セイコー5 SNKL15、バンドを替えて楽しもう!

第二章 D.I.Y セイコー5は革バンドでカッコよく!

楽しみ方 =第二章= は、チープだと言われるメタルバンドを革バンドに替えます。

セイコー5スポーツ以外のセイコー5は種類を問わず標準のメタルバンドやキャンバスストラップを少し上質な革バンドに替えるだけで圧倒的にカッコ良くなります。
今回は4〜6千円クラスの牛革、型押しのバンド、黒・焦げ茶・茶色を試してみようと思います。

革バンドに交換!

交換方法は、下のビデオの後半にあります。板バネ式のメタルバンドの弓カンは結構外しにくいものもあるのでビデオを参考にして下さい。コツは、細めの鋭いバネ棒はずし工具を持つことと、バネ棒の片側を押し込んだら、弓カンを時計の表方向から裏方向にずらして外すことです。方向を間違えると多分はずれません。慣れれば意外と簡単です。

とりあえず、三本の結果は? こんな感じ。

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オイルタンの黒バンド。オールマイティですね。
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アリゲータ型押しの焦げ茶のバンド。ドレスウォッチの定番やね。
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白スティッチの効いたシャークスキン型押し。色はtan。スポーティー。

革バンドも、内側にクッションを挟んで表と裏を縁で縫い合わせたドレッシーなタイプから、縁を断ち切ったような加工や、縫い目の糸色を変えてスティッチを強調したスポーティーなもの、
また、牛革に鰐やシャーク、トカゲ、蛇などの革に模したエンボスを施したものなど多種類あります。
牛革以外の本物の革は希少なので高価になりますが、牛革のエンボスは見栄えも良く比較的安価なので、2・3本持てば一つの時計でいろいろなシチュエーションを楽しむことができます。

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先回、メタルバンドの調整をして、そのままでも充分使えるドレスウォッチだと評価していたSNKL15。
今回は革バンドに交換、これで一気にワンランク上の上品で上質なドレスウォッチに変身したと僕は思っています。
セイコー5を買ったなら、革の替えバンドを最低でも2本持てばセイコー5はその本来のカッコ良さ、本領を存分に発揮してくれるとあらためて実感しています。

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次は、少しハードルは高くなりますが、風防をサファイヤクリスタルに変更します。
標準のミネラルクリスタル(ハードレックス)でも充分なのですが、浅い角度でのボーっとした反射などが、メリハリの効いたスカッとクリアな見栄えになるはずです。
ただのセイコーファイブかぁ・・」とは言わせないレベルにできるかな?

今回のバンドは
HADLEY ROMA / MS-784 Black 18mm
オイルタンレザーの非常に腕に馴染みやすいお薦めの革バンド。
HADLEY ROMA / MS-836 DarkBrown 18mm
ドレスウォッチの定番。アリゲータ型押し・セミグロスのやや光沢ある上品な造りの革バンド。
HADLEY ROMA / MS-906 Tan 18mm
シャークスキン型押し、白スティッチの効いたオシャレな革バンド
どれも、以下で購入できます。ぜひ覗いてみてください。

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それにしても、大谷君。すごいね。完全無欠、非の打ち所がないとはこういうことか?
僕は、子供の頃、月間の漫画雑誌に連載の野球漫画の発売日が待ち遠しいあのワクワクと期待感に溢れた気持ちで、ネットのニュースと夜のスポーツニュースを楽しみにしています。
いや、今、唯一の楽しみかもしれんね。最近ろくなニュースないもんね。国内も、国際も。
夜のニュースなんか、昼のワイドショーと変わらんくらい、事実よりもなんかようわからん憶測と疑惑と推測コメントばっかり。うんざりやね。殺人や傷害事件から政治、国際ニュースまで、なんか本質忘れたようなズレた違和感があるのは僕だけやろうか?
ほんま、阪神も弱いし。藤波!どおしてんねん?
ま、その中で、大谷君。僕は君に感謝しています。

古時計のバンド交換と、”歩度”と”タイムグラファー”

ここ一週間ほど、異常に暖かかったこともあってか桜の花も開花間近でしょうか。つぼみがピンクに染まりだして、春本番の予感がしますね。いい季節です。
大量に飛散する花粉がこたえる季節でもありますが。僕の花粉症も近年ましではあったのですが今年は目の腫れが酷くてしんどい思いをしています。

さて、今回は古時計いじり。またまたラドーです。

僕らが子供のころから成人するくらいまでかな?舶来の時計ではとてもポピュラーで有名なメーカーでしたね。
前にいじらせてもらったモンちゃんのラドーは彼が若い時に何かの記念に贈られたというシルバーホース。
今回は同じく友人のシンちゃんが親父から引き継いだ金時計、ゴールデンホース。やっぱり昔はラドーはポピュラーやったんや。
古い時計やけど、バンド変えたら使えるかと思て、似合うバンドないか?」と訪ねてきたシンちゃん。
バンドはハドリーローマMS-836/Brown をお買い上げいただきました。アリゲータグレイン、セミグロスの上品なバンドです。美錠も金なのでこの時計にはちょうどいいかな。

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しかし、時計自体は長年手入れもしていなかったのか手垢かなにかわからないものでドロドロ。
これじゃ、バンド変えても代わり映えせんで・・・。ちょっとキレイにしとくから僕に数日預けとき。」ということで数日預かってケースだけでもキレイにしてやることにしました。バンド買ってもらったお礼にね。
で、帰りがけのシンちゃん、「これな、無茶苦茶進むんや。一日30分以上進む。ま、別に分かってるからええねんけど!」と明るく言い残して去って行くのはいいけど、一日30分?気になりますね。

そんな顛末で預かったこの時計、なんと57石!。ただの三針のデイト付きで57も石いるんか?無駄に飾ってるだけちゃうか?とも思いますが、調べるとラドーが1957年に RADO UHREN AG に社名変更した記念に製造されたらしく、高級機の位置づけとのこと。
・・・そうか、エエ時計なんや・・・。
そういえば、ボロボロにはなっていたけど、付いていたダークブラウンのバンドは本物のアリゲータでした。
・・・そうか、高級機なんや・・・。

ケースをキレイにしたる!とは言ったものの金メッキ。削ったら剥げるかも?
これも調べたらゴールデンホースの金メッキの厚さは 20ミクロンとか・・・普通の金メッキは0.2〜10ミクロンらしいので相当の厚付けのようです。めっちゃ分厚いよ!って言ってるのだからチョットくらいきつく磨いても大丈夫そうやね。
ということで、リューターと青棒で慎重に軽く磨いた結果がこの写真。一皮むけてピッカピカになりました。幸い風防も大きなキズもなく全体にキレイさは良好です。

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オークションに30,000円強で出品されている同型の写真よりは絶対きれいかな。程度のいい90,000円位で出ているものと比べても遜色ないようです。ま、こんだけキレイになったらシンちゃんビックリしよるやろ。と、満足な上がりです。

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さて、まだ時間もあるし、気になっていた「一日30分」を調整してみたろ!と、

人の時計で初めての歩度調整に挑戦です。

歩度の調整は、テンプ部分のヒゲゼンマイの長さを調整している緩急針をチョットずつ動かして行います。と言うことは知っていたので先ずは初歩と言うことでここだけ触ってみることに。(エエ〜ッ!? 人のんで試すってか?それ、あかんのちゃう?

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写真の「A」が緩急針。遅れ・進みはこれで調整。ヒゲゼンマイに干渉しヒゲゼンマイの実質的な長さを調整します。(ということです。)
ゼンマイの外側(写真左方向)に動かせば長くなって時計は遅れる、内側(写真右方向)に動かせば短くなって時計は進む。柱時計の振り子と一緒で、錘の位置を上げたり下げたりで振り子の長さを調整しているのと同じですね。
「B」はヒゲ持ちと言うらしく、ここでヒゲゼンマイの端を固定しているもの。
ヒゲゼンマイでテンプが左右に振れて、連動してアンクルが左右に動くのですがこの左右の動きが均等でない場合のことを「片振り」と言うらしく、これを均等に修正する時にのみ動かすものらしい。・・・・う〜んややこしい。コレには触れずにおこう・・。

実際どのくらい狂うのか試してみると、ほんと、みるみる進む。秒針を合わせた他の時計と並べ比べただけで早いとわかる。ものの2〜3分もたてば、3秒くらいは進む。
そこで、緩急針をマイナス方向、ヒゲゼンマイを長くする方向にチョンチョンと調整。他の時計と並べて観察。また緩急針を調整、他の時計と並べて観察・・・・これを1〜2時間おきに繰り返し、4回目くらいの調整で、結構上手くいって「な〜んや簡単やん!」、と一日おいて、結果なんとか一日+2分以内くらいに出来たのですが・・・。

そんなにあまくないで!

その後、たまたま数時間裏向きに伏せた状態で置いてあったことがあって、表をむけて時刻をみると・・、ややっ!何これ、遅れてるやん、それも並の遅れやないがな・・。どういうことかいな?
何時間伏せて置いてあったは分かりません。でもその数時間に10分以上遅れています。
その状態で表を向けて、他の時計と比べて数時間。遅れはそれ以上にもそれ以下にもなりません。
表向き(平置き)でほぼ正確。裏向きでダダ遅れ。という状態です。
そこで、12時・3時・6時・9時をそれぞれ上にして状態を見てみると、裏向きの時よりも遅れます。しかも各向き、遅れに相当差があることがわかりました。
要するに、元々平置きの場合のみ著しく進んで、他の向きではそれほど進んではいなかったところを遅れ方向に調整してしまったものだから平置き以外の場合は全て遅れることになったようで・・・。
それは分かったけど、姿勢の差でこれだけそれぞれに精度の差があると、もう自分の”カン”頼りでは何がなんかわかりません。

これはもう機械に頼るしか・・タイムグラファー登場!

歩度を測るタイムグラファーという機械があるのは知っていましたが、高価だし、あれば参考になるだろうけれどこのために買うのはもったいないし・・いやいや買えないやろ・・などと考えながらいろいろ検索していると見つけました。
iPhone用のアプリ、「Watch Tuner Timegrapher」。1,600円
えぇっ?1,600円でタイムグラファー? 歩度をきっちり計ってくれるあの高価な機械が、アプリで1,600円。早速買ってみました。
タイムグラファーという機械の使い方も分かりませんが、なんとか測れるやろう!

早速アプリをダウンロード。iPhone附属のマイク付きイヤフォンを差し込んで、アプリを立ち上げると、こんな画面。

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チンプンカンプンですが、HELPに詳しい説明が。・・英語なので実際ようわからんのですが、おおよそのことは分かった、くらいのとこで、イヤフォンのマイクを時計の裏やリューズ、また側面に当てて、”START”をタップ。

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※これは試しにやってみた SEIKO SARB035。以下の写真もラドーのものではありません。

おお、音を拾ってるんやね。
すぐに時計の振動数を計測できたようで、この時計は18,000振動、5振動/秒。うん、合ってる。
計測が続いて、秒単位の日差、そしてややこしいと言っていた「片振り」をms(ミリセカンド?)で表示(0に近いほどいいらしい)、その他テンプの振り幅なんかも計測してくれます。
メインのグラフはドットで連続表示され、状態が目で分かるようです。進み気味なら右肩上がり、遅れ気味なら右肩下がりみたいに。

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これも SEIKO SARB035 の計測です。右上の BPH 21600 は 6R15 の振動数です。

まだ、詳しいことは分かりません。使いこなしたらまた書こうと思っています。

とりあえずは、日差がわかれば。ついでに片振りも調整できそう。

その後の奮闘を文字にすればどれだけ長くなるか分からないので省略します。とにかく試行錯誤で緩急針とヒゲ持ちを調整。
片振りを0から0.5msくらいに調整して、緩急針で各方向日差の開きを極力抑えるように緩急針を調整して・・・。
しかし時計の向きの違いでこんなに開きがあるのは、やっぱり古い時計やからかなぁと半分あきらめながら、
なんとか、平置き以外での遅れを1〜3分くらいにして、平置きの進みを10分強までには出来たのですが。
(ふつう腕に着けていれば、平置きの状態は比較的少ないだろうと想像して、平均的にある程度の精度を期待するしかないかな?)
あとは実際腕に着けてもらって具合を見るしかないかな?

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でも、タイムグラファーってすごいね。数字で分かるんやから。カンではどうしようも無くても数字が分かれば方向性が見えるよね。
すごい。
このアプリ、計測の記録も詳細に残せるようなので、いろんなケースで計画的に記録すれば、たぶん目に見えない時計のデリケートな動きがわかるかも。
そしたら、時計の普段の扱い方も変わるかもしれないね。

成功か失敗か、分かりません。でも今まで知らなかったことが少しでも分かるようになって、人の時計を実験台に進歩したように思います。(シンちゃんゴメン)
今度は自分の、最近遅れがちなセイコー5でいろいろ試して、(ほぼ)正確な歩度調整の技術習得に挑戦したいと思っています。

後日談

時計を預けていったシンちゃんがなかなか取りにこないので、就寝時間以外、約18時間自分の腕に着けて進み・遅れ具合を試してみたら、なんと、ほとんど狂い無く動いた!
問題は時計を就寝時どんな向きで置いておくか、やね。それさえコツが分かったらきっと実用に耐えるやろうと思います。きっと成功やね・・・!

G-SHOCK DW5600bb-1 JF, a few days later.

革バンドを付けてみた。

真っ黒な G-SHOCK DW5600 の追記です。

標準で付くウレタンバンドはいいんだけれど、僕には少し長い。そこで、先端カバーを付けてワンピースストラップに変えて「カッコいい!」と喜んではいたんですが、カジュアルな服装だけではない普段の生活では少し使いづらい。
前の記事でも書いたように、やっぱりワンピースストラップでなく普通のツーピースがいいなぁ・・ということで、試しに、昔買って使っていない22mmの革バンドに交換してみました。
結果はこれ

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バンドの厚みが3mmと少し薄いのと、カット(カッターでバンドの根元を16mmに切った)がいいかげんなので、ちょっと時計と本体のつなぎ目に段差が出てしまっているけど、「エエ感じちゃうん!」と自分では思っています。
真っ黒の存在感と、シンプルなデザインの品の良さが強調された感じです。
これなら仕事でお客と会う時でも全く違和感ないよね。

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今回は、失敗したらもったいないので、使っていない22mmのバンド(実は中国のサイトから買った安いバンド。1000円ちょっとやったと思う)を使っていますが、4〜5mm厚くらいの革バンドをちゃんと寸法をとって加工すればフィット感も増していもっといい感じになるやろね!
ちなみに22mmでも全く違和感がないから、あえて24mmを使うこともないかも。24mmの太さより22mmの方が品がいいかも、と思っています。ま、好み次第かな。

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バンドは根元を16mmにカット。

カッターで付け根を凸状に カットしています。90°の彫刻刀なんかで切ればもっとキレイに切れると思います。今回は切った深さも長さも極めて適当、目分量なのであまりいい出来とは言えませんが、時計本体のカバーがつなぎ目を隠してくれるのである程度いい加減でもOKですが、注意すべきは「深く切りすぎないこと」。深すぎると16mmの細いつなぎ目部分が本体からはみ出して一体感を損ないます。ものすごくカッコ悪くなります。

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今度本格的に付けるならコレ!
ハドリーローマMS-910 か MS-851

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ともに厚さ4〜5mmあるのできっとフィット感は満点だと思います。

HRwb

P.S. 1月17日(1995)

昨日は夕方には上がるという予報に反して終日雨。阪神大震災の弔いの涙かな。この日になると毎年あの朝を思い出します。
自分の住む東大阪の山手は揺れも被害が出るほどではなく「ォオ!エライ揺れやな・・!」と壁に手をついて屈むくらいで過ごすことができ、幸運だったと思う。仕事の予定でクルマを取りに出た時に山の中腹から見る西の方向に煙が上がっているのが見えた。でも、自分がたいしたことはなかったものだから、深刻には考えず予定どおり呑気にクルマで大阪へ出て・・。被害がこれほどのものと分かりだしたのは確か昼前だったと思う。それから夜にかけて刻々と明らかになる被害の大きさに驚きと恐怖を感じたものだ。武庫川から西、神戸にかけて、その住民の方々以外は、そう報道も含め全国的にこれほどの被害が出ていることに気づかなかったのではないだろうか。一つ間違えば我が身となる日本に住んでいるのに。自分勝手に安全を過信することがどれほど怖いことかを思う。常に災害に備え、自分や家族の安全を考え、余力があるなら惜しみなく他者を救う心を持たなければと、切に思う。そしてなにも出来なかった自分を恥じる。
以来、建物の耐震構造や、避難訓練、水道の栓やガス栓の構造一つにまで改良改善が加えられ続けていることは大切なことで、これを継続するためにも、あの大震災の被害の重さを風化させてはいけないのだろう。
(1月17日。やまない雨のなか、西のベランダから神戸方面を眺めて)

腕時計のバンド、なんでこんなに高いの?

替えバンドって結構高いと思いませんか

サラリーマン時代に時計のバンドの遊革(余ったバンドを止める輪)が切れて百貨店に買いに行ったことがあります。
当時していたのはオメガのドレスウオッチで、黒のコードバンのベルトでした。それまで替えバンドの値段なんか知らなかったのでその値段を聞いてびっくりしたことがあります。確か一万円を少し超えるくらいだったと思います。しかも、ただの替えバンドで、オメガの美錠の付いたものなら、取り寄せで倍くらいかかるといわれました。
安サラリーマンだった僕の懐ではどちらも買うことができません。
仕方なく、確かバンビだったと思いますが吊しで売っている黒のカーフを4000円位で買ったのを覚えています。

革バンドの失敗しない価格帯

ここ一年以上、安い腕時計で楽しみたく、革バンドもいろいろ見てきましたが、やっぱりいいものは高いですね。

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左から2つめ・右端はカシスMAUI: 6,480円。左から4つめMiLTAT Antipode: 10,260円
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左2本はFLUCO Horween Shell Cordovan: 8,208円、中央Morellato BOLLE: 5,400円、右同HAYEZ: 7,560円

国産以外の海外メーカー(中国のメーカーを除く)の名前の付いたものなら、5000円以下で探すことは難しいことが分かりました。また、国産の腕時計でも純正の替えバンドは同じですね。
ちなみに、僕が国産の安い腕時計を買う時、革バンド仕様とステンレス仕様があれば、ステンレス仕様を選んでいます。後にバンドを替えてみたくなった時に、単品でステンレス製を買うより、革の替えバンド(少々高くても)を選んだ方が安いからです。特に純正のステンレスは高いと感じます。
話がそれましたが、3000円以下の革バンドを探していると、ノーブランド(かノーブランドに近い)中国製しかありません。
僕もいくつか試したのですが、中でも最悪の思い出は、アマゾンで買った1500円のカーフ・クロコダイル型押しのバンドです。それはひどいものでした。スティッチされているのに芯ははずれてベコベコだし、美錠は針が甘く力を入れて引っ張ればものの見事に外れてしまう手品のようなバンド。こんなもの売ってはいけないという代物でした。それに近い製品がかなりあります。
ただし、アタリも確かにあります。海外サイトですがE-bayでなんと8ドル(香港からの配送込み)で買ったものは見た目も使用感もなんの文句もないいいものでした。(ただし、アレルギー対策や耐水なんかはわからないけどね)
経験的にノーブランドでも、買うなら3000円以上ならなんとか痛い目には遭わずに済むのではないかと感じています。
そして失敗したくなければ、国産を含め最低5000円前後、できればそれ以上のブランドもの、ということになります。

ブランドものの海外と国内の価格差

驚いたのは国内で売られている海外ブランドものの製品の価格が、特にアメリカなどではとても安く売られていることです。
アメリカは腕時計の大きなアフターマーケットをもっていますから仕方ないのでしょうが、例えば僕のお薦めのハドリーローマのMS784。普段使いのドレスウオッチには最適のバンドです。

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イタリアのモレラートがリーズナブルでいいと思っていた僕はこのバンドに感銘を受けました。(なぜいいと感じるかは別のページに書きたいと思います。)
最初僕はこれをE-bayでアメリカの販売会社から29.95ドルで買いました(後で分かりましたがこれはメーカー希望価格です)。但し配送料が2000円近くかかりましたが、製品自体は3500円弱です。同じ製品を国内の通販サイトで探すと、楽天やYAHOOで1万円強、アマゾンではなんと1万9千円〜2万9千円もします。

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海を渡っただけで、普及品が高級品に化けてしまいます。ハドリーローマだけではありません。他の有名ブランドも結局は同じような値付けです。値付けは自由ですが、海を渡る費用としては高すぎませんか?僕にはこの価格差が納得いきません。

革バンドの替えは必需品?

革バンド、所詮革製品なので金属に比べ劣化も早く、修理もきかないので一生ものとはいきません。腕時計が生きている限り替えは必需品です。極端に言えば消耗品です。
それに、特に3万円以下の安い時計を買った時なんか、使い心地のいいバンドが付いていることはホントに希です。
そんな時、変えるならやっぱり綺麗で、おしゃれで、センス良く、使い心地・装着感も良く、しかも価格的にリーズナブルなものが欲しいですよね。
しかも、そういういいバンドを付ければ、安い時計や古い時計が見違えるほどいいものに変化します。特に国産時計の場合、もともと品質はより高級な海外時計と同等の品質を持っていますから、本来の価値を取り戻すようなものです。

僕は時計も時計バンドも、特に時計バンドは生活の様々なシチュエーションに合わせておしゃれに楽しめば、服装に凝るよりも安く同様に気分を高揚させてくれる絶好のアイテムだと感じています。
センスを問われる足元と手元。特に目に付きやすい手元のセンスのよさは、その人の人生の楽しみ方さえ現していると思うのです。

ハドリーローマの時計バンド
リーズナブルな価格でご提供しています。ぜひ一度ご訪問ください。

NGA WatchBand Selection
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