33mm〜42mm比較。腕にフィットする腕時計の大きさは?

僕のリストの幅は55mm、ご自分の腕と比較してご参考に・・。

ケース径33mm〜42mmの腕時計をはめた時の見た目を比較してみました。
僕のリストの幅は55mm、ご自分の腕と比較して腕時計購入時の参考になればと思います。
もちろん、好みやあるいは意図して大きいのもや小さいものを選ぶことはあるでしょうが、
一般的な見た目のジャストフィットを見つける参考に。

33mm
33mm サラリーマン時代から30年以上お世話になったオメガ
38mm
38mm ハミルトン・カーキフィールド
39_5mm
39.5mm セイコーアルピニスト

僕の好みは、ケース径がリスト幅の70〜75%くらい、ケースのラグからラグ(全長・高さ)の85%くらいです。
この基準より小さなものでもシンプルなものは上品に映ります。ただ基準より大きすぎると腕が時計に負けてしまう感じがします。
リスト幅が55mmだったら、ケース径38.5〜41mm、全長は47mmくらいです。

42mmA
42mm セイコーSKX007
42mmB
42mm ステインハート・オーシャンワン

写真のダイバー2種はケース径42mmですが、SKX007は全長が46mmに押さえられているので違和感なく着けられますが、オーシャン・ワンは50mmあるので数値以上に大きく感じます。
それにしても42mm、回転ベゼルもダイヤルも黒だからいいけど、回転ベゼルのない白ダイヤルの時計だと想像すると、とても大きいよね。

手元・足元の印象は大切やね。

最近はでかくて厚い時計を着ける人を多く見かけます。体格のいい若い活動的な人には似合うと思いますが、見ていて、特に仕事の場などでは大きすぎる時計は違和感があります。
僕の事務所にも若い営業マンが飛び込みなんかで来ることが多いのですが、超高級(そうな)キンキラのでかい時計をしていたりすると、まず信用しません。これに魔法使いの様な先の反り上がった長い靴(ブーツじゃないよ)をはいていれば、もう決定的です。
第一印象として、手元、足元は場合によってスーツやネクタイより大切です。
ただし上質なデザインの大きなものを女性がおしゃれで着ける分にはオン・オフを問わず大賛成ですが。
年寄りのたわごとかな?

SEIKO ルミブライト 持続力は?

どれくらい長く光るのだろうか?ルミブライト
結果は20分前後・・・そんなもんか・・・

よく光ると評判のセイコーのルミブライト。どれくらい持続するのか興味ありませんか?
シチズンではナチュライト、ロレックスではルミノバなどの名称で呼ばれている蓄光機能です。
セイコーの用語集では・・・・

ルミブライト(高輝度蓄光塗料)
太陽光や照明器具の明りを短時間(約10分間: 500ルクス以上)で吸収して蓄え、暗い中で長時間(3~5時間・一部の商品は 5~8時間)光を放つ夜光。

《特長1》 発光時間が長い
太陽光や室内照明(500ルクス以上)を短時間(約10分)で吸収して蓄え、従来の蓄光塗料に比べて約10倍以上長く光り続ける。

《特長2》 より明るい
初期輝度(光を受けた後、暗闇で発光し始める時の最初の明るさ)は、従来の蓄光塗料のみならず、放射性物質を用いる自発光塗料以上の明るさです。

《特長3》 人と環境にやさしい
放射性物質を全く含有していないので、人にも環境にも優しく、また、法的な規制もないので、広い範囲での使用が可能。

《特長4》 半永久的に使える
無機質のため、劣化が少なく、半永久的に使用することができる。

 

と、記載されています。
本当に3〜5時間も持続するの?って疑問に思う人多いでしょ。
寝室の照明を消して、とても明るく光る文字盤を見るのは楽しみです。とてもきれいな強い光で感動すら覚えるからです。
でも、その光の持続時間はというと、体感的には15分〜20分だったからです。

Lumi_test

そこで、夜の部屋の照明ではなく、晴天の5月の直射日光にを15分間さらして、即暗所に持ち込み撮影してみました。
結果は? やっぱり実用的には15分かな・・・というところです。

上の写真は、SKX009とSARB035です。動画もあるので見てね!(こちらは比較にハミルトンカーキフィールドも写っています)

長時間暗闇で時刻を知る必要のある人は、T25(トリチューム25発光) 搭載の時計を買うしかないようですね。これは蓄光ではなく自身で光るので四六時中光っています。(ボールやルミノックスに搭載されています)
ちなみにT25の半減期は約12年。10年くらいは光り続けてくれるようです。

SEIKO SARB035と着せ替えNATOタイプストラップ

腕時計の表情はストラップで決まる?

連休中に頼んでおいたNATOタイプストラップが届いた。(日本郵便遅いぞ!ネコポスの方が早い!もっと頑張れ!)
まとめ買いすると割引になるので奮発して5本。3,000円ほどの出費です。少しいい本革ベルトは安くても4・5千円するし、それを思えば安いよね。これらは特に安いのですが、以前同じメーカー(”2PIS”って書いてあります)のものを買ってみて、品質は普段使いにはまったく問題ないし、仮に金具が錆びても諦められる値段なので。
NATOタイプは、取り替えが工具いらずで簡単なので、その日の気分次第で気軽に着せ替えができるのがいいですね。

で、SARB035で着せ替えをやってみました。
SARB035は、まったく普通のドレスウォッチです。基本的にはビジネス時に使用する感じで、ネットの評価でもカジュアルには向かないって書いている人が多いのですが、きれいな白ダイヤルと大きな針、そして優れた磨きはどんなストラップでも似合う許容性を持っていて、どんなシチュエーションでもストラップを替えるだけで応じてくれると思うのです。

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この時計、基本的には上の写真のように黒かメタル、または紺、茶なんかで使われることがほとんどですよね。
確かにビジネスでは王道かな。でも、
海や山やテーマパークに遊びに行くとなれば、普通すぎて心も躍りませんよね。
そこで、ちょいとベルトを着せ替えると・・・

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どこかへ遊びに行くシーンが思い浮かびませんか?夏を意識したものを3本入れたので僕は今からワクワク感を感じるのですが。

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仕事に使っているごく普通の腕時計でも、3,000円でこんなに遊べます。パチンコで負けるよりええやろ。楽しいね。

さて、これがセイコーのごく普通の時計やなくて、ロレックスやオメガの高級時計やったら、ここまで遊ぶかな?っと思ってしまいます。5・6百円のバンド、着けるかな?って。意識的にね、着けようとも思わんかな。時計がかわそうとか、格を落とすとか、せこい性格がでてしまいそうで。
だから僕は50千円前後の、良く出来た国産の時計が好きです。好きなように遊べるから。
きんきらのディジャスト着けて海辺へ行ったり、海に浸けるのためらいながらサブマリーナしたり、ダサいやろ。こっちの方が気楽におしゃれやん。って思うのは貧乏人のひがみかな?

SEIKO SARG017 シンプル、スポーティー、とにかく見やすい、視認性抜群!(under ¥50k)

セイコー メカニカル SARG017

セイコーのメカニカルラインの腕時計は、本当にいい時計が揃っていると思う。
今日はSARG017。残念ながら現在セイコーのラインナップからははずれているようです。生産中止なのかな。
クロノグラフではないけれど、オメガスピードマスターに似ています。
(スピードマスターは欲しいけれど、高いし、クロノグラフは必須ではないと思う人に最適かも)
一言で言えば「シンプル」。まさに Simple is Best であります。
ケースの径は42mm。僕の腕には限界の大きさですが、同じ径のSKX009なんかのようにラグの形状が短くデザインされて全長は49mmと50mmを切っているので細めの手首にも違和感なくフィットします。
厚すぎない12mmという厚さもちょうど良く、クロノグラフだともっと厚くなりますよね。
文字盤自体はフラットな黒で33.5mm(SKX009やSARB035は31.5mm)とたっぷりした大きさの中に、実にシンプルに各要素が白で配置されているので、この上なく良い視認性を持っています。
文字盤の外周には 1/5秒の秒刻み、その内周をピタリと指す秒針。半径の約 1/3 の長さのシンプルな略字、略字の外周を指す長い分針と内周を指す時針。3時位置には略字の半分の位置を中心とした四角の小窓にカレンダー。あとはロゴ。無駄な飾りは一切ありません。極めてシンプル。
間違いなく時を刻み、時を確実に教えてくれる文字盤です。
真っ暗闇の中をのぞいて、どんな状況でもこれほど見やすい文字盤はめずらしいのではないかと思います。

見た目の品の良さ、各要素の配置比率からくる美しさ、定評のあるケースの磨き、存在感、
どれをとってもセイコーの5万円時計、ほんとにあなどれないと思うのです。

動画も見てね!

このタイプ(秒針の先が赤い)にはDバックル付きの黒の型押しカーフが標準です。他のタイプ(秒針全て白)のステンレスブレスは単体では売っていないようなので、メタルブレスでピッタリの替えを手に入れることは難しいようです。
Dバックルはベルトを傷めにくいしカッコイイのですが、どうしても全体が長目になります。この時計のものも長すぎて僕では穴を追加で開けなければいけません。で、使っていません。
僕は気分でバンドを替えたいので、NATOタイプのストラップや、茶色のコードバンで楽しんでいます。
特に茶色のコードバンはON/OFF問わず気に入っています。

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ただ、自分の事だけをいえば、もう一回り小さければ・・という感想です。希望は40mm。せめて41mm。
そうなれば、まさに自分にとってのオールマイティになるのになぁ・・・・

安いクロノグラフ改造編(under ¥10k)

セイコーSDN363 老眼でもハッキリ見えるぞ!

クロノグラフというものを持ったことがない。そもそも高いし、普段ストップウォッチを使うこともない、それに盤面がゴチャゴチャしているのは嫌いだったから、興味がなかった。
でも、食わず嫌いはいけないので、一度多針の時計も試してみたくなって、電池式のクォーツでいいからとにかく一番安いものでとネットで検索。
たどり着いたのがこのセイコー逆輸入SDN363。アマゾンで買った人の評価もよかったし、とりあえず試しに購入。値段は8,160円。一度飲み会への参加を諦める程度で。一年以上前のことです。
さて、開けてみると・・。第一印象は、とにかくキラキラ光っている。正直高級感のない光り方。ラグの上面のみヘアライン処理されているものの他は全体にピッカピカ。廻りを反射するのでタキメーターの文字はほとんど見えません。
それに、文字盤まわりの分を刻んだ白いスペーサーがいかにもプラスチック然としてチープ感を醸します。
文字盤は少しサンバーストに処理されたオフホワイトに、銀色の台に蓄光の白塗料を載せた略字、細い針も縁がクロムメッキで中空に白の蓄光塗料。ハッキリ言って、よほど光線の角度が良くない限り時刻は読めません。老眼の僕にはなおさらです。
附属のブレスも軽くていいのですが、巻き板の側面処理もなく、シャラシャラいかにも軽い音をたてます。
「ぅわ〜、失敗やぁ。」というのが第一印象。

でも、よくよく見ると、タキメーターの文字はプリントでなくちゃんと刻印されているし、ケースの形状や大きさ、各部の比率なんかもよく計算されていて、安くてもさすがセイコーと思わせるものはあります。
搭載されているムーブメント 7T92 は1/20秒(0.05秒)計測でき、12時位置の短針は一秒に一回転クルクル回ります。6時位置の短針は2針、時・分を計測し12時間まで計れるようです。ちなみに9時位置は通常の秒針。普通の時計の秒針に当たる長針はストップウォッチですから当然計測時以外は動きません。
計測をリセットすると各計測針はぐるっと回って元の位置に収まります。機械式のクロノの様にカチンと一瞬で戻るものではないのですが、これはこれで見ていて楽しいものです。
CASED IN CHAINA、ご多分にもれず、秒を計る長針はきっちり12時を指さず、0.5秒ほどずれていましたが、リューズを2段階引き、スタートボタンの長押しとリセットボタンで調整できました。
良く出来たムーブメントだと思います。
素材は良いのです。でも、安い価格設定で豪華に見せようとするから返ってチープ感が出てしまうのかな・・と。

そこで、「安い買い物やし、つぶれても後悔はないか・・」と自分に言い聞かせ、ネットの皆さんの書き込みを参考に改良?することにしました。本当は機械ものが好きで、小さい頃から分解癖があるのです。
でも、さすがに全分解はもったいないし知識もないので、ケースの処理を第一段階で。

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これが第一段階。(一年前)
写真左端のものです。
ケース側面と、ベゼルをつや消しにしました。これだけで安っぽいピカピカが鈍い光になって上品さとビンテージ感が出ました。
●処理方法は・・・・・
そのまま残したいラグのエッジや風防を丁寧にマスキングテープでマスク。トーンナイフで丁寧に。
「3M スコッチブライト 工業用パッド さび取り用」を一方向にこすっていきます。
これだけでもいいのですが、ヘアラインがきつすぎると感じたら「KOYO ステンレスみがきクロス」で適度にこすってやります。これでマスクをはがせば、つや消し終了。

これでほぼ満足していたのですが、やはりダイヤルの視認性は如何ともしがたく・・

このあと、第二段階(3ヵ月前)
時刻をほとんど読めないダイヤルを改良しようと、一大決心でケースを開け、中身を取り出すことに。
ここで、さんざんな目に。裏蓋をはずす道具などは買ったのですが、分解したパーツを固定する作業台なんかは買わなかったので、大きめのペットボトルの蓋なんかを利用してなんとか作業開始。
ネットで教えてもらったとおり、ねじ込みの裏蓋をはずし、オシドリなるものを押しながらリューズを引き抜き、(オシドリなんて素人にはわかりませんが、セイコーのこの機械はちゃんと「↓push」って書いてありました。
時・分・秒計測針をはずし、火であぶって色を変色させようとしたらこれが失敗。色はまだら、蓄光塗料は当然はげ落ち。しかもああでもないこうでもないとやってるうちに、弱い針はことごとく曲り、なんとか真っ直ぐに見えるように修正するのがやっと。
つぎに白蓄光塗料の略字部分が見えづらいので、コーナンで買った蛍光塗料を塗ることに。蓄光をあきらめて蛍光塗料をぬることにしたのですが、これも失敗。黄緑だったのですが色がきつすぎて、安物のおもちゃみたい。でも後戻りはできないので、虫眼鏡とピンセット、精密ドライバーを駆使して針をもどし、ケースに戻してリューズを押し込み裏蓋ももどした。
さて、できばえは惨憺たるもので・・。かわいそうにこの時計をクズにしてしまった・・・。残念じゃ。孫にでもやろか・・・。
この時の写真はありません。

最後に、第三段階(半月前)
ちょっとヒマな時間ができたので、しまい込んでいたクズを取り出し、再生に挑戦することに。(生き返らすゾ!)
分解は前回やっているので手順も段取りも慣れたもの、順調にケースから中身を取り出し、今回はすべての針を取り、前回いびつにしてしまった形を慎重に整え(それでもいがんでいますが)黒を塗り、前回塗った略字の蛍光塗料をはがし(この時、文字盤に少なからずキズをつけてしまった)なんとここはマジックで黒に塗り(筆やピンを使う勇気がなかった)、計測秒針の先と12・3・6・9時位置の小さなマーカーに差し色で赤塗料を塗り、文字盤を綿棒できれいにして。最後にあの小さな針を軸に戻す悪戦苦闘の数十分間を過ごし、やっと、自分なりに完成。
これが写真の右3点。

どお?
まだ少し針がゆがんでいたり、略字の黒のフィニッシュが悪かったり、これは未熟さ故。でも、じっくり見ないと分からない程度(と自分に納得させて)。

腕にすると、自分でいうのもなんやけど、これがなかなかええのですよ。実に見やすいし。僕の裸眼でも時刻が読めます。
こんなフェイス、他にはなかなかないし。蓄光がないので暗いところで光らないのが残念ですが。

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ただただ素人細工。使ううちに針が外れないことを祈りながら、針が外れるまでしばらく使おっ!

これほどのオーバースペックはない!(Under ¥50k)

セイコー SARB017 アルピニストモデル

山男にも、街男にも、女性にだって・・

「腕時計のグリーンって、どうよ?」って疑問に思う人もあるのでは?
グリーンが好きで、持ちのもや服装にグリーン系が多い人はともかく、そうでない人にとっては腕時計のグリーンは結構敬遠することが多いのではないかと思います。
でも、この時計は一見の価値があると思いますよ。よーく眺めていると、この時計にはグリーン以外に選択肢はないと思えてくるのです。意図的には山をイメージした緑なのかもしれません。実際、季節によって山が色を変えるように、このダイヤルは、サンバーストに処理された表面のおかげで、光線や角度によって様々な色合いと表情を見せてくれます。新緑の緑から真夏の濃い青みがかった緑、そして少し色を落とす初秋の緑、全て持ち合わせているように見えます。
少し厚めのリューズガードを備えた磨きぬけれたケースと、これも少し厚めのベゼルにグリーンのファイス、金色のクラシカルなインデックスと太いベンツ針。さりげなく太陽で方位を計るインナーベゼルの簡易コンパスとその調整をする4時位置のリューズも良いアクセントになって、まさにアルピニストっていう感じです。(←山登りには素人の僕の印象です)
このように山を意識しているのは明かですが、この緑と金と夜光の白、そして磨きぬかれた重厚で表情豊かなステンレスのケースのすばらしいバランスが、オン・オフを問わずどんなシーンでも使用できる多様性をもたらしています。
なにより、品を感じさせ、金の差し色は厭味ではなく華やかさを見せます。
とにかく品質の面から考えれば、定価50,000円(+税)は大バーゲンだと思います。

機能面でも、特筆すべきは裏蓋をスケルトンにせず、リューズをねじ込み式にし20気圧防水を実現していることです。防水機能には定評のあるセイコーのことですから、200m防水を謳うダイバーウォッチと同様の使い方だって可能だという事です。タフなことに間違いはありません。
爪を隠した鷹?優雅にタキシードを着たマッチョ?、みたいな感じかな。

動画も見てね!

ムーブメントは自動巻に手巻きとハッキング機能を備えた定評の6R15、幅は39.5mm(リューズガード含まず)43.4mm(リューズ含む)、ラグも端から端の全長は46.4mm、厚さは12mm、ちょうどいいサイズに十分な重厚感のある大きさです。

標準のベルトは焦げ茶、型押しのカーフですが、実は大変堅くて腕に馴染むのに時間がかかります。
少し高いけど、専用の純正ステンレスブレスが別売り(実売税込み15,000円位)がお勧めです。

ベルトの色は基本的には茶系のベルトが合うようですが、お勧めは薄いカーキ色のベルトと、赤茶の革ベルトです。薄いカーキとステンレスベルトは普段使いに、赤茶はこの時計をより華やかに見せます。秋から冬には本当によく合います。紅葉狩りには最適かな。
女性にも違和感なく馴染みます。紺系や緑系のNATOタイプストラップは、特に黒系の装いに差し色としてよく映えます。

和製エクスプローラって評判の時計、楽しめる時計です。使えば使うほど愛着を感じる時計だと思います。

SARB035 最高のコスパ! ドレスウォッチの決定版!(Under ¥50k)

SEIKO SARB035

ドレスウォッチは人生で最も基本的な持ち物の一つだと思います。
成人して社会人になって、特にビジネスシーンではその人の持つ人格をあらわす道具でもあります。
派手すぎず、地味すぎず、厭味にならない、それでいて品と華やかさを持っていることが条件です。
この時計はその全てを満足していると思います。
真面目で、実直。でも決して堅物ではない・・そんな感じかな。

sarb035image

スイス製の100〜200千円のものと比べても絶対に遜色はありません。
基本的なスペック、形状、磨き、品のよさ、どれを比べても問題ないと思います。
しかも、この価格帯のスイス製のものはほとんどがETA社の汎用ムーブメントを載せただけに対し、セイコーは世界に精度と安定性、耐久性を認められた自社製造のムーブメントを載せています。
これが定価で45千円! ネットやヨドバシ、ビックカメラなんかだともっと安く買えます。
価格に対し明らかにオーバースペックです。
歳にかかわらず、手にして損のないものだと断言できます。

なによりいいのは、大きさです。最近のデカアツ時計もブームに陰りが見え始めてはいますが、店で選べる時計のほとんどがケース径40mm以上、ラグからラグの全長が50mm前後のもので、僕は一般的な日本人の腕には大きすぎると思うのです。時計の主張が強すぎると。
この時計はケース径38mmチョイ、ラグからラグの全長も45mm弱と、ほんと、ちょうどいいのです。
リストの幅が60mm以上ある人はいいのですが、それ以下の人は全長50mm以下の時計を選ぶべきだと思います。

標準仕様のステンレスブレスもいいのですが、この白ダイヤルの時計はどんな色のストラップにも相性良く馴染みます。そして、フォーマルからカジュアルまでいろんな顔を見せてくれます。
春夏はステンブレスか青系のベルト、秋冬は茶系や黒の革やナイロンストラップ、服に合わせて緑もOKです。
厚みが11mm少しの薄さなので、少し厚めのNATOストラップなどを装着しても腕に不自然な厚みは感じません。楽しめるフェイスを持った時計です。

動画もみてね!

海外の紹介動画では値段が5倍以上するグランドセイコーと比し、クォリティはそのレベルに近いと評しています。
また、オリスやフレデリックコンスタント、ハミルトンなどが比較の対象にされています。
国内専用モデルですが、海外にも多くのファンを持つ時計です。
白ダイヤルがいやならシックな黒ダイヤルも選べるし、海外では黒のほうが人気があるようです。

SKX007 BlackBoy

SKX009を手に入れて1ヶ月後。009は遊びには最適なんだけど、少し堅い感じの仕事上の商談なんかにはさすがに使いにくく、それなら黒ダイヤル!っと、SKX007を買ってしまった(アホやねぇ)。

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最初にベルトの話。ステンレスブレス仕様の007なんだけれど、そのブレス、Jubilee Bracelet っていうらしい。ロレックスのブレスをまねたものかな?
たぶん無垢のステンレスではなく、巻き板のタイプだと思う。軽いし、横方向にフレキシブルによく曲がる。音も、無垢にはないシャラシャラと鈴を鳴らしたような音。色も、白っぽく光りすぎかな。でも、巻き板だとしたらさすがセイコーというべきか、側面が均一に磨かれており、巻き板特有の海苔巻き状の断面が見えず。また、横方向によく曲がるので、ステンレスブレス特有の堅さがきらいで、軽いほうがいいという人にはピッタリかな。

Jubilee
上が純正のベルト、下はセイコーSARB035の純正無垢ベルト

ぼくはこのシャラシャラ音と、白っぽすぎる色合いがあまり好きではないので、NATOタイプのベルト(幅22mm)に交換してみた。

007nato
上下合成です。さすがにふたつは買いません。
007nato2
丸めるとこんな感じ

これはこれでかっこいい。どんな服にでも合いそうな感じ。
しかし。これでもやっぱり仕事に使うには少しつらい感じがしませんか?
ということで、トップの写真のステンレスのブレスに決まりです。
ものは「タイコノート」って言うメーカーのもの。SKX007・009専用の外品です。
無垢の上質なステンレスでできています。楽天で9千円くらい。ちょっといたい出費でした。
ネットで検索すると米国で同様の専用のものがあります。50ドル前後。形状もバネ棒などの部品も写真で見る限り同じと思われるのですが、確か名前が違いました。(あいまいな記憶でごめんなさい)
ちなみに重量は自分のサイズに調整した後量ってみると、純正Jubilee=57g、タイコノート=67g でした。 どう?これでスーツもOKでしょ。葬式でもOKね。

SKX009と比較すると、ダイヤルもベゼルも黒なのでとてもおちついた感じです。
形状はまったく同じ。やはり華のある美しい時計です。
(動画も見てね↓↓)

精度はSKX007・009とも同じようなもので、腕につけず放っておくと(-5秒/日)くらい、遅れるのはつらいけれど、腕に付けていると(-1〜+3秒/日)くらい。この値段の自動巻でこれはすごい!と、思います。cal.7S26、頑張ってます。
ただし、ムーブメントは手巻き機能がついていないので、腕につけて体を動かしているか、時計自体を水平に振ってゼンマイを巻き上げてやらなければなりません。
手巻きがあればリューズを回して100%のパワーリザーブを知ることができますが、この時計は100%巻き上がったかどうかわかりません。なので、実際40時間なのか、30時間くらいなのか、わかりません。
デスクワーク主体の僕でも、ず〜っと腕につけて過ごしていて止まったことはないので、自動の巻き上げ機構が優れていることはわかります。放っておくと2日目には止まっています。
右手で時計のベルトを時計が水平になるように畳んでにぎって、拍手するように左手に当てると、ローター(振り子?)がギュンギュンとまわるのが感じられます。(時計には悪いと思いますが・・)
うまく回せば、この動作一回で、約一時間動きます。

SKX007と009、とりあえずこのふたつで当面どんな生活シーンでも楽しめるかな。

SEIKO SKX009 NavyBoy

最近のお気に入り

昨年(2015)の暮れ、長年使ったオメガの調子が悪かったこともあって、自分への褒美と思い世界最高精度というセイコーの9Fクォーツを買ったんだ。その時おまけで遊び用にと手に入れたものがこれ。ネットで見つけた。国内正規販売はされていない。およそ15千円〜50千円で売られてる。値段の幅は「made in japan」の刻印があるかどうからしい。ないものは海外製だというが、米国の有名なレビューを見ると、品質の差はほとんどない、ということ。そもそも刻印があっても販売される特定の国の法律(製造地ではなく会社の所在地を表記する)によって刻印があるだけで、すべて海外製という話もある。とにかく、良い製品でセイコーの保証があるなら問題は感じない。この時計もムーブメントは国内産、組立はマレーシアの安い部類。

SKX009
米国では NAVY BOY って言うらしい

届いたケースを開けて驚いた。「ええ時計やがな!」
濃紺のダイヤルにくっきりとした単純なインデックス。時針はインデックスの内側ちょうどを指し、分針・秒針はインデックスの外側ちょうど。秒針は白でたいへん見やすく、反対側は黒で末端には丸い白のマーカーが付く。日付表示の為に欠落する3時のインデックスも見やすく設けられたDAY-DATE枠がきれいに補う。SEIKOのロゴや他の文字もプリントだけど、違和感なくこの時計にはフィットしている。
非常に美的バランスのとれたダイヤルだと思う。
インデックスと時・分針、秒針のマーカーは蓄光処理され、光を吸わせるとこれでもか!と光りたがる。
それほど長時間光りませんが、潜水して20分くらいは安心して光ってくれる設定だろうと思う。
ベゼルはいわゆるペプシ色。インレイの素材は分からないけどつや消しの塗装で文字は彫られてはいない。縁は荒いコイン状だが2段になっている。これはこれで光があたると美しく輝く。回すとクリック感も堅さ加減もいい感じ。(450ユーロ位のドイツ製ダイバーを持っているがそれよりいい)回転の刻みは120。もちろん逆回転防止で安っぽい遊びはない。
リューズはねじ込み式。この時計の場合、締め込み始めの食い込みに難があるのが残念。個体差だろうか?。
なにより気に入っているのがボディの形状。特にサイドが美しい。均一な面のない有機的な曲面はその端で適度に絞り込まれラグに収束する。研磨も文句がない。曲面に映り込む周辺の景色を見ているだけでもほれぼれする(ずっと以前、セイコー逆輸入のクロノグラフ、ケース中国製、10千円くらいのものを景品で頂いたことがあるが、表面にシワが有りその雑さに驚いたことがあるので、この時計も少し心配だった)。形状も腕によくフィットする考えられた形だと感じる。実際径42mm厚さ13mmの大きさを感じさせない。とにかく美しいと思う。
セイコーの多くのドレスウォッチも同様な美しいサイドの曲面を持っているが、この時計は大きいだけに特に強調されていると思う。

(動画もあるから見てね。↓↓)
https://youtu.be/yvCjHDBZcnM

標準で装着されているウレタンベルトは僕の腕には長すぎて使い物にならない。
純正のメタルブレスの購入を考えたが、巻き板らしく、僕は巻き板がきらいなので却下。NATOタイプのベルトに交換した。写真の紺と白のものはこの時計にベストマッチだと思う(ただし、仕事には向かないヨ)。ブルー系の服には特にお似合いだと思う。アマゾンで500〜5000円くらいで手に入るし、色のバリエーションも多彩で、付け替える楽しみがある。なにより安いよね。安いものは短い傾向があるようですが、特に僕は腕が細いので、500円くらいのものでもまったく問題なく、ちゃんと端を巻き込めます。ベルト幅は22mm。

僕の手首は周囲165mm、幅55mm。細いのでいままで40mm幅以上の時計はできないと思っていた。先に言ったドイツのダイバーは径はこの時計と同じ42mm、ラグからラグの全長が50mmで、腕につけると手首からはみ出したように見えるのであまり使っていません。この時計の全長は46mm、だから手首にちゃんと収まってくれます。僕にはいい設計です。ちなみに褒美で買った9Fクォーツは径37mm、全長45mm。
腕に合うサイズって言うのは、径ではなく、全長が手首の幅の85%前後以下がよろしい・・と思う。

仕事の関係でホビー用のターンテーブルを買ったので、撮影してみた。インスタントにやったわりには意外とうまくいったと思っています。一眼レフでの撮影ですが、接写かクローズアップレンズが欲しくなった。今度挑戦します。
(watchtanaka さんのビデオみたいでしょ。watchtanaka さん、いつもきれいな腕時計の紹介をありがとうございます。)
撮影して、画像をモニターで見て、ケースの中にホコリが一本入っていることの気づきました。やっぱり国内セイコーでは考えられないかな。
ま、老眼の僕にはここまでしないと気づかないことでけど。

買ってから4ヵ月ですが、僕の手首にはほとんどこの時計が乗っています。