G-SHOCK DW5600bb-1 JF, a few days later.

革バンドを付けてみた。

真っ黒な G-SHOCK DW5600 の追記です。

標準で付くウレタンバンドはいいんだけれど、僕には少し長い。そこで、先端カバーを付けてワンピースストラップに変えて「カッコいい!」と喜んではいたんですが、カジュアルな服装だけではない普段の生活では少し使いづらい。
前の記事でも書いたように、やっぱりワンピースストラップでなく普通のツーピースがいいなぁ・・ということで、試しに、昔買って使っていない22mmの革バンドに交換してみました。
結果はこれ

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バンドの厚みが3mmと少し薄いのと、カット(カッターでバンドの根元を16mmに切った)がいいかげんなので、ちょっと時計と本体のつなぎ目に段差が出てしまっているけど、「エエ感じちゃうん!」と自分では思っています。
真っ黒の存在感と、シンプルなデザインの品の良さが強調された感じです。
これなら仕事でお客と会う時でも全く違和感ないよね。

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今回は、失敗したらもったいないので、使っていない22mmのバンド(実は中国のサイトから買った安いバンド。1000円ちょっとやったと思う)を使っていますが、4〜5mm厚くらいの革バンドをちゃんと寸法をとって加工すればフィット感も増していもっといい感じになるやろね!
ちなみに22mmでも全く違和感がないから、あえて24mmを使うこともないかも。24mmの太さより22mmの方が品がいいかも、と思っています。ま、好み次第かな。

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バンドは根元を16mmにカット。

カッターで付け根を凸状に カットしています。90°の彫刻刀なんかで切ればもっとキレイに切れると思います。今回は切った深さも長さも極めて適当、目分量なのであまりいい出来とは言えませんが、時計本体のカバーがつなぎ目を隠してくれるのである程度いい加減でもOKですが、注意すべきは「深く切りすぎないこと」。深すぎると16mmの細いつなぎ目部分が本体からはみ出して一体感を損ないます。ものすごくカッコ悪くなります。

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今度本格的に付けるならコレ!
ハドリーローマMS-910 か MS-851

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ともに厚さ4〜5mmあるのできっとフィット感は満点だと思います。

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P.S. 1月17日(1995)

昨日は夕方には上がるという予報に反して終日雨。阪神大震災の弔いの涙かな。この日になると毎年あの朝を思い出します。
自分の住む東大阪の山手は揺れも被害が出るほどではなく「ォオ!エライ揺れやな・・!」と壁に手をついて屈むくらいで過ごすことができ、幸運だったと思う。仕事の予定でクルマを取りに出た時に山の中腹から見る西の方向に煙が上がっているのが見えた。でも、自分がたいしたことはなかったものだから、深刻には考えず予定どおり呑気にクルマで大阪へ出て・・。被害がこれほどのものと分かりだしたのは確か昼前だったと思う。それから夜にかけて刻々と明らかになる被害の大きさに驚きと恐怖を感じたものだ。武庫川から西、神戸にかけて、その住民の方々以外は、そう報道も含め全国的にこれほどの被害が出ていることに気づかなかったのではないだろうか。一つ間違えば我が身となる日本に住んでいるのに。自分勝手に安全を過信することがどれほど怖いことかを思う。常に災害に備え、自分や家族の安全を考え、余力があるなら惜しみなく他者を救う心を持たなければと、切に思う。そしてなにも出来なかった自分を恥じる。
以来、建物の耐震構造や、避難訓練、水道の栓やガス栓の構造一つにまで改良改善が加えられ続けていることは大切なことで、これを継続するためにも、あの大震災の被害の重さを風化させてはいけないのだろう。
(1月17日。やまない雨のなか、西のベランダから神戸方面を眺めて)

SIMPLE IS BEST! G-SHOCK DW5600BB-1 JF

オンでも使えるタフウォッチ! NATOストラップも試してみよう!

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まさにシンプルイズ・ベスト! 全身真っ黒。他の円形のG-SHOCKと比べ派手な飾りも押し出しもない。幅43.5mm、縦47mm、厚さ11.6mm、大きすぎないサイズ感。タフで強い印象はG-SHOCKそのもの。しかし、シンプルさ故の品の良さも・・。これならOFFだけでなくONでも充分使えます。いや、むしろONで使えば好感を持たれる時計であると思います。

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機能はこれで充分!

電波でもソーラーでもないけれど、月・日・曜日・時・分・秒を正確に刻み、パーペチュアルカレンダーで月・日・曜日の修正は不要。アラーム・タイマー・ストップウォッチと必要充分な機能。叩き付けようが、クルマに轢かれようがこわれない堅牢性。20気圧防水。ど派手なアクション映画の冒険に巻き込まれたってこれなら大丈夫!・・まさに頼りになる相棒!
少なくとも一月くらいは秒の時刻合わせも必要ない精度だから、操作を間違わない限り体の一部のように腕に張り付いて、なんの気遣いもなく普段の生活ができる・・というとほんとの理想の時計やんか!
これで、実売価格10千円前後!・・・G-SHOCK、すごいね!

事故現場に駆けつけた刑事が「止まった時計が21時16分、事故発生時刻と推定・・」なんてことこの時計では無理やなぁ・・と不謹慎なことを考えてしまった。

四つあるボタンを操作して、時刻(12時間表示・24時間表示)・アラーム・タイマー・ストップウォッチ計測ができます。どのボタンでどうすればっていうのは説明が長くなるのでしません。ちゃっちゃと素早くこれらの機能を使いこなすには少し慣れが必要だろうと思いますが、核になるキーだけ分かればカンでも操作できます。自分の場合は時刻を確認する以外ほとんど使わないのでこれ以上の機能があろうがなかろうが問題はありません。これで充分です。

でも欠点も・・

但し、良いことばかりではありません。
唯一の欠点は、ネガ表示の液晶の読みにくさです。
薄明かりくらいの光源しかなければほとんど黒。ほんの限られた角度内だけうっすら数字が確認出来ますが老眼の僕には眼鏡が無ければ読めません。
少し明るい光源なら、その光源から出た光がディスプレイで反射して目にとどく限られた角度でのみハッキリ数字が見えます。すこし角度が変われば、読めません。
晴天の戸外でのみ、この問題は無視できるくらいのものに感じます。

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アナログの時計だって、文字盤と針の形状・素材の関係で読みにくいものはたくさんあるので、この時計だけ悪者ということはないのですが、針の角度でイメージとして時刻が認識できるアナログに対して、デジタルは数字を読まなければならないので、5なのか8なのか6なのか分からなければ、これは致命的です。

と、悪いところもあるのですが、この真っ黒、これはカッコいいのです。
常に時刻の確認が必要な日常にいない限り、必要な時はバックライトを光らせれば問題ないことですし、これはこれでいいのかな?・・・格好良さか、実用か・・・悩むところです。

ウレタンベルトのこと。

標準で付くベルトはウレタンベルトです。いかにも精度良く、しかし柔軟にケースに密着しています。
この時計の性格上、これがベストなのかとは思います。
しかし、手首周り17cmの僕にはちょっと長い。遊革からはみ出したベルトの先が12時方向外側に長く延びているのは、どうも視覚的によろしくないし、なにかに引っかかることもしばしば。気にならない人はいいけど、僕は気になります。

革バンドなんかに替えたら、それはそれでカッコよく見えるんではないか?よりONにふさわしい雰囲気になるんじゃないか?と思ったのですが、DW5600のラグの幅は16mm。見栄え良く革バンドを付けようと思えば、24mmか22mmのバンドを付け根16mmに加工して付けなければなりません。これももったいない話で。高い革バンド加工したものの似合わなかったらアホみたいやものね。

そこで、ワンピースストラップ装着用のDW5600用「先端カバー」(黄矢印)なるものを購入(¥1,500)。先端カバーの幅に合わせて24mmのNATOタイプストラップ(緑矢印)も購入(@540・・安いね・・)。ベルトを付け替えてみることに。

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以下、「先端カバー」「NATOタイプストラップ」取付の顛末と注意点をまとめました。

取り付けた結果はこれ。ミリタリー感バリバリやな。

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ストラップ交換は、標準のウレタンベルトを外して、先端カバーを取り付け、ストラップを通すだけ。
ベルト・先端カバーの脱着は、他の腕時計同様、通常のバネ棒を介しているので、バネ棒を脱着することで行います。バネ棒の長さは16mm。

交換方法

動画で顛末が見れます。かなり苦労している動画です。

●まずウレタンバンドを外します。

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時計の裏側、ケースとウレタンバントの接合部に少しバネ棒の先が見えています。
ここにバネ棒外し工具を差し込んで、先端をバネ棒のツバにひっかけ、バネ棒を押し下げて縮め、ベルトをケースから少しずらすと外れます。
G-SHOCKはかなりキッチリと組まれているので、少し苦労するかもしれません。

●先端カバーを付けます。

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先端カバーの凸部の穴に外したバネ棒を差し込み、(写真左から・・)ケースの下のラグの穴にバネ棒の先を入れて、先端カバー・ケースの接合部を合わせます。
バネ棒の上の部分を押し下げながら、ラグの内側に押し込みます。
バネ棒の上端が上部ラグの穴に入れば完了です。

動画にもありますが、これが入らず苦労しました。
僕の技術が伴わないのか、外品の先端カバーの穴の位置がキチンとしていないのが原因なのか、分かりません。
ま、今度いつか、外したウレタンベルトを付け戻す時に分かると思います。

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上が標準、下が細いバネ棒

仕方ないので、穴とバネ棒の隙間に遊びがあれば多少の精度の悪さや技術のなさをカバーできるので、直径1.4mmのバネ棒を使うことにしました。標準は2mmの太くしっかりしたバネ棒です。この0.6mmの差で、なんとかしようと。

結果は良好。さほどの苦労なくすんなり装着完了。バネ棒の遊びが接合に影響するようなガタツキもなく、キッチリ装着出来ました。

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●540円で買ったNATOタイプのストラップをつけます。

WPw06つけます、といっても、通すだけ。簡単やネ。ワンピースストラップのいいところ。しかし、
ここで、またも問題発生。
「これは決定的に似合うやろう!」と思っていたカーキのストラップ。装着してみると、ストラップが二重になる時計の底がツッパっています。これでは腕に巻いた時、時計が浮き上がってしまいます。

 

 

 

 

 

下の写真。左が今回のカーキ。浮き上がっているのがわかる?付けられないことはないけど不快かな。
右は手持ちの薄手の22mm幅のストラップ。付け心地良好。22mm幅と2mm狭いものだけど違和感はありません。

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原因は、ストラップの時計を固定するフラップ部分の長さ。
DW5600本体の長さは47mmだけど、先端カバーを付けたので、66mm(ストラップが通る部分は60mm)になっています。このため、NATOタイプのストラップでは、ものによってフラップの長さが足りないものがあるようです。
先端カバーを付けたDW5600には、フラップの有効長が少なくとも70mm弱は必要と思われますが、カーキのNATOストラップの有効長は57mmでした。これでは突っ張るのも無理ありません。
下は長さを比較したもの。
上2本は今回買った24mm幅・厚手のもの。下1本は手持ちの22mm幅・薄手のもの。
明らかにカーキは短いよね。

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NATOタイプのストラップは通販でかなり安く購入できます。しかし、今回に限らず特に500円〜1000円の安い輸入品はストラップ自体の長さ、フラップの長さ、ループの位置なんかずいぶんバラつきのあるものが出回っているので注意が必要です。
時計バンドの専門メーカーが作るものはさすがに規格や品質で優れていますが、3000円〜6000円くらいします。ちょっと高いね。
「先端カバー」を販売しているサイトでは、専用のストラップをセットで売っているところもありますので、セット買いが間違いの無い選択かもしれません。

それにしても、24mm幅のストラップって、普通はいわゆるデカオモ時計に付けるためのものだろうから、フラップが57mmは少ないと思うよね。もう少し余裕持たさないと、返品増えるよ。きっと。

と、いろいろありましたが、ベルトを交換する時の注意点は・・・
●「先端カバー」の付け替えは僕の様に細めのバネ棒を用意しておいた方がいいかも。
● NATOタイプのワンピースにするなら、安いものを買うなら複数買っておくのが無難。また、22mmでも違和感なく使える。
● できれば「先端カバー+ストラップ」セット販売を利用するのが、良い選択肢かも。
といったところです。

さて、最後に、

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G-SHOCKを一本欲しくて、ずいぶんいろんな機種の写真を見たけど、DW5600BB-1 JF 、これが自分なりには一番カッコいいG-SHOCKやと思う。
営業職でも接客職でも仕事中違和感なく使えるやろうし、OFFには水を得た魚みたいなものやし、仕事を無視してストラップを変えればミリタリー風の存在感あふれる魅力ある風貌になるし、なによりメンテナンスフリー、きっといついかなる状況でもズ〜ッと日常に寄り添ってくれる実用的な存在になる、そんな時計やろうね。
ただ、見にくい。なんとも惜しい。なんとかならんかなぁ〜、しかたないんかなぁ〜。