったところです。

さて、最後に、

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G-SHOCKを一本欲しくて、ずいぶんいろんな機種の写真を見たけど、DW5600BB-1 JF 、これが自分なりには一番カッコいいG-SHOCKやと思う。
営業職でも接客職でも仕事中違和感なく使えるやろうし、OFFには水を得た魚みたいなものやし、仕事を無視してストラップを変えればミリタリー風の存在感あふれる魅力ある風貌になるし、なによりメンテナンスフリー、きっといついかなる状況でもズ〜ッと日常に寄り添ってくれる実用的な存在になる、そんな時計やろうね。
ただ、見にくい。なんとも惜しい。なんとかならんかなぁ〜、しかたないんかなぁ〜。

ケースの鏡面磨き、やってみた。Seiko SNK803

グランドセイコーみたいなキレイな鏡面、出せるかな?

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素人の金属磨き顛末。

SNKシリーズのサンドブラストみたいな完全無反射のつや消しを、去年の3月に「一皮剥けば・・」と手持ちの材料で磨いてグロッシーにしたら一気に雰囲気がよくなったSNK803。当時はピカピカになってドレスウォッチとしても使えるといい気になっていたんですが、よく見てみると、表面は平滑でなく小さなデコボコのためかくすんで鏡面にはなっていないのがずっと気になっていました。
リューターの先端に最初はゴム砥石を付けて全体を荒磨きし、ホームセンターで買った(クルマのボディ用)荒キズ、小キズ取りのコンパウンドとフェルト先端で磨いていました。当時のブログを読み返してみると、もっと荒いペーパーかなんかで下地から作らなければならないという思いはあったようで、「磨き始めは2000番くらいのペーパーかな?」なんて書いていました。後日、「鏡面磨き」の動画を見てみると、もっと荒い耐水ペーパー600番くらいから始めて、「赤棒・白棒・青棒」という固形コンパウンド(研磨材)をリューターのフェルト先端に付けて磨くと鏡面造りができるようだと知って挑戦してみることに。(ちょうど今年は正月休みが長いくて時間のかかる作業も気にならないしね)
先に結果はこちら。左は作業前、右が作業の結果。

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知らんかったこと

60数年生きてきてこんなことも知らんかった、って思うことに遭遇しました。
それは、砥石やペーパーで金属を磨く際に「研ぎ汁」が大事やということ。子供の頃じいさんから包丁やノミ、ナタなどを砥石で磨くことを教わったけど、砥石で磨く時にかける水の意味なんか考えることもなかったし、ただ漠然と方法を習っただけやったんやね。
砥石の粒子や磨がれた金属の粒子が研ぎ汁のなかでもまれてより小さい粒子になってキレイな研ぎが出来るとのこと。
知らんかった。
耐水ペーパーも同じ。
ただ、固形のコンパウンド(研磨材)とリューターのような回転ツールは回転の摩擦熱で研磨剤が溶け出すので水はいらないみたいやね。
これだけ知ってたら大丈夫やろう。と自信満々で作業開始。

では始めてみよう!

動画はこちらで

●作業前の中途半端な磨きのケース

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全体にくすんで、グロッシーではありますが鏡面ではありません。
ムーブメントは外してありますが、加えて念のため風防も外します。

●#600耐水ペーパーから

小さなものなので、指で水を付けながらペーパーをケースに当てていきます。
#600➡#1000➡#1500と段階的に当ててみました。それぞれの結果は以下の写真。

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#600の結果

 

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#1000の結果
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#1500の結果

#1500までいけばかなり映り込みもあると思っていましたが、そうでもありません。と、いうことは下手なのか時間が短いのか、分からないけど・・。ま、反射する光に歪みは少なくなったし、遡ってやり直すのも邪魔くさいので(ホンマは邪魔くさいはあかんよ!)次の段階へ。

●赤棒・白棒・青棒

リューターを買った時に付いていた先端のセットの中に、50×20×8mm位の緑のかけらが入っていたけど、これが青棒だとは知りませんでした。今回いろいろ調べて出会ったのがこの固形コンパウンド(研磨材)です。アマゾンで3本セットで1,580円。
届いたものはこちら。

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大きく、重い、ほんまブロックやん。金属加工のプロ以外で、特に素人の趣味でこれを一生のうちに使い切る人は居るのかな?と思うくらいの量です。ホームセンターでチューブ入りのコンパウンドを買うよりも超お得!比類無きコスパです。
それにしても、緑がなんで青なんやろ? ”青丹よし(あおによし)”の青かな?なかなか雅やね。
これを、リューターにつけたフエルト先端につけてケースを磨きます。

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荒いのから細かい仕上げ用へ、赤➡白➡青(緑)の順です。
リューターにセットした回転する新しい先端をブロックに軽く押し当てると、摩擦熱で固形コンパウンドが溶けて先端に塗布されたます。これをケースに軽く押し当てながら磨いていきます。3段階の磨きを終えたものがこちら。

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やった・・、鏡面が出ました。周囲の映り込みにもキレがありますね。
正直なところ細かく見ると歪みや荒さがありますが、初めての試みとしては及第点かな?

●ついでに、ラグ上部のみをつや消しにしてみよう

きれいなヘアラインは望めませんが、手元にある道具で、ということでマスキングテープと「スコッチの3M工業用パッド、サビ取り用」で細かなキズを付けてつや消しにしてみます。

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パッドは小さくカットして、マスキングから露出したラグ上部をこすります。ケース・ベゼルの円にしたがって一方向にこすっていきます。角度がズレると仕上がりが汚いので必ず一方向に!
処理がすんだらテープを外して、中生洗剤と歯ブラシでキレイに洗って(できれば超音波洗浄機なども使って)その後完全に乾燥させます。

●外した部品を組み込んで完成。グロッシーからシャイニーに!

完成の図。

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グランドセイコーのガラスのような透明感のある磨きには遠く及ばないけど、少なくとも他のセイコー5に比べたらいい出来かな? 鏡面も出たし、シャイニーに輝いています。自分的には3〜4万円クラスの磨きになったのではと満足しています。
延べ作業時間は6時間ほど。無駄ではなかったね!

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知らんかったことで作業後に知って後悔したこと

荒い番手から細かい番手へ段階的に磨ぐ場合(今回の様にペーパーの#600、#1000、#1500を使う場合)、例えば#600は縦に磨いて、#1000は横に、そして#1500は縦に、というふうに磨く方向を変えて、前の番手のキズを無くしていくように磨くのが短い時間でキレイに磨くコツだとか。初めに知っていればもっとキレイにできたかも?

#600の耐水ペーパーから始めたけど、「赤棒・白棒・青棒」の粒度は、
赤棒:#300、白棒:#1200、青棒:#3000、だそうです。
と、いうことは、耐水ペーパーの#1500までをキッチリ行えば、赤棒・白棒は要らんかったんか?
そうか、#600の耐水ペーパーのあと、いきなり白棒からいけばよかったんか?
または、そもそも耐水ペーパーは要らんかったんか?
てなことを作業を終えた後に思っています。
ま、今回はSNKのケースの表面に(本来のケースのつや消し処理のせいか)細かいけれど結構深いデコボコがあったようなので、耐水ペーパーから始めたのは意味があったことだと自分を慰めています。

リューターと研磨材を使って磨く際、高回転や、強く押し当てることで過度に熱を持たせると「バフ焼け」と言われる現象で対象が黒ずんでしまうこと。
これは実は作業中にあったような気がする。ケースがむちゃくちゃ熱くなって、結局やさしく根気よく磨くのがいいようやね。実際最後の青棒なんかホント、フェザータッチで軽く磨くと驚くほど上手くクスミ・ニゴリが取れていくということは今回の経験で分かったことです。

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ちなみに写真のバンドは、ハドリーローマ MS-784 Brown、オイルタンレザーの馴染みのいいバンド。フォーマルにもカジュアルにも違和感なく、しかも防水仕様のオールマイティ。興味ある方はこちら↓
http://www.ngart.gr.jp/watchband/

そうかぁ、そういうことか。と後になって分かることも多い今回の6時間に亘る作業ではありました。
機会があれば次回、完璧に行いたいと思っています。

今回の費用はフェルト先端1,200円(28個)、赤白青棒1,580円しめて2,780円、ムーブメントや風防を外したりと、手間も経費もかかった約6時間の作業。結果、どのプロセスが効果があったのか正直なところ分かりませんが、特に気になっていたクスミは消えてクリアな鏡面を出せたし、グランドセイコーには遠く及ばずとも、ま、成功とします。
・・・・磨きは”荒目➡細目”を段階的に丁寧にという基本が大切、を改めて実感。
・・・・それにしても、荒目・中目をもっと丁寧にやればもっとキレイな鏡面にできたのかな?

5分でできるベゼルインサート交換!

SNZF17J1 / SeaUchin、
ルミ・セラミックベゼルインサート投入!

若々しくハンサムな SEA-UCHIN をセラミックベゼルで一気に大人の雰囲気に!

平成30年 あけましておめでとうございます。
とは言っても、もう8日。今日は成人式です。
全国的にあいにくの天候で、特に成人式を迎える娘さんは大変やろうね。
カレンダーの関係でいつもより長くゆっくりした感じの年末年始の休暇も今日でいよいよ終わり。
明日からは忘れかけていた音をたてて、慣れ親しんだ日常が始まります。
それにしても、こんな長い正月休暇いるやろか?明日からの学校や仕事のことを思うとブルーになる子供たちや大人たちが増えるだけとちゃうかな?と、休みが今ほど多くなかった時代を過ごした僕は思います。
ま、今の仕事が365日休み、365日仕事、みたいな感じの僕にはどっちでもいいんやけど。

さて、今日は大好きな時計のひとつ、

セイコーファイブ SNZF17J1 SEAUCHIN のモディファイ追加です。

とてもハンサムだと紹介していた SNZF17J1 SEAUCHIN ではありますが、正直なところオリジナルのままでは高校生・大学生向きな印象が強くあります。大胆で太くくっきりとしたインデックス・針・ベゼルのデザインで若々しくハンサムな印象がそう思わせます。
エネルギッシュな若い人には本当によく似合う時計だと思うのですが、大人・・または中高年?が使うには少し気恥ずかしさみたいなものを感じるのも否めません。(もともと中高年は使わんやろう、って?そんなことはないやろ)
そこで、一回目のモディファイで標準のミネラルの風防をサファイヤのダブルドームに変えたら、なんとなくキレイさと落ち着きみたいなものが出て、年齢的にもいい感じになったので、ここは一気に大人の時計にしよう!ということで、特にエネルギッシュで若い印象を出していたベゼルインサートを落ち着きのある光沢のセラミックベゼルに交換してみます。
結果はこれ

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自分では目論見どおり。と思いますが・・。
落ち着きのある大人の時計になったのではないかと。成人式やからちょうどいいかな。
ハンサムで活発な学生が、落ち着きのある大人のビジネスマンになったような、僕はそんな印象にとらえています。

セラミックベゼルインサートの落ち着きのある独特な光沢は、プラスチックやアルミまたスチールの素材にはない独特の光沢です。高級感も増し、硬度も高いのでキズの心配もありません。加えて今回購入のインサートはインデックスに蓄光が施されたもので、暗所でキレイに発光します。
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日光や懐中電灯などで蓄光させた後、暗所に持ち込むと感動的なくらいキレイなグリーンの光を発します。(僕はこれが大好きで、特にセイコーの時計を好むのもこの性能が他社製に比べ優れているからです。)
ただし、インサートの蓄光は時計本体の針やインデックスの蓄光よりは継続時間が短く、ほんの数分で減衰してしまうものなので、実用性は感じられません。
蓄光性能はそんなものですから、ま、どうでもいいと言えばどうでもいいので蓄光の無い、SNZF17J1のサイズに合う、より安いセラミックインサートがあれば、選択としてはベストかも。

では、ベゼルインサート交換の顛末を。
HOW TO EXCHANGE

動画を見てね!

購入のベゼルは ebay で購入
”SEIKO SNZF17 SEA URCHIN “TP STYLE” FULLY LUMED CERAMIC BEZEL INSERT-BLACK”
https://www.ebay.com/usr/lumedceramicbezelinserts?_trksid=p2047675.l2559
US $ 45、加えて送料 US $ 15.5

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円形のプラスチックケースに入った商品の他、サイズに型抜きされた貼付用の両面タック紙が附属します。

以下、動画の補足です。

まずベゼルを外します。

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SNZF17J1のベゼルは同レベルのセイコー200mダイバーなどと比べ緩く嵌まっているので、比較的簡単に外れます。
が、鋭利な刃物でこじ開けるので充分に注意しなければなりません。指を切ったらアホらしいどころですまんもんね。
ベゼルが外れると、ベゼル内縁の溝にセットされているゴムの輪(ガスケット)と本体にセットされているラチェットの爪の出たリングを確認しておきます。(最終的にベゼルを戻す時に、両者のセットに不備があると、正常な動作にならないので)

ベゼルインサートを剥がし取ります。

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ベゼル内側のベゼルとインサートの隙間に精密ドライバーを差し込んで、インサートを浮かせていきます。
写真の様に当て布などで養生しながら丁寧に作業すると、現インサートを痛めずに外すことができます。
そこそこ浮いたら外縁から薄い工具を差し込んで剥ぎ取ってききます。写真はカッターを使っていますが、竹べらなんかがベストかも。
インサートが外れたら、ベゼルに残った接着剤をキレイに剥ぎ取ります。写真は爪楊枝を使っています。仕上げは接着剤はがしの溶剤などを綿棒に浸ませて拭き取るのも有効です。

両面タック紙を貼り付けます。

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両面タック紙は、上面の剥離紙を外さないままで、ベゼル表面に貼ります。サイズに合わせて型抜きされているので簡単に貼れます。
(!! この段階で新しいインサートを貼りたくなりますが、貼ってはいけません。インデックスの位置が決まらないので)
後は、本体への装着に続くので、ここで、先ほどのガスケットとラチェットリングのセットがキチンと出来ているか確認します。
出来ていないままベゼルを装着すると、ベゼルの回転不良とガスケット・ラチェットリングの毀損・破損に繋がるのでしっかり確認します。

ベゼルを本体に、インサートをベゼルに装着します。

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ベゼルを本体にセットし、指で圧入します。パチン!と入ればOKです。圧入器具がなくても比較的はめ込みが緩い設定なので指で十分だと思います。
また、標準のフラットな風防のままなら、漫画雑誌などの上に裏向きに時計を置いて、手のひらを当てて体重をかければ簡単に装着出来ます。
装着したらベゼルの回転をチェックします。以前より抵抗が増していたり、スカスカ・ギクシャクなど感じたら無理に回さずに、もう一度ベゼルを外してガスケット・ラチェットリングを確認するところからやり直します。
両面タック紙の上面剥離紙を剥がして、最後にインサートを貼り付けます。
インサートのインデックス0分の三角マーカーの頂点が文字盤の12時キッチリになるように合わせて位置決めし、静かにインサートをセット。位置が確かなら指で圧着します。

これで完成。手順を守れば順調にいって作業時間5〜10分くらい?

以前のブログ(SEIKO SKX007 ”もっと”モディファイ!)で紹介している(今回のインサートと同じものの色違い)ルミ・セラミックでブルーのアイテムと比べると、今回の黒のほうがキッパリとメリハリのきいたキレイさがあります。
今回は ”TP STYLE” と言うインデックスデザインですが、デザインは他にも選択肢があります。
SNZF17J1 にセラミックインサート、ちょっと大人びた雰囲気にモディファイするには絶好のアイテムだと思います。

ところで、写真の時計のバンドはハドリーローマ MS-910 Black 22mm。
大きく重い時計に似合う厚くしっかりとしたバンドです。

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遊革のみ同型の Brown のものに交換しています。ちょっとオシャレ?
バンドの購入はとちらでね!

HRwb

あ〜・・のんびりするのも今日まで。さ、明日から仕事がんばろ!

 

たまには磨こう!革ベルト。その2

腕時計の革バンド、くたびれてませんか?
もし、買ってから一回もケアなんかしたことがない、という方がいたら、ぜひ試してみて。
きっと見違えるようにキレイになると思いますよ!

2016年の5月に書いた革ベルトの磨き方ですが、今回動画を撮ってみたので、詳しく繰り返しです。
特に特別な物を使わないと言うことで、使うものは先回と同じ、たぶんどの家庭にも1セットはあると思う革靴のケアセットです。
靴用のクリーム(革製品用のクリームがあればなおいいですね)、
同じくブラシ、綿の布(着古しのアンダーでもOK)。これだけ。

試すバンドは使い古しのハドリーローマ MS-898、Blue、カーフのアリゲータ型押しのバンドです。
実はこれ、バンドを販売するにあたって、耐久性やキズの付き方、水濡れや退色を試してみるためにいじりまくった結果、ご覧のようにほぼボロボロになってしまったものです。
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さて、どこまで甦らせることができるかな?

使う道具と、磨いた結果の写真がこちら。

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下段の写真が結果。新品とはいきませんが、充分にキレイに甦りました。
家にあるもので、ほんの15分〜20分の手間でこれくらい変わります。
充分「甦った」って言えるよね!

クリームもつけず、布拭きとブラシ掛けだけでも充分効果があります。

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左の写真が今回のくたびれたバンドそのものと、布拭きとブラシ掛けだけを行ったものの比較。深いキズは直らないけれど、くすみが消えて十分な艶も出すことができます。
手軽なので、普段時計に付けたままでもいいから定期的に布拭き・ブラシ掛けだけでもしてやるとバンドはキレイにしかも長持ちします。
右の写真がクリームを使用した場合。深いキズもほとんど目立たなくなっています。

注意!! 表面を起毛させたヌバックや、スエード・バックスキンにこの方法は使えません。

では、手順です。

クリームを適量バンドにつけて、

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指が抵抗を感じるくらいまですり込みます。写真のクリームは少し多めかな?革用のクリームは伸びがいいのでほんの少しで大丈夫。

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次ぎに布で表面を磨きます。

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軽い力でいいので、感触がさらさらになって、艶が充分に出るまで、上下左右斜め、方向を変えながら磨きます。2〜3分で艶が出てきますが、最低5分位は磨いてやりましょう。

最後にブラシ掛けです。

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これも上下左右斜め方向を変えながら、これもあまり力を入れずにせっせとこすります。
これで、一気に艶が増します

これらの手順、動画もみてね!

これだけでオワリ。手はだるくなるけど、簡単な作業でケア完了です。
革バンドは、普段、また定期的に手間をかけてやると、縫い目の糸が切れたり、いつも留めている尾錠の留め穴付近で割れてしまったりしないかぎり長期間愛用することができます。
いつまでも、お気に入りの時計を美しく引き立てて欲しいものです。

P.S.
ここに掲載している写真ですが、照明が悪くて色がよくわかりません。ま、もともとこのMS-898 のブルーは彩度・明度とも低いダークブルーで、暗いところでは黒に見えるような色なのですが、さんざんいじくったせいもあり本来の色ではありません。
本来はこんな色です。
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特に白ダイヤルには落ち着きを持ってピタッとはまります。
興味があればこちらをご覧ください。(セールボックスで売ってます)

HRwb

SEIKO SEIKO SNK805, 809 ”もっと”モディファイ! 針交換 再挑戦!

少し小さく細いSNKのアルファ針を太くて大きいソード針に!
SNKはこれで小さなパイロット!?

秋も深まり冬の気配がただようこの頃、風邪には気をつけましょう!
さて、今までのブログに書いてますが、ホント大好きな SEIKO SNK シリーズ。実売8千円位のオートマチック、37mmケース、小ぶりなミリタリー風。売ってるままだと、仕事も含めた普段使いにはチョット?っと思うサンドブラスト風のつや消し処理を一皮剥いて磨いてやると、印象一転、普段使いOKの感じに! 加えて風防をサファイヤクリスタルに変えれば、もう、これは結構ナイスウォッチに!
小ぶりな大きさも手首回り17cm強の僕にはちょうど良くて、いろいろ手を加えただけに愛着もあって、ほんといい時計だと思うのです。
が、ちょっと気に入らないのは針の小ささと細さ。もうチョット長くて太ければきっと存在感が増すのに・・・残念なところ。

以前の記事や動画にもあるとおり、カーキ色ダイヤルのSNK805の針を少し長いベンツ針に変えたら自分なりには大成功。バランスの取れたいい感じになったのですが、素人の初めての作業だったので、ダイヤルも針の穴付近もキズだらけの結果でした。(ま、肉眼の一瞥では見えないようなキズですが・・)
今回、ベンツ針を買った「raffles-time(eBayの出品者)」さんのサイトにあった、同じく7S26用のソード針を購入し、キズなくきれいに付け変えできるようリベンジです。

結果はこれ

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ベージュの SNK803と、黒の SNK805。針は色違いの同型です。
秒針は、理由を後述しますがSNKオリジナルです。
針の存在感が控えめなオリジナルに比べ、時計全体の押し出しみたいなものが出たように思いませんか?上品さは少し失ったかもしれないけど、増した視認性に比べれば目論見どおりです。
僕は腕時計の針は長いほうがカッコいいと常々思っています。特に秒針・分針は秒のインデックスを指すのが基本的に優れたバランスだと思っています。ちょうど、この写真のようにね。(秒針が残念だけど・・・)

eBayで買った針はこちら

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raffles-time(http://stores.ebay.com/Raffles-Time?_trksid=p2047675.l2563)
中国から郵送されたものです。
以前のベンツ針もそうでしたが、蓄光もセイコーのオリジナルにひけを取らないものです。
針自体の品質はわかりませんが、すんなり収まるので、たぶんいいんかな・・?

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Aはお馴染みの裏蓋外し、Bは安物の工具セットに入っていた剣抜き、Cは新たに買った明工舎の剣押さえ、
Dは薄いプラスチック板をカッターで切った針を抜く際の文字盤保護膜、Eは同じ目的で使うラップ。
Fが今回買ったソード針。

さて、気合い入れて交換作業!

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ケースから外した中身にリューズだけ取り付けて、午後0時に合わせます。午前0時だと新しい針を装着した時に針同士が干渉しないかクルクルリューズを回すので、その際逆回転でカレンダーを痛めることが心配なので。

 

 

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自作の保護膜やラップを使って、文字盤にキズが就かないように慎重に剣抜きで針を取り外します。

 

 

 

 

hands04ラップを使う時は、ラップを針の上に被せて、ラップ越しに工具を使います。
緑の805の時は、安物の工具にいらだってゴチャゴチャしている内に文字盤を傷つけてしまった。文字盤は以外とチョットのことで傷つきます。デリケートなので取り扱い注意です。

 

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さて、新しい時針を取り付けます。細かい部品を扱う時の粘土みたいなものがあるようですが、持たないので、セロテープで針の先をチョンっとくっつけて作業しています。12時にピッタリ合うように剣押さえで装着します。

 

 

hands06重ねて分針も同様に装着します。この時時分針がピッタリ重ならないと、分針が12時に来た時に時針がズレてしまうので慎重に。

装着したら、時分針が文字盤に平行に装着出来ているか目視で確認した後、リューズを12時間回して、時分針同士が干渉しないか、時針が文字盤のロゴなど突起物に干渉しないか確認します。干渉するようだったら針を抜くところからからやり直し。

hands07最後は秒針です。秒針の取付けは時分針がどの位置にあってもかまわないで、慎重にセンターをあわせて、チョンチョンとつついてやれば入るはずです。
ところが、この新しい針、何度やっても入りません。なんで?なんで入らん?チョンチョン・・あかん・・、入らん。
hands08結局あきらめて、オリジナルの秒針を装着するはめに。オリジナルは一発で決まりました。

なんでかなぁ? で、秒針の袴をマクロで撮ってみたら、明らかに袴とその穴の大きさが違うよね。

 

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左が新しいもの、右がオリジナル。左の方が小さいよね。こら入らんわ。
多様にある針の穴(ムーブメントの軸の太さ)の規格のことはよく分からないので、7S26用であれば大丈夫って思ってたけれど・・。あかんのもあるんかな。難しいね。

ま、秒針は残念だけど針を変えたムーブメントをケースにもどして完成です。

いろいろあったけれど、とりあえず完成。

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グリーンの805も加えて記念写真。
以前より増した視認性に大満足であります。
小さいSNKが本格的なミリタリー?パイロット?になったようで。うん。なかなかのものです。(「おんなじようなもんいっぱいこうて、なにしてんのん。おかしいんちゃう?」って言われてます。冷静に考えれば僕も同感です。)

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特に、ベージュの803、眼にやさしいベージュのダイヤルにルミを施された黒の時分針が際だって。クラシカルな雰囲気が最高です。明るいブラウンのバンドも似合うね。

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完成写真のバンドは、ハドリーローマ MS-906 (白スティッチ・シャークグレイン)と MS-784 (オイルタンレザー・フラット)。粋でオシャレ!っと思います。

HRwb

針交換の顛末、動画はこちらで!

最後に、言い忘れた注意点

針の穴の規格はムーブメントによって異なります。多数のムーブメントが採用するサイズはあるようですが、多様なようです。純正品でなく外品を手に入れる時は注意がいります。今回もSEIKO 7S26 用を確認しての購入ですが、SNK には秒針は違ったようです。
同じメーカーの同じムーブメントを搭載した異なる時計の純正品か、ジャンク品の部品取りで手に入れるのが、ホントは失敗のない方法なんでしょうか。
難しいね。

ALBA・Q&Q・CheapCasio ¥2,000〜¥3,000!チープウォッチ比較

セイコー・シチズン・カシオ、比べてみました。

先回のALBAでちょっと感動したので、
¥2,500〜¥3,000でよく似たタイプの セイコーALBA・シチズンQ&Q・CheapCasio を比べて見ようと思います。・・では早速。

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左から、Q&Q(H30-001)、ALBA(ABPS137)、CheapCasio(MRW-200H-1BV)。
価格(購入価格)は、Q&Q-6,000円(2,370円)、ALBA-4,000円+税(3,013円)、CheapCasio-逆輸入のため不明(2.430円)。
2千円〜3千円の回転ベゼル付き3針のクオーツ時計です。
どれもケースや風防がプラスチックなのでそれなりの見栄えではあります。
クオーツムーブメントには詳しくありませんが、価格帯からどれも最底辺の国産ムーブメントだと推測します。経験上充分に正確に動くと思います。
一秒ごとにステップする秒針の動き方も数万円で売られている国産機種のものと比べ明らかに硬く安っぽく見えます。
また、針も薄板を型抜きしただけのチープな感じはありますが、ALBA・CheapCasioは白で塗色されているのでうまくごまかされているかな。

届いた姿はこのとおり。

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ALBAは厚紙のケースに一応スポンジの枕に巻かれて入っています。Q&Qは吊し用の塩ビのケースに、CheapCasioはビニール袋にグチャグチャっと入っています。

主な仕様と特徴を表にしました。

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大きさは、CheapCasioが一番大きく重く、ALBA、Q&Qと続きます。Q&Qは一番小さいのですが、ラグからラグの全長が一番長いので見た目にはそれほどの小ささは感じません。
ALBAは電池式のクオーツで機能は最もシンプル
これに、Q&Qはソーラー充電機能が、CheapCasioはDAY/DATEカレンダーが付加価値として加わります。

回転ベゼルはALBA、Q&Qが共に逆回転防止60クリックで動作の節度・強度も良好です。
CheapCasioは両方向に回転しラッチはありません。ぬめっと適度な抵抗をもって回ります。少し物足りませんが、別にこれらの時計で本格的なダイビングをするわけではなく、ただ経過時間を計りたいという目的だけならCheapCasioの設定がむしろ便利でいいのかもしれません。
ALBA、Q&Qは粗めのコインエッジ、CheapCasioは歯数の少ない歯車状の彫刻です。僕はフラットでオーソドックスなALBAのベゼルを好ましく思います。
防水は全て100mmです。チョットした水没や、軽い水泳くらいには耐えるのかな?ま、豪雨の中でも安心でしょう。

側面はこんな感じ

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厚さの違いが少しわかります。風防以外に最もプラスチック感を感じる部分ではないでしょうか?ALBA、Q&Qはケースの中央にはっきり成形の筋がありますが
CheapCasioにそれはなく比較的高品質な感じがあります。

腕につけるとこんな感じ

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左からALBA、Q&Q、CheapCasio。
付属のバンドは、ALBAがナイロンのNATOタイプ。12時側が短すぎて大人の手に尾錠があらぬ位置に来て使うには辛抱がいります。
Q&QとCheapCasioはPVCかな?工業用ゴムの加工品。Q&Qは適度な長さを持ちますが、CheapCasioは12時側6時側ともびっくりするほど長すぎてよほど腕が太いか、服の袖の上に巻く以外は普通に使用するにはかなり恥ずかしい、かな。
大きさは、腕回り17cm強の僕が付けて、ALBAはちょうど良く、Q&Qは少し小ぶりに見え、CheapCasioは少し大きめ(普通のダイバーをつけた感じ)。

ダイヤルは、インデックスが数字で内側に小さな活字で24時間表示があるALBA、CheapCasioに対してQ&Qは楔状の大きめの略字です。好みの問題ですが、数字の方がアウトドアっぽい感じがしますね。ただ気になるのはCheapCasioの数字の書体です。メインの大きな12時間表示・ベゼルの15分間隔表示の数字とその他の小さな数字の書体がちがいます。数字自体の大きさの違いと相まって若干の違和感を覚えます。せめてベゼルだけでも書体と大きさをそろえればいいのに・・。

3機とも蓄光が施されています。

ALBAは時分針と1〜12時にドットのマーカー。
Q&Qは時分秒針とインデックスの略字。
CheapCasioは時分秒針とインデックスの数字。但しCheapCasioのインデックスの数字の蓄光はほとんど役に立ちません。
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LED懐中電灯で蓄光した後の経過観察です。2分後にはQ&QとCheapCasioは蓄光を失います。ALBAは10分強継続します。
Q&QとCheapCasioは2分ですが、照明を落として数秒で明らかに光度が減少するのがわかります。ま、たった数分のことですが、実用性ではALBAかな。

だいたい違いが分かったところで少し装ってみよう!

どれもそれなりにカッコよく、気楽に遊びに使うならこれで充分!ということが分かったので、ベルトを変えて少し装ってみます。
ALBAとCheapCasioは程よい遊び心を持つ感じなので、ステッチの効いたOFFに最適の革バンドに。Q&Qは時計の形もベゼルの色や一見した時の印象もおとなしいので上品でシックなクロコ押しの革バンドにしてみました。
問題はCheapCasioのバンド幅。ラグの幅は18mmで43mmあるケース幅に対して細すぎて見た目にアンバランスです。
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そこで、22mm幅のバンドの付け根をカッターで細工して18mmにして装着。これで見た目のバランスが改善しました。
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ちなみに、ALBA、Q&Qはケースとバンドを装着するバネ棒の中心の隙間が十分にありますが、CheapCasioは構造上非常に狭くなっています。たぶんこの価格帯の時計だからか標準のバンド以外のものに付け替えることは考慮していないのだろうと思います。
従って、厚めのNATOタイプや他の外品バンドへの付け替えの選択肢は非常に小さいです。
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さて、全部変えたところ

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見栄えが変わったでしょう? 素材の安っぽさも和らいで、より使える時計になったと思います。子供使いの印象が大人でも使える印象に近づいたと思いませんか?
ま、全て時計本体より高いバンドで、本末転倒ではありますが、これだけ変われば楽しく嬉しく思います。
(自分の周りは老眼ばかりなので、どうせ細かいところは皆見えません。「どや!実は安い時計やねん。」と自慢したくなります)

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最後に、各特徴を簡単に。

ALBA(ABPS137)は引き締まったデザインと24時間表示のインデックスの赤の差し色が魅力的。自分的には一番カッコよく好きな時計。

Q&Q(H30-001)は少し小ぶりなオーソドックスなスタイルとデザイン的なまとまりが素敵。ソーラーで電池交換不要。文字盤に貼られたソーラーセルも上品なアクセントになっています。この中では一番オールマイティに近い時計だと思う。
また、特筆したいのは風防の美しさ。皆アクリルの風防だけれど、他に比べ密度が違うのか透過率がよく拡散反射率が少ないように見え、クリア感が際立っている。歪みも少ない。ベベルカットのエッジもあって、ミネラルクリスタルにも引けを取らない美しさ。定価が一番高いだけのことはあると思う。

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中央がQ&Q、他の2機と比べ風防がダントツにキレイ!

CheapCasio(MRW-200H-1BV)は他に比べ無骨でタフな見栄えがいい。若い人にはこれかな。唯一DAY/DATEカレンダーもついて付加価値は高いと思う。

さてさて、皆さんはどれにしますか?「どれもいらん」って人の方が多いかもしれませんが、
僕は好きやなぁ、こういうの。

動画もね!

P.S.
先週 ALBA を買って思ったこと

安いからと言って子供のための腕時計を論ずるつもりはありません。
あくまで、大人として、社会人としてアプローチしてみたいと思います。今までに書いたことの繰り返しになるかもしれませんが。
僕は社会人として、常々手元と足元は大切だと思っています。どんなに上品でいいスーツを着ても靴が奇をてらったものなら台無しに感じます。
手元も袖口から覗く腕時計がハデハデだったり押し出しが強すぎたりすると人格さえ疑われると思うからです。某放送局の夜の人気報道番組のフレッシュで爽やかで好感が持てたキャスターが、いつのまにかちょっと売れた芸人も驚くようなデカハデ腕時計を巻いているのを見ると、「おお、頑張ってエエのん買おてんな。えらいえらい」とは思わず、「あほちゃうか」「こいつ、ちょっとおかしなったんちゃうか」という人格的評価に変わってしまします。どんなものを身につけようが本人の勝手と言えば勝手なのですが、手元は大切だと思うのです。

社会人としてはビジネスのどんなシーンにでも対応できる品があってきれいで、見た目自己主張の大きすぎない靴と時計は必ず持っていなければならない必須アイテムだと思います。
そういう条件のなかでも、自分が持っていて、人に見られて、恥ずかしくなく、自信を持って楽しめて、気分を高揚してくれる靴や腕時計を、背伸びせず自分の甲斐性の中で選んで身につけることが、自身の品格を磨くコツだと思っています。

自分が自分のビジネスと背丈に合った恥ずかしくない時計を持つことは必須です。

その上で、趣味や遊びでビジネスシーンから解放された自分を楽しみたい時、そのOFFの気分を高揚してくれるアイテムも必要です。
今回チープウォッチを取り上げていますが、これらの腕時計は腕時計として素材にしてもムーブメントにしても組み上げ精度にしても、どれをとっても底辺のレベルのもので、決して前述したような”まともな腕時計”に太刀打ち出来るようなではありません。(でも、決してオモチャでもありません。時計として立派に役目を果たしてくれます。)
だから、これらをビジネスにも常用する時計として扱ってはいけません。(但し、ファッション性重視や現場仕事の多いビジネスに就かれている方は別ですが。)あくまで自分を楽しませてくれるアイテムとして扱うべきだと思います。

ビジネスを離れて、たまに海へ山へのレジャーや旅行と言ったアウトドアを楽しむ時、それなりのラフな格好に着替え、家族・気の合った仲間と出かける時、安くて気楽で使えるチープウォッチは、持っていて損のないアイテムだと思うようになりました。
ダイビングでもフィールドでも、それなりの雰囲気を持った充分以上に”使える”ものがたくさんあります。
普通のサラリーマン、ビジネスマンがOFFを楽しむ時、決して高級なものは必要ではありません。高級なものはそういう職業のプロか、OFFでもステータスが気になる人がつければいいのです。
とにかく楽しめばエエ!安くて気楽に買えるチープウォッチ、おもしろいやん。
余った予算でバンドを変えたりして雰囲気を変えればなおさら楽しめるしね!

 

 

 

 

 

 

 

驚いた!¥3,000のALBA!

夏以来、今まで経験したこともないような乱れた天候が続いていたように思うけど、やっと落ち着いた秋の気配もただよい、ここ二日ほどは透けるように高い空と山が色づき馬も肥える気持ちのいい季節になったようやね。朝夕ちょっと寒いけど。
一昨日は月も未練な十三夜の月が澄み渡った夜空にとてもきれいでした。
北の国のミサイル連発、2週連続の大型台風と希に見るへんちょこりんな総選挙(ほんま、誰がこんなへんちょこりんな状況つくったんやろね?)なんかでなにかと大騒ぎでしたが、とりあえず身の周りには何事もなく、このまま落ち着いた秋から冬、正月を過ごせればええんやけどね。
総選挙といえば、自民圧勝で安定政権継続。それはいいけど、チョットでも早く好景気の実感をいただきたいものやと、零細企業の経営者として思うわけです。耐えてしのいで、これ以上の底はいらんで、と悲鳴をあげた時期は確かに過ぎたようには思うけど、最盛期ほどの好況感にはほど遠く、今でも耐えてしのんでる状況ではありますので、経済政策なんとかしてください。

話は長くなりましたが、時計の話です。

チープウォッチ、買ってみました。
とりあえず結果を見て! どぉ?

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バンドは、ハドリーローマMS851/black に付け替えています。

HRwbブログを遡ってみますと、欧州もんに負けない50千円クラスの時計探しが目的やったようやのに、どんどん下がっていって、最近は10千円クラスの時計探しになってる。いろんなシーンでも恥ずかしくなく、視認性良く実用目的を100%満たしてくれて、着けていてうれしい時計を探しているわけですから、値段が下がるというのはいいことで、10千円クラスでも不都合を感じないような時計があるということはすばらしいことやと思うのです。
未だに耐えしのんでいる自分としては安いことは好都合でもあります。
そこで、一度試してみようと、10千円よりずっと下クラスに挑戦です。

以前、孫にと思ってシチズンのQ&Qを買ったり、自転車に付けようと思ってチープカシオを買ったりしたことはありますが、特に印象は残っていません。
シチズン、カシオときたので今回はセイコーのアルバを試してみようと思い、ちょっと気になっていた「チタン製・200m防水」のミリタリーを買おうと思ったのですが(前からハミルトンのカーキフィールドと比べてみたくて)、アマゾンでアルバたちを見ていて見つけたのがこの時計です。
レビューの評価も結構高く、3千円でポイントも若干つくし、なによりなんとなくトレーサーやルミノックスを彷彿とさせる感じが目に止まって、衝動的にこっちを買ってしまったという次第です。
前者のアルバは7千円くらい。こっちのアルバは3千円。小遣いへらずにすむしね。

正直、値段が値段なので、以前のQ&Qやシープカシオ同様期待はしていなかったのです。どうせチープやろって。

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3千円でもちゃんと箱に入っています。右下は通常のNATOストラップとの長さの比較。

驚いたよ。ビックリした。なかなかエエやん。

確かにそらチープですわ。全部プラスチックやし、秒針も短いし一秒単位の運針動作も底辺のクオーツそのものやし、リューズも取って付けたような感じやし、NATOタイプのバンドも短いし、エトセトラ。
高級感なんてかけらもありません。当たり前ですが資産にもステータスにもなりません。
でも、カッコいい。大きさもちょっと小ぶりで僕にはちょうどいいし。ボディも回転ベゼルの太さでプラスチックの風防ガラスの縁がほぼ隠れていてプラスチック独特の安っぽい光り方が目立たないし、なにより視覚的にキュッと締まったデザインにとても好感が持てます。
ほんと、マイナーな予想を覆す驚きやったので、ちょっと詳しくコメントしたくなりました。

おおよその仕様は?

● リューズを除くケース幅は、41.4mm
● ラグからラグの全長は、45.6mm
● ベゼルの径は、39.5mm
● ダイヤルの径は、27.5mm
(アマゾンの仕様にはケース44mm×44mmとありますが、どこにも44mmは出てきません。
アマゾンの仕様を見て買う人がいれば注意してね。大きな時計ではありません。どちらかというと小ぶりです)
● 厚みは、11mm
● バンド幅は、20mm
● 重さは、本体22g!(軽い!)ナイロンベルトを入れても、34g(軽い!)
回転ベゼルは?
ちゃんと逆回転防止で、60クリックで実にカッチリしっかりしています。これも驚きです。
(以前買ったダイバー風Q&Qのベゼルは同じく逆回転防止やけど、おもちゃのように軽く頼りないものだったので。)
ただ、5分ごとに印字されているインデックスはプリントなので、たぶん使っている内に消えると思うし、回転のクリック音も安っぽいのは仕方ありません。
ルミは?
しっかり光ります。30千円クラス以上のセイコーダイバーと比べると少し継続時間が少ないくらいです。
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精度は?
安いとは言えセイコーのクオーツなので1ヶ月くらい時刻合わせしなくても大丈夫だと思います。しばらく試さないとわかりませんが。
秒針もダイヤルの秒インデックスを全周に渡ってきっちりと指しています。組立の精度がいいことを示していると思われます。
視認性は?
はい。文句ありません。老眼の僕でも裸眼できっちり時刻が読めます。
裏蓋は?
四隅をネジ止めするタイプです。電池交換は楽にできますね。ついでに、バネ棒とケースの隙間はこんなかんじ。普通に狭いものです。厚めのワンピースバンドは通らないかもしれません。
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そのほかは?
リューズの時刻合わせの回り方が軽すぎてたよりないし、強度的にも頻繁に操作しない方がいいかも、と思わせる頼りなさがあります。
風防のプラスチックは見た目は分かりませんが、うねっています。

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ブラインドの映り込みを撮ってみたらこんなふうになります。

バンドはしっかりとしたNATOタイプのものですが、短く、特に12時側が短いので腕に装着した時に美錠の位置が腕の中心に来ず、不快。これはいけません。

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上段がオリジナル。右上:美錠が腕の側面にきています。下段は通常のNATOの変えた場合。

外品のバンドに変更するのは必須かな?
NATOタイプなのでバンドの交換が簡単だろうと思ったら、ベルトの穴回りの補強の革が邪魔をしてバンドだけを抜き取ることはできません。結局バネ棒を外すことになります。ま、外品に交換してしまえば大丈夫ですが。
バネ棒は、ケースのラグに穴のあるタイプですから、針状のものを穴に押し込めば簡単にはずせます。

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NATOタイプ様々。よく似合うね。特に黒とカーキがいいかな。

革バンドで一気にレベルアップ

本来、NATOタイプやウレタンストラップが似合うし、この時計の本来の姿だと思いますが、チョット奢って、いい革バンドを装着すると一気に雰囲気が変わります。
いつものハドリーローマMS851の黒を付けてみました。
安物とは言わせません!といえるレベルになったと思います。(バンドの値段でこの時計が2本買えるという本末転倒状態ではありますが・・・・)
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結論は?

 

チープだと思ってしまえばそれまでですが、ぱっと見た目や遠目にはルミノックスやトレーサーと変わらんのやないかな。よっぽど目の肥えた人か目のいい人やないと。
それなりに装ってやればなおさらです。
充分楽しくうれしく遊びに、時には仕事に使える時計だと思います。
日付もないし、クオーツやから頻繁な時刻合わせもゼンマイ巻きもないし、なんの負担もなく、ほったらかしで、100m防水やし雨だあろうが嵐であろうが気を遣わず結構ハードに使ってもこわれそうにはないし。よしんばこわれてもあきらめのつく値段やし。
ほんと、見た目は立派なミリタリーで時計としての基本性能は十分以上やし。
僕は、エエんちゃうかなと思っています。
もう一個、色違いを買ってみよかな、と気楽に思える時計です。

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