SKX009をグレードアップ!ムーヴメントをNH36に入れ替え!

発端は、3年前に買ったSNK809のムーブメントを壊してしまった事。思えば風防を変えたり、針を変えたり、ケースを磨いたり、歩度調整のテストに使ったり・・好きなように部品を外しては付け、付けては外し、いじりたおしたことがいけなかったのでしょう。ついに止まってしまいました。
SNK809は大好きな時計の一つで、ただ壊れてしまったからとあきらめはつかず、新たに一本買おうと思ったことで一連の計画を始めます。

僕の好きな時計の中で、他にどうしても気になっていたことが一つあって、それはモディファイしたSKX009のカレンダーが白地であることで、黒地のネガ表示ならもっとカッコ良くなるんではないかなと思っていたことです。
今回SNK809が壊れたとなれば、黒地のカレンダーホイールが余ることになります。

そこで、
●SKX009のグレードアップ
SKX009のカレンダーを黒地にする。
カレンダーを変えるとなれば相当部品を外す作業が生まれるわけで、それならムーブメントも変えてしまおう。
ムーブメントは秒針停止・手巻きの可能なNH36ムーブメントにしてSKX009のグレードアップを図る。

●壊れたSNK809を甦らせる
苦労してグロスに磨き上げた(壊れた)SNK809のケースは放っておくには忍びないので、新たに購入するSNK809の中身だけを壊れたケースにもどして(壊れた)SNK809を甦らせる。

●余り物で新しい時計を組み上げる
新たにSKX007/009モディファイ用の文字盤と針を購入して、余った新らしいSNK809のケースに、同じく余ったSKX009の7S26ムーブメントを入れて新しい時計を組み上げる。
大好きなSKXと、SNKの合体です。

という3段階の計画です。

今回の内容は計画の第一段階、●SKX009のグレードアップです。

SKX009の7S26ムーブメントとNH36ムーブメントは大きさも構造的にもほぼ同じで、しかもNH36に装着されているスペーサーはSKX009のスペーサーと同じサイズです。
また、文字盤の干支足をはめ込む位置決めの穴はそのスペーサーに穿たれていますので、文字盤の装着も問題なしに行えます。
秒針停止と手巻きができない7S26からそれらを可能にするグレードアップには最適のムーブメントです。
いいことずくめのNH36ムーブメントですが、交換するにあたってクリアすべき大きな試練が2つあります。

Mov交換するためにクリアすべき事

1. ディホイール(以下曜車)の交換
秒針停止・手巻きの可能なNH36ムーブメントは、リューズ位置が3時位置に設定されています。
従って、ほぼ4時位置にリューズがあるSNK809や、SKX007/009にそのままセットすると、ムーブメントの傾き角度と曜車・日車の送り角の差で、特に曜車の表示に問題を生じます。カレンダー枠内で表示が傾きます。日車は誤差が少なく問題はありません。

Web
そこで、一般的には曜車のみリューズ4時位置用の曜車に変更する必要があります。
(一般的には元の7S26の曜車を新しいNH36の曜車と交換します。今回は曜車・日車の色を変えたいのでともに交換します)

2. SKX009のリューズ
ムーブメントが変わると言うことは当然巻き真も変わります。NH36の巻き真を(長さを合わせて)SKXのリューズに装着する必要があります。
通常リューズと巻き真はネジでフィットしています。巻き真がリューズの穴にねじ込まれていることが多いです。
しかしSKX009のものはそうではないらしく、巻き真を固定してリューズを回しても外れません。固定されているようです。
(正確に確認したわけではないので間違っているかもしれません・・)
兎に角分離出来ないので、NH36の巻き真をSKX009のリューズに付けることは困難です。

この二つの試練にどう対応しようかな?

一つ目は、時計の中身を少し分解しなければならない技術的な問題。
【これは根気よく丁寧に落ち着いて作業することで乗り越えようと思います】
二つ目は、僕の技術ではどうすることもできません。
【SKX007/009モディファイ用の巻き真がセットされたリューズが販売されていますので、これを使います】

では、始めます。

パーツ

壊れて分解したNNK809

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新しいNH36ムーブメント

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リューズと巻き真

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標準より少し大きめの、セイコーのスネーク「S」がレーザーで刻まれています。
「cryctaltime.net」で購入。

リューズを除いた今回必要なパーツ

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では、早速新しいNH36の曜車を外します

002曜車はムーブメント中心に飛び出た筒車にはめ込まれたCリング(止め座)で固定されています。
先の薄い精密ドライバーなどの工具でこじり持ち上げれば外れます。
ただし、外したはずみで飛ばしてしまうと・・・こんな小さな部品、老眼の僕には絶対探し出すことは不可能です。

003
で、ラップでカバーしながら作業しています。

 

 

 

 

止め座が外れれば、いわば置いてあるだけの曜車は簡単に外れます。

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日車を外します。

今回は日車も変えたいので、一歩踏み込んで日車押さえ(金属板)を外します。
ネジは4ヶ所。慎重に外します。

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日車押さえを取ると、日車も簡単に外すことができます。
007この辺まで外すと、ムーブメントの地板にそっと置かれているだけの小さな部品を見ることができます。
ほんと、位置を示す小さな穴や刻みにそっと置かれているだけのものがありますので、ズレるとたいへんです。慎重に!

交換する日車をセットします。

009日車の内側に刻まれた歯と日車ジャンパー(赤矢印)をかみ合わせて、ムーブメントとズレが無いように設置します。

日車押さえを置きます。

010ねじ穴を目安にそっと慎重に正確に置きます。見た目水平にならず上下に動くことがあればどこかの部品にズレがあると考えられます。キッチリ水平にぶれなく置くことが一番大切な事なんですね(当たり前やけどね)。

ネジをもどしてしっかり固定します。

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曜車をセットします。

012曜車ジャンパーに噛む曜車の歯は曜車裏側に固定されていますから、あまり気をつかわず、上下にぶれなくセット出来ればOKです。

止め座で曜車を固定します。

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止め座を中心に嵌めて、ピンセットの先などで押さえてやると、パチンと嵌まります。

さて、リューズを一段引き、前後に回して動作確認。

015曜車・日車ともパチンパチンと切りかわればOK。それ以外は動作不良。どこかのかみ合わせが悪いということでやり直し!になってしまいますので、組み上げは慎重に行わなければなりません。
(ちなみに写真2ヶ所の矢印は文字盤の干支足が挿入される穴です)

 

ほんとのことを言えば・・・、僕は2回もやり直しをしました。曜車日車を回す歯車やジャンパーが少しズレてかみ合っていなかったりするんやろうね。ほんまにむずかしい。

SKX009の文字盤を外して、NH36に付けます。

016セイコーのこのクラスの文字盤は干支足をスペーサーの穴に挿入してあるだけのもののようで、ドライバーで文字盤とスペーサーの隙間をこじれば外す(抜き取る?)ことができます。
小さなクランプやネジはないので、簡単ヤネ。

外した文字盤を、NH36に装着します。干支足の位置よりも、文字盤のカレンダー窓と、ムーブメントのリューズ位置の関係を目安にすると簡単にはめ込めます。

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これでほぼ終了。

あとは、針を付けて、ケースに納めるだけ。

完成です。

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最後に、このSKX009。2年位前かな、モディファイしたものなのですが、YouTubeに載せると、「これはSKX009ではない!良さが失われてしまっている!」などボロクソなコメントをもらったものです。
でも、僕は、サファイヤクリスタルの風防、コインエッジベゼル、ベゼルインサートはブルーのセラミック、この仕上がりに大満足しています。もともと大満足のこの時計に、「S」が刻まれたクラウン、ハッキング・ワインディング可能なムーブメントが加わったのですから、自分としてはもうこれ以上は無いわけで、年甲斐も無くウキウキしているこの頃です。
(実は今度、ブレスを、少し軽くて感覚的に安っぽく感じる標準のジュビリーからストラップコードのしっかりしたジュビリーに付け替えてみようと思っています。・・・もっとカッコ良くなるんとちゃうかぁ〜?と、とどまるところはないのかな?)

今回の一連の作業を動画にしています。

興味のある方は観てね。

 

さて、次の段階は壊れたSNK809のケースに新しいSNK809の中身を入れる。これは簡単ですね。入れ替えるだけだから。
そして、その次の段階、余り物で新しい時計を組み上げるのですが、これも作業の核心は(余った)SKX009用の中身をSNK809のケースに入れることです。
この場合、一番に問題になると思われるとリューズと巻き真ですが、ムーブメントが共通なので壊れたSNK809のものをそのまま利用できるので問題なし。だから簡単にできる。と、思って作業していると・・・・あれっ?ちょっとおかしい・・という事態になってしまいました。
このくだりは次回に記します。

HOMEMADE WATCH その後

関係ないけど桜の開花日のはなし

毎年3月のこの頃、日差しに暖かさを感じる頃になると、気になるのが桜の開花日です。
以前も書きましたが、2月1日からの日ごとの平均気温の和が400℃を超えるたら桜が開花するそうです。
そこで気象庁のページから大阪の平均気温の記録をとって、足りない部分は過去の平均値を入れて計算してみると、

sakura_kaika

大阪では3月17日となりました。
ちょっと早過ぎるかな?これでは入学式には葉桜になってしまってるよね。
ちなみに日本気象協会の予想は3月22日です。
早過ぎるというのは2月の気温が例年より高かったからですね。温暖化?異常気象?・・わかりません。
さて、3月17日。当たるかな?

昨日までは良い天気だったので春の桜の話をするにも気分が乗っていたのですが、今日はあいにくの天気で・・・。この辺でサクラの話はやめといて・・・

この場をお借りしてザ・デストロイヤーさんのはなし

そうそう、ザ・デストロイヤーさんが亡くなったとのニュースがありました。
もう40年以上も前の夏のことですが、フェリーに乗って友人2人と北海道へ2週間の車の旅に出ました。
たぶん網走から紋別へ向かう国道で、昼食に立ち寄ったドライブインの芝生の庭にザ・デストロイヤーがいて、大きな体でソフトクリームを食べていたのです。もちろんマスクのまま。
求めたサインにこころよく応えていただき、一緒にソフトクリームを食べて、しばらく伝わらず、かみ合わない会話をしたのを覚えています。
マスクからのぞくほほえみをたたえ本当にやさしそうな目元が今でも印象に残っています。
いいおじさんでした。
旅の途中、エンジントラブルで二日間をつぶしたり、進路指示不履行で反則切符を切られたり、普段はない台風で足止めをくらったり、さんざんなめにもあった旅の中で、最高の思い出をもらいました。
心からご冥福をお祈りします。

また、前振りが長くなってしまいましたが、

パーツを寄せ集めて作った時計のその後

これまで、歩度調整くらい出来ると思っていたのは大間違い。
あれはビギナーズラックやったんか?
ムーブメントをいじるのはやっぱり難しい。

去年の5月にムーブメントを(ミヨタまがいの中国製?)に替えた「寄せ集め自作ウォッチ」のその後です。

before

ムーブメント交換時の精度計測のとおり、非常に正確(日差+10〜-5秒位)に動いてはいたのだけれど、ある日偶然気付いたことがある。
腕に着けたまま手首を振ってローターを回すと、ほんの1秒ほど秒針が止まってしまう。すぐに再び動き出すんやけど、強めに時計を振ったり、チョットした衝撃を与えたら、必ず1秒ほど停止してしまうことに気付いてしもた。
理由も、原因も分かりません。
普通に生活してたら、多少激しく腕を振ることもあるので、一日に数秒は止まっているってこと、なんかな?
これに気付いてしまうと、これは気持ち悪い。腕を動かした時反射的に時計に目がいってしまう。あかん、気になる。
ということで、MADE IN JAPANのミヨタムーブメントを新たに購入し、改めて付け替えることにしました。

ついでに、文字盤と針も「見やすさ優先」で見栄えの違ったものにすることに。
仕上がりはこちら。

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「兎に角、見やすさ優先」の目標は達成したかな? なかなかエエね・・。と思っていました。
が、しかし、一日たって時刻を見ると、なんと、40分くらい進んでる。「なんや、これ?」ってなことです。

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確かに「MIYOTA」の彫り物があるし、間違いなくミヨタ製やと思うのですが、よく見直すと、「ANAJUSTED」の文字があるではありませんか。これって、未調整ってことやね。そうか。と納得。・・・いやいや、それにしてもすすみすぎやろ・・!

仕方なく、僕にとってはあの微妙で時間のかかる歩度調整をすることにしたんやけど、スマホアプリのタイムグラファーではまともな計測ができないような状態。

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目処になるものがないので、五里霧中にいじっている内に、たぶんイライラしてたんやろうね、ヒゲゼンマイを壊してしもた。しもたぁ・・・・、と思った時は後の祭り。折角買ったムーブメントはもう動いてはくれません。
(バランスホイール自体はパーツで購入できるので、いつの日かヒマと根気のある時に、バランスホイールの交換に挑戦してみようかな。)と、自分を慰めながら、もとの中華ムーブメントに再交換するはめになってしまいました。

ムーブメント自体をいじるのは難しいね。改めて実感した次第です。
と、時間とお金のかかった顛末の末、現在に至っています。

改めてこの寄せ集め時計を眺めてみて・・思いついたこと。

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インデックスが円形のマーカーの文字盤って、サブマリーナのように回転ベゼルのついたダイバーに多いタイプですが、こうやって普通のケースに入れてもなかなかカッコイイですよね。
もともと良好な視認性が求められるダイバーのために設計された文字盤だろうから、見やすいのは当たり前で、これがなにも飾りのないベゼルの中にあるのだから、なおさら視認性はいいし、ん〜カッコもいいし。
そこで、今度、大好きなセイコーファイブ、細腕にピッタリ小ぶりなSNK80xのケースにSKX00xの中身を入れたらカッコいいんじゃなかろうか?と思っています。
現在準備中。やってみたらまた報告しますね。

ORIENT Ray-Raven ハイドームサファイア装着!

ここ数日寒さが緩んだと思っていたら、昨日・今日はなんやろ?もはや桜の咲く気候ではありませんか。外出するにも上着無しでOKのような。実際昼間に車で外出したら、窓を開けていても心地いいくらいで・・。但し僕は花粉症があるので窓はなかなか開けられないのが残念です。
自転車に乗る時はダウンを着ているのですが、今日はいりません。ほんと、日替わりで何を着たらいいのか分からない変動の大きな気候です。雪に閉ざされる地方の方々には雪崩や落雪が心配です。くれぐれも気を付けてください。

話すことがない時は天気の話、などと言います。今日、話題がないのはさみしいので、チョット別の話題を。
最近見たテレビの番組で、「すき焼き」に関わる関東風・関西風の話題がありました。
割り下を使う関東風、砂糖と醤油だけで割り下を使わない関西風、それぞれのルーツなんかを解説していた番組ですが、その中の大阪での街頭インタビューで、複数の人が「すき焼きは親父が鍋奉行やった」と語っていたことが印象的でした。
僕が子どもの頃、日曜はほぼすき焼きと決まっていました。やはり、親父が作ります。
鍋にザラメはひきませんが、肉を炒めて大量の砂糖をかけ、とろっとしたところで肉を鍋半分に寄せ、タマネギとネギで壁を作ったあと豆腐や糸コンニャクを鍋にきれいにレイアウトして最後に醤油をかける。白菜は使いません。
極めて水分の少ないこってりとした甘いすき焼きの出来上がりです。卵で味を調えないと味が濃すぎて多くは食べられません。
こんなすき焼きを、ほぼ毎週日曜には食べていたのです。
僕は24歳の時、結婚と転勤で東京に出ましたので、それ以降はこのすき焼きとは疎遠になりましたが、親父と兄貴はず〜っとこの習慣を守っていました。そして、ふたりとも狭心症を患いました。
・・・たぶん原因は「こってりすき焼き」やね。

僕は今も同じ方法ですき焼きを作りますが、白菜をたっぷり入れて水分を出して、味控えめに作っています。
番組を見ながら思っていました。健康面から言えば、割り下がいいでしょうね。
でも、すき焼きの最初の一口。旨いよね〜。

すみません。しょうむない話でした。ごめんなさい。

さて、すき鍋を連想すると言えばそんな感じもする黒のダイバー、Ray-Ravenのフラットなミネラルの風防を、CRYSTATIMESのハイドーム型サファイヤクリスタルに交換してみます。
どんな見栄えになるかな?

CRYSTATIMES CT039

直径31mm、エッジ高2.7mm、ドーム高2.3mm、合計の高さ5mmというドームでもハイドーム型です。あきらかにこんもり盛り上がっています。
盛り上がっていますが、ダブルドームなので凸レンズのような見え方はしません。ほとんどの角度でとてもクリアな視界が確保されています。
無反射コーティング、グリーン着色を選択しました。
●CRYSTATIMESのページはこちら
https://crystaltimes.net

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ドームのこと

Ray-Ravenのベゼルは外側から内側に高くなる傾斜がついているタイプです。この傾斜とドームの盛り上がりの傾斜が一致していて、側面から見るととてもいい感じの一体感があります。
昔、クルマのデザインでフラッシュサーフェスというボディとウインドウの段差を極力なくした外観を持つクルマが初めて出た時(確か、いすゞのファーゴやったかな、1BOXのバンの)、その格好良さに驚いたものですが、おなじような感覚になります。
ベゼルから2.3mmも盛り上がっているので、不用意にぶつけたりする可能性はあります。多少注意は必要かもしれません。
ダブルドームなのでほぼどの角度から見ても歪みはありませんし、サファイアクリスタルの優れた透明感は、ミネラルクリスタルから交換してみると明らかに違いがわかります。

グリーンコーティングのこと

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ブルーや無着色も選択肢にはありましたが、グリーンを選択したのは、針とインデックスの蓄光の色がきれいな緑なのでいいかなと思っただけのことです。
実際、正面から光が当たると、エッジ部分に集まった光が風防外周を青緑〜緑に縁取りとてもきれいです。正解だったと思います。また、コーティングが内側だけなので、表から見て、白の反射光は緑を帯びますが、内側の文字盤に緑が邪魔をすることはありません。無反射であることもあって素晴らしくクリアな視界が保たれています。

まとめると

ミネラルクリスタルからサファイアクリスタルに変更する価値は、実際には”やってみなければわからない”程度の差かもしれませんが、硬さや、透明感はやはり優れていると感じます。
ドームにするか、フラットにするか、ドームでもレンズのようなシングルドームか歪みのないダブルドームか、好みは分かれると思いますが、いずれのものを選んでも交換する価値はあると思います。

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左はドーム高1mm、シングルドームのCT020を装着したマコ。右は今回のドーム高2.3mm、ダブルドームのCT039装着のレイレイブン

今回のRay-Ravenは精悍でまとまりのある時計ですが、どちらかというとスポーティでカジュアルな時計です。
サファイアを装着したから高級感が増した、というような種類の時計ではありません。
実際、交換してみても高級感が増したというような印象はありません。
ただし、格好良さはより増したと確信しています。

ちなみに、一万円前後で買えるセイコーファイブのドレスウォッチなどは、標準の風防をサファイヤに変えると、「高級感」を語ってみたくなるような変化を見せます。高級感の増減の印象は対象の時計次第かもしれません。

最後に、今回の費用は、使わなかったガスケット代を含め6,700円。高いけど、よかったか?わるかったか?と問われたら、迷いなく良かったと答えます。

動画あります!

今回は久しぶりの風防交換作業だったので、改めて交換手順を入れています。ぜひ見て下さい。

P.S.
そうそう、またすき焼きの話やけど、晩ご飯にすき焼きを食べる時は白ご飯が合いますね。で、残った鍋をそのまま冷蔵庫で保管して、翌日の昼、その鍋に冷やご飯を混ぜ込んで温めて、僕らは「すき焼きご飯」と言ってたけど、これが子どもの僕には大のごちそうやったのを覚えてます。
あかん、すき焼きが頭からはなれへん。
今日は早く帰れそうやし、肉買って帰ろかな。

『モナド』〜なんでもない工作の話〜

 

『ゼノブレイド』なるゲームの中で主人公シュルクが持っている剣だそう。
なんかよくわからんけど、孫が夢中で。
一昨年の夏に頼まれて、プラスチックの骨に粘土を重ねて全長40cm位のモナドを作ってやったことがあったんやけど、なんせ粘土やから、遊んでいる内にそこいらじゅう欠けて砕けて、さんざんになったらしい。
そこで、もっとちゃんとした「ほんまもんみたいなやつ」が欲しいと言われて、ちょうど仕事で製作したパネルの余りの板があるからなんとかできるやろう・・というええかげんな思いつきで、「ヨッシャ、じいちゃんが作ったる!」って軽く言ってしまった。板があるだけで作り方のアイデアもなんにもなしに軽く引き受けてしまったけど、孫は本気。こうなったらなんとかせなあかん。

そこで、ネットで調べたモナドの画像を元に、図面(というか板を切り抜くアタリ)制作。
今度の「ほんまもんみたいなやつ」は、孫の身長からして全長60cmはいるやろうし、ほんまもんみたいということで、光らせてもやりたいし、材料は厚さ6mmの柔らかい合板しかないし、などなど条件から、強度や電装部材の装着方法など考慮して、本来の形とは若干違うけれど、見た目ほぼモナドになるように・・。
厚み6mmの合板を3枚重ねで18mmの厚さを確保して、電池やLEDテープが収まりやすいように・・。
くらいの基本的な構想で、かんたんな図面製作。

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あとは作りながらやっていこう。

黒の図面を2枚、合板に貼って切り抜き、外側の部材を2枚つくる。
(但し1枚は中央の四角の窓のみ切り抜かない)
赤の図面を1枚、同様に切り抜き内の部材を1枚つくる。
赤の部材の両面に黒の部材を貼り付けて、3枚重で厚みのあるモナドにする。
中央の四角の窓は電池ボックスを置くつもり。

さてさて、柔らかい合板とは言え、形に切り抜くって難しいね。糸鋸、カッター、ヤスリを駆使しても大工さんのようには上手くいかず、四苦八苦・・。でも、雑で粗いとは言えなんとか形にして、角や刃の部分をそれらしくヤスリで削いで・・。
下塗りの白を塗って、一日おいて赤を塗って、一日おいて、2000円で買ったLEDテープを貼って、
『発動?』する円形のくり抜き部分にアクリルの板を貼って、「機」って書いて(これが重要らしい)・・。

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ほんとはもっと上手にペイントしたり、できれば彫刻したりしたかったけど、時間もないし、ちょっと形は違うけど全長60cmは結構迫力のある似非モナドの完成です。
LEDを点灯すると、さまざまな光り方のパターンで予想以上に上手くいったようです。

 

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撮影場所は事務所のトイレ。失礼しました。

お披露目した夜は孫も大興奮!大事に抱いて寝たようです。
ちょっと面目躍如の一夜でした。
苦労した甲斐はあったかな。その後、仮面ライダーのオモチャより大事にしてくれているようで、なんとなくうれしいね・・。

ORIENT RAY RAVEN

「死んだのですか?」というコメントをもらいました。
生きてます。「悪いやつほど長生きする」「憎まれっ子世にはばかる」とか。自分が悪いやつだとか憎まれっ子だとかの自覚はありませんが、なかなか死ねません。
他にも心配してコメントをお寄せいただいた方々もいらっしゃって、うれしく思うと同時にご無沙汰をお詫びしたいと思います。

このブログを始めた頃、「若い人が腕時計をしない」を話題にしたことがありましたが、最近スマートウォッチを腕にしている若者をよく見かけるようになりました。フェイスがデジタル表示の多機能なものだけでなく機械式の時計と組み合わされたものも見かけるようになりました。腕時計という習慣においていいことだと思います。
僕もApple Watchが出たときには興味津々で、アップルストアまで見に行き「おもしろい」と思ったのですが、実は眼鏡をかけないと画面が読み取れないのです。老眼が進んでいて。
最近のものは興味深い機能も多くて便利だろうなと思うのですが、裸眼では見えません。
ということで、自分の中では、結局、腕時計は時刻がわかればええんや、という原点に戻ってしまいます。
ま、だれか老眼の目にあわせたスマートウォッチを考えてくれ!と言っても、僕の目で見えるディスプレイを想像すると、ドデカい腕時計になるだろうからスマートじゃないやろね。

で、久しぶりに時計の話題で再開します。
オリエントの「Ray Raven」です。

精悍な黒。抜群の視認性。

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以前から黒い時計が欲しかったのと、なにより視認性です。キッパリ黒と白。兎に角見やすい。老眼のぼくでも昼夜を問わず裸眼で時刻を読むことができます。
もう一つの購入理由は大きさ。全長47mm、幅42mmをきった大きさは僕の170mmの腕にはピッタリ(上限ですが)だからです。

まずはスペック。

rayRayven_scale

【スペック(寸法は実測)】
a:47mm / b:41.7mm / c:31.5mm / d:— / e:45mm / f:約2mm* / g:6mm / 厚さ:13mm
本体のみ重量 :79g
メタルベルト重量 :73g(4コマ落とし状態)
写真の手首幅 : 55mm
*f はバネ棒通しの穴の中心からボディまでの隙間
●ムーブメント :F6922 / パワーリザーブ :約40時間
●ケース :ステンレス(黒)、側面=2次元曲面、ラグ上面=つや消し、側面=グロス、ベゼルエッジ=グロス(黒)
●風防 :ミネラルクリスタル(フラット)
●防水 :200m / ●リューズ :ねじ込み / ●裏蓋 :ねじ込み
●カレンダー :3時位置DAY/DATE
●蓄光 :略字・時・分針と秒針マーカー・ベゼル0位置マーカー
●ダイアル色 :ブラックつや消し
●ベゼル :逆回転防止、色=ブブラック、120クリック
●ベルト :ステンレス、ダブルロック付き三つ折れクラスプ、バンド調整=ピン式、バンド幅=22mm

たぶん、MAKOと同じケースだと思うのですが、幅(b)がMAKOの記事では41mmにしていましたが今回の計測では41.7mmでした。MAKOの計り間違いでした。

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光線の加減で濃いグレーメタリックに見えます。

全体の印象は?

販売者の商品説明にも本体の色は黒とありますが、ガンメタ(イオンプレートかな?)です。とても精悍に黒光りしています。
ダイアルは円形の略字にグロスの黒縁に白の時分針が目に飛び込む文句のない視認性を持ちます。
カレンダーも全体の雰囲気を崩さない黒地に白文字で好感がもてます。
ベゼルの文字はMAKOより幅広のゴシック体でより精悍さを演出しているようです。
ひとことで言うと「カッコいい」でしょうか。
ただし、MAKOには感じる上品な雰囲気は薄いので、ビジネスに常用とはいかないかも。(あくまで一般論です)

時計としては?

(少ない?)経験上ですが、F6922ムーブメントは、22石・21,600振動。信頼できるムーブメントだと感じています。精度も、-5〜+10秒/日位(メーカースペックでは -15〜+15秒)。上等ですね。
自動巻きで、手巻き・秒針停止機能付き、パワーリザーブ40時間。この価格帯では申し分の無いものだと思います。

他には?

ベルトはステンレスのガンメタ、マットとグロスのコンビの処理がされています。エンドピースなど無垢ではないのですが、コマ継ぎは割ピン方式で厚さも薄すぎず、留め具の精度も文句はありません。普通に扱いやすく安っぽさのない金属ベルトです。
リューズはねじ込み式ですが、ねじ込む感触もひっかかりなくスムーズで、特にいいということはありませんが問題はありません。
秒分針はダイアルの秒インデックスの1mmほど内側まで届く視覚的にもいい長さで、針が短い不安定感や安っぽさもありません。
裏蓋もねじ込みで、イルカが二頭泳いでいます。ま、こんなもんです。
ルミはバッチリ光ます。ただし実用的には10分強かな?

 

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ベルトを交換してみると・・

革ベルトも、NATOストラップも、似合います。シーンに合わせて楽しめます。

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総括すると・・

定価435ドル、国内通販では2万〜3万円位(よく探せば2万円以下でも・・)かな?オリエントのダイバーでは入門編のベーシックな位置づけの時計ですが、見た目も、機能的にも、品質的にも全く不足のないいい時計だと思います。
黒の精悍さが欲しい人、ちょっとワイルドにいきたいと思っている人、それに老眼の人には絶対お薦めできる時計です。
なんといっても値段がリーズナブルでコストパフォーマンスは高い!って言い切れる時計だと思います。

動画も見てね!

 

P.S.

この半年間、本業の業績が思わしくなく、時間を作る余裕がなかったのです。
人間、余裕がなくなると焦ってヘマをする。ヘマを愚痴って失敗を人のせいにする。口をつくのは文句ばかり。という悪循環に陥ります。
「貧乏神のとりつくところは愚痴と文句」とよく言いますが、そのとおりで、自分も若干その悪循環に陥っていたようです。
悪循環を断ち切るには遊ぶこと、楽しむことですね!
さて、今からは、また趣味に遊びに仕事に、楽しさを忘れずやっていきたいと思っています。
このRaven、今度いつもどおりに風防をミネラルからサファイアに交換して見栄えをもっと良くしてみます!

普段使わない時計をオークションに出してみました。

 

もう4年くらいになるのだろうか、腕時計が好きになって、ネットを検索しては気になった時計を小遣い許す限り買って、気が付いたら30本を超えていて・・。
孫が言うとおり腕は一本しかなく、長く使わない時計もあって、これでは時計もかわいそう、使ってくれる人がいるならということで、今回は使用頻度の低い3本を選んでヤフーオークションに出品してみました。
ま、資産価値のあるような代物はないのですが、少し色気も出してクォーツのグランドセイコーも出しています。
ダイバーの2点は、ブログにも書いていますが、僕の腕には少し大きくて、つい他の時計を使ってしまうことになって普段の使用率が低いのです。いい時計なのに、置いておくだけではもったいない、時計に申し訳ないという思いもあってのことです。

このブログを読んで戴いている方に買っていただければ最高なのですが・・。

出品は、
● GS SBGX063
● Steinhart Ocean One Black
● Seiko SRP789 TURTLE(風防をサファイヤクリスタルに変えたMOD品)
の3点です。

興味のある方はぜひ覗いて見てください。

GS SBGX063

wp_GSオマケの革バンドはセイコー製のGS美錠付き、本物のワニ皮です。

オークションのページ
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c667498211

ブログの記事はありません。

Steinhart Ocean One Black

wp_oceanone

オークションのページ
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c666811784

この時計のブログのページ

Seiko SRP789 TURTLE

wp_turtle

オークションのページ
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s594979375

この時計のブログのページ

このSeiko SRP789 TURTLEは、モディファイ品です。
僕は時計をいじるのが好きだし、この辺以下の価格帯の時計のパーツを少し高級なものに変えたら時計の価値も変わると心から思っているのですが、他の人にはどう映るのか分からないところがあって、もし、この時計が防水機能が失われている(であろう)にも関わらず、目論見どおり買ってくれる人がいたら、僕の価値観もチョット正当性を持つのではないかと・・。
実験的な意味もあります。

結果の如何に関わらず、また報告を兼ねてブログを書きたいと思っています。

p.s.

それにしても、暑いね。猛暑?烈暑?激暑? なんていうんか知らんけど、殺人的ではあります。
昨日、僕の事務所も、巨大な積乱雲の真下になって、強烈な雨・風、そして空気を裂くように鳴り続ける雷で、人生で初めて気象変化で怖い思いをしました。ほんの1時間くらいのものでこれですから、先日の豪雨災害を被られた方々の恐怖は大変なものだと思う次第です。
西日本豪雨の被災者の方々、ボランティアの皆さん、ご不自由もありましょうが、何卒水分補給、日影での休憩などに気を配って、体をこわさないよう、心からお祈っています。がんばってください!

真夏のストラップ

いやー、惜しかったね。サッカー日本代表。ベルギーがさすがの実力なのかもしれないけど、午前4時過ぎには8強をほとんど確信的に期待させてくれた戦いぶりに感激です。頑張ったね!ありがとう!
でも、結局3時間ほどしか寝ていない僕は少々寝不足気味で、しんどいけどね。

さて、しばらくサボっていた腕時計の話です。
ここ一週間ほどで急に真夏がやってきたようで、「暑い」というより「酷暑」の毎日です。今日7月3日ですが、きっと明日くらいには一斉にセミが鳴き出すのではないかと思っています。去年は7月10日でした。
子供の頃から大好きだったうるさくセミの鳴く夏です。
深く青い空に白い入道雲の白、強烈な日差しに海の群青、山を覆う木々の深緑、そして木漏れ日の地面にくっきりとした影の黒。
強いコントラストに溢れる夏の色彩が、ワクワクと夏休みを待った子供の頃の高揚感を今でも蘇らせてくれて、心だけでも若返った気持ちになります。(実際には体は昨今の夏の暑さに悲鳴をあげますが・・・)

余談ですが、僕は夏の海岸線の道路を、エアコンつけずに窓を全開で潮の香りを感じながら車を走らせるのが大好きです。
汗と潮風でベトっとする肌を窓から入る風で乾かすのが大好きなのです。同乗者は嫌がりますけどね・・・。《・・長々とゆうてんと、そろそろ本題やで・・》
そんな気持ちになるので、この時期は室内に閉じこもらず、海山へ遊びに行きたくなります。
暑い夏に海山へ出かける!となると、手元の腕時計も衣替え!しなければなりません。

腕時計の衣替え

夏、暑い、汗をかく、水に触れることが多い・・ということになりますので、
当然腕時計は水に濡れても気にすることなく、遊び心を盛り上げてくれるような衣替えをしたいと思うものです。
梅雨に入ってからはじめじめ湿気も多いので革バンドよりは金属ブレスの方がいいかなと思い、写真のSKX009(ベゼル:コインエッジ、インサート:セラミック、風防:ダブルドームサファイヤです)にタイコノートのブレスを常用しています。

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急な豪雨や、なんと予想だにしていなかった大きな地震までありましたので、水に強く、ちょっとタフそうなこの時計は役に立ってくれました。《何の役に立ったんかようわからんけど・・》
これからの本格的な夏にも活躍してくれると思います。
仕事の時は、革バンドのセイコーファイブSNK803。この革バンドについては後述します。

この2点に加えて、手元の夏によく使う腕時計を衣替えしてみました。

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ステンレスベルト? NATOストラップ?

夏はやっぱり水対策の金属ブレスと、遊び心のNATOストラップかな。ということで6点の衣替えです。
まずは定番ドレスウォッチ。最近のニューカマー・セイコーファイブSNKL15(右)に金属メッシュベルト、セイコーメカニカルSARB035(左)にネイビー/白のNATOストラップ。実はこの組み合わせのSARB035は数年前から大好きな組み合わせです。

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次ぎにクラシックタイプのドレス。スーツ姿に大人のバーが似合うセイコーメカニカルSARB065(右)をベージュ/ネイビーのNATOストラップでカジュアルに!これがなんと期待はずれに似合うのです。
そしてグレーダイヤルのオリエントバンビーノSER2400KA0(左)には薄いグレーのNATOストラップ。これは仕事でも使えます。

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少し気分を変えたい時にミリタリースタイル。ハミルトンカーキフィールド38mmにカーキのNATOストラップ。ジーンズでフィールドに出る時には実によく似合います。最後は大好きなセイコーファイブSNK8xxシリーズの黒ダイヤルSNK809にエンジニアタイプの金属ブレス。これは夏だからということでもなく、雨ニモマケズ風ニモマケズ、タフによく働いてくれます。

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以上、これで今年の夏は仕事も遊びも万全かな?

NATOタイプのストラップで思うこと

正直、腕元がかさばるので長袖を着る冬の間はほとんど使いません。でも、夏になって薄着で身軽に遊びに出るような時にはピッタリだと思うのです。安くていろんな色を持てるし、軽いし、装着感もいいし、付け替えも楽だし、仮に汚しても洗濯できるし。なにより遊び心をくすぐってくれるし。普段使っている時計がこんなに表情を変えるのは驚きでもあるし、ほんとに素晴らしいアイテムだと思います。ただし、半袖の腕でも堅苦しい仕事には不向きかな?

金属ブレスに思うこと

冒頭で紹介したSKX009にタイコノートの無垢のステンレスベルト。たしかにSKX標準の巻き板ステンレスベルトより高級感があるしかっこいいんだけれど、重い。とても重い。計ると166gあります。
上の写真にあるSNK809に巻き板のエンジニアタイプブレスの組み合わせは93g
オリエントバンビーノにNATOストラップの組み合わせは64g
ね、どれほど重いか分かりますよね。
市販されている高級な無垢ステンレスブレスのダイバーウォッチは170g前後が普通なので、この重みこそ高級感と言う人もいますが、筋骨隆々の若者ならいざしらず、骨張った細腕の華奢な体型には、腕を動かしたり、自転車やバイクにでも乗ろうものなら手首をハンマーでたたかれているようなものです。
腕を鍛えようとしている人は別にして普通の人の腕の健康の為にはもう少し軽い方がいいかな。と思えば、ダイバーにウレタンバンドやNATOストラップは実に賢明な選択かもしれません。

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ステンレスバンドの重さ

参考までに、ステンレスバンドの重さの比較です。左2点は手首17cmに合わせてあります。
(左)タイコノートの20mm無垢ステンレス/(中)SKX009標準の22mm巻き板式ステンレス。/(右)手元にある中で一番軽いチープカシオ。
無垢のステンレスなら、ベルトだけでチープカシオ全体の倍もあるんですね!

最後に夏に不向きな革バンドのこと

水に弱い、暑苦しい、汗をかくと臭くなる・・などなど、夏には敬遠されがちな革バンドですが、最近の革バンドにはほとんど耐水加工(WATER RESISTANTの表示がある)が施されていますから、水に弱いとは言えないし、清潔に固絞りで水拭きしてやるとか手入れさえしてやれば臭くもならないし、本当は気にすることはないのですが、逆に少し気になるから(布拭き程度でも)手入れをすることで清潔を保つことができるとも言えます。
むしろ、手入れをせず使いっぱなしで夏を過ごしたステンレスブレスの方が、パーツの継ぎ目や本体との接合部に汗や脂やホコリがこびりついて気づかぬ間に酷く不潔な状態になってしまうものです。ブラッシングしながら水洗いとか、あれば超音波洗浄機での洗浄とかが必須ですが、そんなメンテ、している人の方が少ないのではないかと思います。

冒頭で後述すると言ったSNK803に付けているバンドはハドリーローマMS-784(オイルタンレザー・ブラウン)は、耐水加工よりも強力な防水加工(WATER PROOF)が施されています。少しの水没なら水から引き上げた状態で水をはじいて何の影響もありません。

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水深20cm水没20分後の様子
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ティッシュで軽く水気を取り、10分後

数分以上水没しても多少の水を吸いますが、10分もすれば元の状態になります。長期間使い込めば防水性能も劣化するとは想像できますが、夏でも革バンドを外せない方には最適の革バンドです。
こんな革バンドもあるのです。

HRwb

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またまた余談です。水没写真のSNK803。ケースをグロスに磨いたり、風防を変えたり、時分針を変えたり、風防を外したり付けたり、そのたびにケースを開けたり閉めたり、いじりまくっているのですが、この程度の水没にはビクともしません。元の製品性能は3気圧防水(日常生活防水)です。「防水」を謳う性能で、3気圧と言えば雨粒や洗面時の水はねくらいには耐える程度と言われる最下位の性能。たよりないものですが、2〜30cmの水深なら数十分水没しても大丈夫。基本設計がいいのでしょうね。海外製とは言えさすがセイコーだと思います。

さ、理屈っぽいことはおいといて、ストラップで夏を楽しく過ごしたいですね!

p.s.
事務所のベランダでピーヒョロピーピー聞き慣れない鳥の声がするので覗いてみると・・こんな鳥が・・

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調べるとイソヒヨドリです。名の通り本来海辺に生息する鳥の様です。
事務所は大阪の東の端、海までは20kmの生駒山の麓なのになんでこんなところにいるんやろうね。
ま、わからんけど、磯の便りをここまで持ってきてくれたんかね?
あ〜海行きたい。とはいえ、釣りも、サーフィンも、ヨットも海の遊びはな〜んにも出来ないくせに、
海、行きたいんやね。

 

 

セイコー5 SNKL15、風防交換でさらにランクアップ!

第三章 D.I.Y セイコー5に高級時計定番のサファイヤクリスタルを投入!

楽しみ方 =第三章= は、風防交換。

この時計の良さ・個性を保ったままランクアップするのはここが最終段階かな?
標準のミネラルクリスタル(ハードレックス)の風防を、腕時計高級品には欠かせないサファイヤクリスタルの風防に交換してみます。
(交換方法は過去のブログにありますので参考にして下さい。)

IMGP4913サファイヤクリスタルは”CRYSTALTIMEShttps://crystaltimes.net/ から買った
品番:CT063LD $34.95
低めのダブルドーム、ARコーティング、グリーン着色のサファイヤクリスタルです。
直径:30mm、
厚さ:1.8mm〜0.8mmのドーム状、
エッジ 1mm。

 

交換前と、交換後の比較

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同じような角度で撮っています。上が交換前、下が交換後。
フラットな交換前と、ドーム状の交換後では光の反射が違うのがわかります。全体に反射する交換前に対して交換後の反射光は収束しています。また、此の角度では特によく分かりますが交換後の方が透明感がキリッとメリハリのあるものになっていますね。

普通に見るとそんなに変わらない?

この角度ではどうかな?

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正直、交換前と違いは分かりません。
クリスタルを替えたからと言って、時計自体がひっくり返るほど変貌するわけではないので、こんなものかな?
でも、人間が感じる「雰囲気」っていうのは不思議なものです。
目はそのままの実像を細部まで多くの情報としてとらえますが、人間の脳は、得た多くの情報にふるいをかけて再解釈して「見た目」として理解します。ふるい落とされた情報は「見た目」には反映されていません。
では、ふるい落とされた情報は? 決して消えるものではなく潜在的に「見た目」を補足して「雰囲気」として感じさせるものだと思います。

例えば、素材が悪く雑な造りのものにいくらキレイに見せる装飾をしても、評価としての雰囲気はマイナスに感じるし、
なんの飾りもなくても素材が良くフィニッシュの効いた造りのものなら、評価としての雰囲気はプラス方向を向きます。
低級品と高級品の違いもそんなところにあると思います。

セイコー5はちょうどこの中間(よりチョット下?)にあると思っています。
上へ行こうか下へ行こうか・・たよりなく漂っている状態。そこにバンドでも風防でも、少しでも素材が良く細部までフィニッシュの効いた良い造りのものに替えてやれば、たとえ「見た目」に変わりはなくても、感じる雰囲気は上へ向くしかないですよね。
風防の交換で雰囲気は明らかに向上します。

買ったそのままの状態で使うのも良し・・・ですが、手入れを怠るとすぐに下に行ってしまうのかもしれないので注意が必要です。
下の写真

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SNKL15のベゼルです。ハイライト部分は普段の豊かな光量の中では右の様に見えます。問題ありませんね。
でも、光を変えて詳しく見ると左のようにも見えます。ムラや粗さが少なからず確認出来ます。鏡面にキレがありません。これがSNKL15のケースの実態です。さほど丁寧に磨き上げられていないということです。
「見た目」の状態では、こんな些細なムラの情報はふるいにかけられます。しかし潜在意識下の情報としては持っているので繊細な人はマイナスの「雰囲気」として感じてしまうでしょう。SEIKO-5が決して「高級品と匹敵する」にはならない由縁かもしれません。
ただ、SNKL15の場合、キレイに手入れさえしてやれば、このようなマイナスの情報が「雰囲気」の中に顕在化することは無いくらいのレベルで作り込まれていると感じます。普段手入れさえしてやれば問題はないことです。

“理屈っぽいのう!何ゆうてるかわからへん。要は何が言いたいんや?”
見た目にさほど大きな違いはないけど、ワンランク上の雰囲気は身に纏ったということ。オーラみたいなもんかな? ビデオで確認してね!

細かいことはさておき、結果は上々

さて、上へ行こうか下へ行こうかたよりなく迷っているSNKL15に、背中を押すように高級なサファイヤクリスタルの風防と、上質な革バンドが加わりました。
サファイヤクリスタルのキレのある透明感と、ほのかなグリーン、また反射光を和らげ側面からでもクリアに視認性を高めるダブルドームの形状を持つ風防は、SNKL15の雰囲気を格段にプラス方向に引き上げていると感じます。上々です。

側面からの視認性

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直接の反射光が無い限りキレキレのメリハリの効いた透明感です。

ドームの穏やかな表情

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高さ1mmのドームですが、わずかな曲面が和らいだ雰囲気を醸します。

表情を華やげるほのかなグリーン

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白色のLEDの照明はほんのりグリーンに反射します。

機械式腕時計としては極めて安い7,000円強で買った時計ですが、バンド(約6,000円)、風防(約4,000円)の費用を合わせると、結局17,000円くらいの価値になります。
結果的に僕が今感じている雰囲気的な価値で言えば、30,000円クラスあるいはそれ以上。
100,000円以上の時計と比べても、実際に並べてよく見なければ、雰囲気的には変わるものはありませんし、僕としては丁度いいサイズ感で好ましく思えます。

2段階のランクアップで・・

買ったまま手入れしながらキレイに使う ➡ バンドを替えてランクアップ ➡ 風防まで替えてさらにランクアップ。
ランクアップと書いていますが、実際、段階毎にランクアップを実感できます。
三年くらいかけて、ゆっくりこのステップを踏めば、堪能できるやろうね!
本来の腕時計の楽しみ方とはちょっと違うかもしれないけど、セイコー5だからこそできる、満足感を段階的に与えてくれる腕時計のもう一つの楽しみ方ではあると思います。

セイコー5 SNKL15、バンドを替えて楽しもう!

第二章 D.I.Y セイコー5は革バンドでカッコよく!

楽しみ方 =第二章= は、チープだと言われるメタルバンドを革バンドに替えます。

セイコー5スポーツ以外のセイコー5は種類を問わず標準のメタルバンドやキャンバスストラップを少し上質な革バンドに替えるだけで圧倒的にカッコ良くなります。
今回は4〜6千円クラスの牛革、型押しのバンド、黒・焦げ茶・茶色を試してみようと思います。

革バンドに交換!

交換方法は、下のビデオの後半にあります。板バネ式のメタルバンドの弓カンは結構外しにくいものもあるのでビデオを参考にして下さい。コツは、細めの鋭いバネ棒はずし工具を持つことと、バネ棒の片側を押し込んだら、弓カンを時計の表方向から裏方向にずらして外すことです。方向を間違えると多分はずれません。慣れれば意外と簡単です。

とりあえず、三本の結果は? こんな感じ。

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オイルタンの黒バンド。オールマイティですね。
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アリゲータ型押しの焦げ茶のバンド。ドレスウォッチの定番やね。
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白スティッチの効いたシャークスキン型押し。色はtan。スポーティー。

革バンドも、内側にクッションを挟んで表と裏を縁で縫い合わせたドレッシーなタイプから、縁を断ち切ったような加工や、縫い目の糸色を変えてスティッチを強調したスポーティーなもの、
また、牛革に鰐やシャーク、トカゲ、蛇などの革に模したエンボスを施したものなど多種類あります。
牛革以外の本物の革は希少なので高価になりますが、牛革のエンボスは見栄えも良く比較的安価なので、2・3本持てば一つの時計でいろいろなシチュエーションを楽しむことができます。

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先回、メタルバンドの調整をして、そのままでも充分使えるドレスウォッチだと評価していたSNKL15。
今回は革バンドに交換、これで一気にワンランク上の上品で上質なドレスウォッチに変身したと僕は思っています。
セイコー5を買ったなら、革の替えバンドを最低でも2本持てばセイコー5はその本来のカッコ良さ、本領を存分に発揮してくれるとあらためて実感しています。

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次は、少しハードルは高くなりますが、風防をサファイヤクリスタルに変更します。
標準のミネラルクリスタル(ハードレックス)でも充分なのですが、浅い角度でのボーっとした反射などが、メリハリの効いたスカッとクリアな見栄えになるはずです。
ただのセイコーファイブかぁ・・」とは言わせないレベルにできるかな?

今回のバンドは
HADLEY ROMA / MS-784 Black 18mm
オイルタンレザーの非常に腕に馴染みやすいお薦めの革バンド。
HADLEY ROMA / MS-836 DarkBrown 18mm
ドレスウォッチの定番。アリゲータ型押し・セミグロスのやや光沢ある上品な造りの革バンド。
HADLEY ROMA / MS-906 Tan 18mm
シャークスキン型押し、白スティッチの効いたオシャレな革バンド
どれも、以下で購入できます。ぜひ覗いてみてください。

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それにしても、大谷君。すごいね。完全無欠、非の打ち所がないとはこういうことか?
僕は、子供の頃、月間の漫画雑誌に連載の野球漫画の発売日が待ち遠しいあのワクワクと期待感に溢れた気持ちで、ネットのニュースと夜のスポーツニュースを楽しみにしています。
いや、今、唯一の楽しみかもしれんね。最近ろくなニュースないもんね。国内も、国際も。
夜のニュースなんか、昼のワイドショーと変わらんくらい、事実よりもなんかようわからん憶測と疑惑と推測コメントばっかり。うんざりやね。殺人や傷害事件から政治、国際ニュースまで、なんか本質忘れたようなズレた違和感があるのは僕だけやろうか?
ほんま、阪神も弱いし。藤波!どおしてんねん?
ま、その中で、大谷君。僕は君に感謝しています。

セイコー5を楽しもう!Enjoy! SEIKO-5 SNKL15K1 コスパ最良のドレスウォッチ

第一章 D.I.Y バンドの長さを調節

楽しみ方 =第一章= はとりあえず、バンドの長さの調整です。
腕に合った長さにするのは当たり前の第一歩ですからね。
バンド調整が分からなくて、通販で安く買えると分かっていてもためらう人が多いのでは?
ビデオでは “SNKL15” の概要と、板バネ式金属バンドの調整方法を紹介しています。
参考にして下さい。

バンドの長さを調整して腕に合わせ使えるようになりました。

さて、”SNKL15”を詳しく見ていきましよう。

サイズは以下の通りです。

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幅38mm、全長45mm、厚さ10.5mm。実にちょうどいい大きさ。周囲170mmの僕の腕にはぴったりのサイズです。

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数あるセイコーファイブの中で上品さに於いては最良ではないかと思う“SNKL15K1”。しかも安い!為替レートの影響もありますが現在で 7,000円強。21石、21600振動のインハウスムーブメント7S26は一秒間を6ビートでなめらかに刻みます。機械式でこの値段は大バーゲンです。

SNKL15 見た目の印象は?

● 文字盤はシルバーのサンバースト、略字部分の外周には縦ストライプのギョーシェが施されています。
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シルバーはほんの少し青みがかったシルバーで、悪く言えばブリキをつや消しに磨いたような感じです。サンバーストに処理されていますが荒いのかムラがあります。色と処理が少し安っぽく見えます。でも、この値段を考えると上出来でしょう。
実際、凝視しなければ10万・20万、いやそれ以上の高級品と比べてもその差を言い当てることができる人はよほどの時計好きに限られると思います。
凝視すれば差は歴然ですが、むしろこのシルバーの色合いを好む人も多くいると思うので無視できる安っぽさかな?とも思います。要するに、とてもよくできているということです。
● その文字盤にシルバーの棒状の略字が貼り付けられています。この略字もフラットな棒ではなく屋根状にカットされていて、周囲の光を上手く反射してくれるので、同じシルバーの文字盤上にあっても良い視認性を確保しています。略字の外周には小さな蓄光のマーカーが付きます。これらも値段から考えると大サービスの設定だと思います。
● はシルバーのドルフィン針。時針・分針には中央に蓄光が施されています。秒針はシルバーの蓄光無し。惜しいのは、違和感を感じるほどではないしにろ3針とも少し短いかな?と感じる点です。あと1mm弱でいいから長ければ完璧だと思います。
● 容姿的に他の時計と明らかに違う点は、クラウン(リューズ)です。一度日付・時刻を合わせてやれば後はリューズなんかいらんやろ!とばかりに小さなリューズがケースに半ば埋め込まれています。
ビッグクラウンがもてはやされているような時代にこのスモールクラウンですが、僕は上品で好ましく思います。
 風防はミネラル・ハードレックス。サファイヤに比べると高級感や硬度で劣るものの、問題はありません。

時計としては?

 ムーブメントは海外セイコーの定番、7S26型です。
三針・デイ/デイトカレンダー付きのベーシックなレイアウト。
秒針停止・手巻きの機能はありません。ゼンマイを巻くには時計をほぼ水平方向に振ってやる必要があります。10回以上振ってやれば後は腕に着けているだけで効率よくゼンマイを巻き上げてくれます。現在、使用しての日差は +15〜+20秒くらい、正確に動いています(公称日差±40秒)。パワーリザーブは約43時間とのこと。
タフさでも定評のあるアジアスタンダードのムーブメントですから機械的には問題ありません。
 ケース裏はスケルトンで、このムーブメントの動きが見えます。セイコーでも底辺の安価で大量生産のムーブメントですからなんの装飾もないものですが、生きているようにビートを刻む小さな機械の動きには愛着がわきます。
 防水は日常生活防水。3気圧。雨の日も、洗面所でも、クルマの洗車でも気を遣うことはありません。(水泳はあかんかな?)要は水しぶき程度。
腕時計として機能的には充分でしょう。

僕が最良と思う点

ケースの形状です。サイズを表示した側面の写真を見れば分かりますが、ラグの先端がほぼケースの底面まで落とし込まれた、実に腕にフィットする形状を持っています。バンドの底面と腕時計の底面が段差無く腕に接するようになっています。
セイコーの時計にはこういう設計が多く、安い時計でも気遣いある設計になっているのは素晴らしいと思っています。
また、ケースの磨き分けも絶妙だと感じます。ラグ上面とサイド下部はヘアラインのつや消し、それに挟まれたエッジ部分とベゼルは鏡面のグロス。有機的な曲面がとてもいい感じです。
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惜しむらくはケースに歪みが多いこと。角の処理にシャープさがなく、若干メリハリを欠くことになっているところ。よく見ないと分からないことですがね。でも、こんな些細なフィニッシュの差が本当の高級感に繋がるということは否めません。
ま、値段を考えると贅沢は言えません。充分です。いや、それ以上かな。

最悪と言われるブレスは?

さて、バンドです。
安いセイコー5の定番。巻き板の板バネ式ブレスレットです。
いつものことですが、安っぽいシャラシャラ音がします。以前からブログで書いていますが、僕はこれが嫌いでした。
過去形やネ。そう、過去形です。
どんな論評を見ても、サイコー5の弱点の様な書き方をされています。チープな板バネで、クラスプも薄くチャッチイ。実際その通りなのかもしれないけど、例えば、外品の3〜5,000円位の金属バンドを買うと、もっと酷いものがたくさんあります。セイコー5に付く金属バンドはそれなりによく出来ていると最近感じます。表面処理や細部のフィニッシュも「これはアカンやろう!」と思うところはないし、腕に着けている限り見た目も無垢ステンレスのバンドと大きく変わるものでもありません。
なにより無垢バンドと比較して、軽く、柔軟なところは、大きく評価していいのではないかと・・最近は思っています。
板バネ式は構造上左右方向に柔軟性があります。これが金属特有の拘束感を和らげているように思うし、重く窮屈な無垢より優れた点ではないのかなと思うのです。
確かに耐久性に関しては劣ると思うし、隙間が多いのでメンテしないと汗や脂が貯まりやすいだろうとかは思いますが、丁寧にキレイに扱ってやればいいだけのことなので。

最後に・・・

とてもいい時計だと思います。一万円以下で、信頼できる機械式で、まとまったキレイなフォルムで。
機械式が欲しいと思っている人、ドレスウォッチを一本は欲しいと思っている人、腕時計コレクションしてみたいと思う人、それに、今から社会に出る人、皆に手にとって見てみる価値のある時計だと思います。
細かいところ一つ一つを取って見ると確かにチープさはあります。でも全体的にはいわゆる「安物感」はありません。
実に普通に感じるのです。普通に見えるというのは本当に大切なことだと思うのです。

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さて、これからの楽しみは・・・

第二章として、革バンドで雰囲気を変えてみる。
ステンレスブレスも革バンドもそれぞれ良い特徴を持っていて、好み次第だと思いますが、革バンドは派手さはないものの時計を明らかに上品にします。また、板バネ式のブレスに疑問を感じる人には革バンドの装着は必須かもしれません。
(チープさを消して?)雰囲気の違うカッコよさを目指してみようと考えています。

で、第三章として、風防を変えようと考えています。
現状のフラットなミネラルクリスタルから、ダブルドームのサファイヤクリスタルに。これで時計自体の雰囲気が一気に上質感を増すと期待しています。

気楽に時計をいじってみようと考えられるのも、7,000円チョットの値段だからこそできること、ではあります。
でも、セイコー5には多くのモディファイ用(修理用ではない)パーツが流通しています。そもそもいくら安くても、素材が良くなければモディファイ用のパーツは流通しないでしょう。よい素材だから、もっと良いように変えてみよう!と思う人が多いわけです。
磨けばより光る素材だと言うことです。

買ってそのまま楽しむのも良し。
気楽に買える値段や、5シリーズの実に豊富な種類からコレクションを楽しむのも良し。
もっとかっこよくしてやろうとモディファイするものも良し。
とにかく楽しめる時計です。