SEIKO ルミブライト 持続力は?

どれくらい長く光るのだろうか?ルミブライト
結果は20分前後・・・そんなもんか・・・

よく光ると評判のセイコーのルミブライト。どれくらい持続するのか興味ありませんか?
シチズンではナチュライト、ロレックスではルミノバなどの名称で呼ばれている蓄光機能です。
セイコーの用語集では・・・・

ルミブライト(高輝度蓄光塗料)
太陽光や照明器具の明りを短時間(約10分間: 500ルクス以上)で吸収して蓄え、暗い中で長時間(3~5時間・一部の商品は 5~8時間)光を放つ夜光。

《特長1》 発光時間が長い
太陽光や室内照明(500ルクス以上)を短時間(約10分)で吸収して蓄え、従来の蓄光塗料に比べて約10倍以上長く光り続ける。

《特長2》 より明るい
初期輝度(光を受けた後、暗闇で発光し始める時の最初の明るさ)は、従来の蓄光塗料のみならず、放射性物質を用いる自発光塗料以上の明るさです。

《特長3》 人と環境にやさしい
放射性物質を全く含有していないので、人にも環境にも優しく、また、法的な規制もないので、広い範囲での使用が可能。

《特長4》 半永久的に使える
無機質のため、劣化が少なく、半永久的に使用することができる。

 

と、記載されています。
本当に3〜5時間も持続するの?って疑問に思う人多いでしょ。
寝室の照明を消して、とても明るく光る文字盤を見るのは楽しみです。とてもきれいな強い光で感動すら覚えるからです。
でも、その光の持続時間はというと、体感的には15分〜20分だったからです。

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そこで、夜の部屋の照明ではなく、晴天の5月の直射日光にを15分間さらして、即暗所に持ち込み撮影してみました。
結果は? やっぱり実用的には15分かな・・・というところです。

上の写真は、SKX009とSARB035です。動画もあるので見てね!(こちらは比較にハミルトンカーキフィールドも写っています)

長時間暗闇で時刻を知る必要のある人は、T25(トリチューム25発光) 搭載の時計を買うしかないようですね。これは蓄光ではなく自身で光るので四六時中光っています。(ボールやルミノックスに搭載されています)
ちなみにT25の半減期は約12年。10年くらいは光り続けてくれるようです。

SEIKO SARB035と着せ替えNATOタイプストラップ

腕時計の表情はストラップで決まる?

連休中に頼んでおいたNATOタイプストラップが届いた。(日本郵便遅いぞ!ネコポスの方が早い!もっと頑張れ!)
まとめ買いすると割引になるので奮発して5本。3,000円ほどの出費です。少しいい本革ベルトは安くても4・5千円するし、それを思えば安いよね。これらは特に安いのですが、以前同じメーカー(”2PIS”って書いてあります)のものを買ってみて、品質は普段使いにはまったく問題ないし、仮に金具が錆びても諦められる値段なので。
NATOタイプは、取り替えが工具いらずで簡単なので、その日の気分次第で気軽に着せ替えができるのがいいですね。

で、SARB035で着せ替えをやってみました。
SARB035は、まったく普通のドレスウォッチです。基本的にはビジネス時に使用する感じで、ネットの評価でもカジュアルには向かないって書いている人が多いのですが、きれいな白ダイヤルと大きな針、そして優れた磨きはどんなストラップでも似合う許容性を持っていて、どんなシチュエーションでもストラップを替えるだけで応じてくれると思うのです。

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この時計、基本的には上の写真のように黒かメタル、または紺、茶なんかで使われることがほとんどですよね。
確かにビジネスでは王道かな。でも、
海や山やテーマパークに遊びに行くとなれば、普通すぎて心も躍りませんよね。
そこで、ちょいとベルトを着せ替えると・・・

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どこかへ遊びに行くシーンが思い浮かびませんか?夏を意識したものを3本入れたので僕は今からワクワク感を感じるのですが。

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仕事に使っているごく普通の腕時計でも、3,000円でこんなに遊べます。パチンコで負けるよりええやろ。楽しいね。

さて、これがセイコーのごく普通の時計やなくて、ロレックスやオメガの高級時計やったら、ここまで遊ぶかな?っと思ってしまいます。5・6百円のバンド、着けるかな?って。意識的にね、着けようとも思わんかな。時計がかわそうとか、格を落とすとか、せこい性格がでてしまいそうで。
だから僕は50千円前後の、良く出来た国産の時計が好きです。好きなように遊べるから。
きんきらのディジャスト着けて海辺へ行ったり、海に浸けるのためらいながらサブマリーナしたり、ダサいやろ。こっちの方が気楽におしゃれやん。って思うのは貧乏人のひがみかな?

SEIKO SARG017 シンプル、スポーティー、とにかく見やすい、視認性抜群!(under ¥50k)

セイコー メカニカル SARG017

セイコーのメカニカルラインの腕時計は、本当にいい時計が揃っていると思う。
今日はSARG017。残念ながら現在セイコーのラインナップからははずれているようです。生産中止なのかな。
クロノグラフではないけれど、オメガスピードマスターに似ています。
(スピードマスターは欲しいけれど、高いし、クロノグラフは必須ではないと思う人に最適かも)
一言で言えば「シンプル」。まさに Simple is Best であります。
ケースの径は42mm。僕の腕には限界の大きさですが、同じ径のSKX009なんかのようにラグの形状が短くデザインされて全長は49mmと50mmを切っているので細めの手首にも違和感なくフィットします。
厚すぎない12mmという厚さもちょうど良く、クロノグラフだともっと厚くなりますよね。
文字盤自体はフラットな黒で33.5mm(SKX009やSARB035は31.5mm)とたっぷりした大きさの中に、実にシンプルに各要素が白で配置されているので、この上なく良い視認性を持っています。
文字盤の外周には 1/5秒の秒刻み、その内周をピタリと指す秒針。半径の約 1/3 の長さのシンプルな略字、略字の外周を指す長い分針と内周を指す時針。3時位置には略字の半分の位置を中心とした四角の小窓にカレンダー。あとはロゴ。無駄な飾りは一切ありません。極めてシンプル。
間違いなく時を刻み、時を確実に教えてくれる文字盤です。
真っ暗闇の中をのぞいて、どんな状況でもこれほど見やすい文字盤はめずらしいのではないかと思います。

見た目の品の良さ、各要素の配置比率からくる美しさ、定評のあるケースの磨き、存在感、
どれをとってもセイコーの5万円時計、ほんとにあなどれないと思うのです。

動画も見てね!

このタイプ(秒針の先が赤い)にはDバックル付きの黒の型押しカーフが標準です。他のタイプ(秒針全て白)のステンレスブレスは単体では売っていないようなので、メタルブレスでピッタリの替えを手に入れることは難しいようです。
Dバックルはベルトを傷めにくいしカッコイイのですが、どうしても全体が長目になります。この時計のものも長すぎて僕では穴を追加で開けなければいけません。で、使っていません。
僕は気分でバンドを替えたいので、NATOタイプのストラップや、茶色のコードバンで楽しんでいます。
特に茶色のコードバンはON/OFF問わず気に入っています。

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ただ、自分の事だけをいえば、もう一回り小さければ・・という感想です。希望は40mm。せめて41mm。
そうなれば、まさに自分にとってのオールマイティになるのになぁ・・・・

安いクロノグラフ改造編(under ¥10k)

セイコーSDN363 老眼でもハッキリ見えるぞ!

クロノグラフというものを持ったことがない。そもそも高いし、普段ストップウォッチを使うこともない、それに盤面がゴチャゴチャしているのは嫌いだったから、興味がなかった。
でも、食わず嫌いはいけないので、一度多針の時計も試してみたくなって、電池式のクォーツでいいからとにかく一番安いものでとネットで検索。
たどり着いたのがこのセイコー逆輸入SDN363。アマゾンで買った人の評価もよかったし、とりあえず試しに購入。値段は8,160円。一度飲み会への参加を諦める程度で。一年以上前のことです。
さて、開けてみると・・。第一印象は、とにかくキラキラ光っている。正直高級感のない光り方。ラグの上面のみヘアライン処理されているものの他は全体にピッカピカ。廻りを反射するのでタキメーターの文字はほとんど見えません。
それに、文字盤まわりの分を刻んだ白いスペーサーがいかにもプラスチック然としてチープ感を醸します。
文字盤は少しサンバーストに処理されたオフホワイトに、銀色の台に蓄光の白塗料を載せた略字、細い針も縁がクロムメッキで中空に白の蓄光塗料。ハッキリ言って、よほど光線の角度が良くない限り時刻は読めません。老眼の僕にはなおさらです。
附属のブレスも軽くていいのですが、巻き板の側面処理もなく、シャラシャラいかにも軽い音をたてます。
「ぅわ〜、失敗やぁ。」というのが第一印象。

でも、よくよく見ると、タキメーターの文字はプリントでなくちゃんと刻印されているし、ケースの形状や大きさ、各部の比率なんかもよく計算されていて、安くてもさすがセイコーと思わせるものはあります。
搭載されているムーブメント 7T92 は1/20秒(0.05秒)計測でき、12時位置の短針は一秒に一回転クルクル回ります。6時位置の短針は2針、時・分を計測し12時間まで計れるようです。ちなみに9時位置は通常の秒針。普通の時計の秒針に当たる長針はストップウォッチですから当然計測時以外は動きません。
計測をリセットすると各計測針はぐるっと回って元の位置に収まります。機械式のクロノの様にカチンと一瞬で戻るものではないのですが、これはこれで見ていて楽しいものです。
CASED IN CHAINA、ご多分にもれず、秒を計る長針はきっちり12時を指さず、0.5秒ほどずれていましたが、リューズを2段階引き、スタートボタンの長押しとリセットボタンで調整できました。
良く出来たムーブメントだと思います。
素材は良いのです。でも、安い価格設定で豪華に見せようとするから返ってチープ感が出てしまうのかな・・と。

そこで、「安い買い物やし、つぶれても後悔はないか・・」と自分に言い聞かせ、ネットの皆さんの書き込みを参考に改良?することにしました。本当は機械ものが好きで、小さい頃から分解癖があるのです。
でも、さすがに全分解はもったいないし知識もないので、ケースの処理を第一段階で。

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これが第一段階。(一年前)
写真左端のものです。
ケース側面と、ベゼルをつや消しにしました。これだけで安っぽいピカピカが鈍い光になって上品さとビンテージ感が出ました。
●処理方法は・・・・・
そのまま残したいラグのエッジや風防を丁寧にマスキングテープでマスク。トーンナイフで丁寧に。
「3M スコッチブライト 工業用パッド さび取り用」を一方向にこすっていきます。
これだけでもいいのですが、ヘアラインがきつすぎると感じたら「KOYO ステンレスみがきクロス」で適度にこすってやります。これでマスクをはがせば、つや消し終了。

これでほぼ満足していたのですが、やはりダイヤルの視認性は如何ともしがたく・・

このあと、第二段階(3ヵ月前)
時刻をほとんど読めないダイヤルを改良しようと、一大決心でケースを開け、中身を取り出すことに。
ここで、さんざんな目に。裏蓋をはずす道具などは買ったのですが、分解したパーツを固定する作業台なんかは買わなかったので、大きめのペットボトルの蓋なんかを利用してなんとか作業開始。
ネットで教えてもらったとおり、ねじ込みの裏蓋をはずし、オシドリなるものを押しながらリューズを引き抜き、(オシドリなんて素人にはわかりませんが、セイコーのこの機械はちゃんと「↓push」って書いてありました。
時・分・秒計測針をはずし、火であぶって色を変色させようとしたらこれが失敗。色はまだら、蓄光塗料は当然はげ落ち。しかもああでもないこうでもないとやってるうちに、弱い針はことごとく曲り、なんとか真っ直ぐに見えるように修正するのがやっと。
つぎに白蓄光塗料の略字部分が見えづらいので、コーナンで買った蛍光塗料を塗ることに。蓄光をあきらめて蛍光塗料をぬることにしたのですが、これも失敗。黄緑だったのですが色がきつすぎて、安物のおもちゃみたい。でも後戻りはできないので、虫眼鏡とピンセット、精密ドライバーを駆使して針をもどし、ケースに戻してリューズを押し込み裏蓋ももどした。
さて、できばえは惨憺たるもので・・。かわいそうにこの時計をクズにしてしまった・・・。残念じゃ。孫にでもやろか・・・。
この時の写真はありません。

最後に、第三段階(半月前)
ちょっとヒマな時間ができたので、しまい込んでいたクズを取り出し、再生に挑戦することに。(生き返らすゾ!)
分解は前回やっているので手順も段取りも慣れたもの、順調にケースから中身を取り出し、今回はすべての針を取り、前回いびつにしてしまった形を慎重に整え(それでもいがんでいますが)黒を塗り、前回塗った略字の蛍光塗料をはがし(この時、文字盤に少なからずキズをつけてしまった)なんとここはマジックで黒に塗り(筆やピンを使う勇気がなかった)、計測秒針の先と12・3・6・9時位置の小さなマーカーに差し色で赤塗料を塗り、文字盤を綿棒できれいにして。最後にあの小さな針を軸に戻す悪戦苦闘の数十分間を過ごし、やっと、自分なりに完成。
これが写真の右3点。

どお?
まだ少し針がゆがんでいたり、略字の黒のフィニッシュが悪かったり、これは未熟さ故。でも、じっくり見ないと分からない程度(と自分に納得させて)。

腕にすると、自分でいうのもなんやけど、これがなかなかええのですよ。実に見やすいし。僕の裸眼でも時刻が読めます。
こんなフェイス、他にはなかなかないし。蓄光がないので暗いところで光らないのが残念ですが。

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ただただ素人細工。使ううちに針が外れないことを祈りながら、針が外れるまでしばらく使おっ!

これほどのオーバースペックはない!(Under ¥50k)

セイコー SARB017 アルピニストモデル

山男にも、街男にも、女性にだって・・

「腕時計のグリーンって、どうよ?」って疑問に思う人もあるのでは?
グリーンが好きで、持ちのもや服装にグリーン系が多い人はともかく、そうでない人にとっては腕時計のグリーンは結構敬遠することが多いのではないかと思います。
でも、この時計は一見の価値があると思いますよ。よーく眺めていると、この時計にはグリーン以外に選択肢はないと思えてくるのです。意図的には山をイメージした緑なのかもしれません。実際、季節によって山が色を変えるように、このダイヤルは、サンバーストに処理された表面のおかげで、光線や角度によって様々な色合いと表情を見せてくれます。新緑の緑から真夏の濃い青みがかった緑、そして少し色を落とす初秋の緑、全て持ち合わせているように見えます。
少し厚めのリューズガードを備えた磨きぬけれたケースと、これも少し厚めのベゼルにグリーンのファイス、金色のクラシカルなインデックスと太いベンツ針。さりげなく太陽で方位を計るインナーベゼルの簡易コンパスとその調整をする4時位置のリューズも良いアクセントになって、まさにアルピニストっていう感じです。(←山登りには素人の僕の印象です)
このように山を意識しているのは明かですが、この緑と金と夜光の白、そして磨きぬかれた重厚で表情豊かなステンレスのケースのすばらしいバランスが、オン・オフを問わずどんなシーンでも使用できる多様性をもたらしています。
なにより、品を感じさせ、金の差し色は厭味ではなく華やかさを見せます。
とにかく品質の面から考えれば、定価50,000円(+税)は大バーゲンだと思います。

機能面でも、特筆すべきは裏蓋をスケルトンにせず、リューズをねじ込み式にし20気圧防水を実現していることです。防水機能には定評のあるセイコーのことですから、200m防水を謳うダイバーウォッチと同様の使い方だって可能だという事です。タフなことに間違いはありません。
爪を隠した鷹?優雅にタキシードを着たマッチョ?、みたいな感じかな。

動画も見てね!

ムーブメントは自動巻に手巻きとハッキング機能を備えた定評の6R15、幅は39.5mm(リューズガード含まず)43.4mm(リューズ含む)、ラグも端から端の全長は46.4mm、厚さは12mm、ちょうどいいサイズに十分な重厚感のある大きさです。

標準のベルトは焦げ茶、型押しのカーフですが、実は大変堅くて腕に馴染むのに時間がかかります。
少し高いけど、専用の純正ステンレスブレスが別売り(実売税込み15,000円位)がお勧めです。

ベルトの色は基本的には茶系のベルトが合うようですが、お勧めは薄いカーキ色のベルトと、赤茶の革ベルトです。薄いカーキとステンレスベルトは普段使いに、赤茶はこの時計をより華やかに見せます。秋から冬には本当によく合います。紅葉狩りには最適かな。
女性にも違和感なく馴染みます。紺系や緑系のNATOタイプストラップは、特に黒系の装いに差し色としてよく映えます。

和製エクスプローラって評判の時計、楽しめる時計です。使えば使うほど愛着を感じる時計だと思います。

SARB035 最高のコスパ! ドレスウォッチの決定版!(Under ¥50k)

SEIKO SARB035

ドレスウォッチは人生で最も基本的な持ち物の一つだと思います。
成人して社会人になって、特にビジネスシーンではその人の持つ人格をあらわす道具でもあります。
派手すぎず、地味すぎず、厭味にならない、それでいて品と華やかさを持っていることが条件です。
この時計はその全てを満足していると思います。
真面目で、実直。でも決して堅物ではない・・そんな感じかな。

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スイス製の100〜200千円のものと比べても絶対に遜色はありません。
基本的なスペック、形状、磨き、品のよさ、どれを比べても問題ないと思います。
しかも、この価格帯のスイス製のものはほとんどがETA社の汎用ムーブメントを載せただけに対し、セイコーは世界に精度と安定性、耐久性を認められた自社製造のムーブメントを載せています。
これが定価で45千円! ネットやヨドバシ、ビックカメラなんかだともっと安く買えます。
価格に対し明らかにオーバースペックです。
歳にかかわらず、手にして損のないものだと断言できます。

なによりいいのは、大きさです。最近のデカアツ時計もブームに陰りが見え始めてはいますが、店で選べる時計のほとんどがケース径40mm以上、ラグからラグの全長が50mm前後のもので、僕は一般的な日本人の腕には大きすぎると思うのです。時計の主張が強すぎると。
この時計はケース径38mmチョイ、ラグからラグの全長も45mm弱と、ほんと、ちょうどいいのです。
リストの幅が60mm以上ある人はいいのですが、それ以下の人は全長50mm以下の時計を選ぶべきだと思います。

標準仕様のステンレスブレスもいいのですが、この白ダイヤルの時計はどんな色のストラップにも相性良く馴染みます。そして、フォーマルからカジュアルまでいろんな顔を見せてくれます。
春夏はステンブレスか青系のベルト、秋冬は茶系や黒の革やナイロンストラップ、服に合わせて緑もOKです。
厚みが11mm少しの薄さなので、少し厚めのNATOストラップなどを装着しても腕に不自然な厚みは感じません。楽しめるフェイスを持った時計です。

動画もみてね!

海外の紹介動画では値段が5倍以上するグランドセイコーと比し、クォリティはそのレベルに近いと評しています。
また、オリスやフレデリックコンスタント、ハミルトンなどが比較の対象にされています。
国内専用モデルですが、海外にも多くのファンを持つ時計です。
白ダイヤルがいやならシックな黒ダイヤルも選べるし、海外では黒のほうが人気があるようです。

中高年、腕時計で遊ぼう!(for around 60)

仕事・仕事・仕事、二言目には「仕事」。
そう言って本当に大切な家族や友人との時間を犠牲にしてなかった?
そろそろ仕事を気にせず、遊んだら?
腕時計は遊ぶ気を、本気の遊ぶに変えるきっかけになってくれるよ。
仕事をしていると、身につけるものに気をつかってたよな。
スーツ、シャツ、ネクタイ、ベルト、靴下、靴、タイピン、カフス、眼鏡、時計・・・・気、つかわなかった?
今、遊びに行く時、どんなものを身につける?
大抵の人は、服や靴はカジュアルなものを持っていると思うけど、腕時計はどうかな?

仕事をしていると、廻りの目を気にして、また見栄もあって一般的にビジネス用と思われる時計をしているんとちがうかな。
しかも、見栄をはって100千〜300千円あるいはそれ以上の時計してない?
いい時計はいい時計でそれでいいけど、それがオールマイティって思ってない?
いちど高級時計をしてしまうと、たとえば50千円以下の時計なんかはずかしいと思わない?だから、なかなか気軽に遊び用の時計なんか買えないよね。嫁の目もあるし。
でも、10千〜50千円くらいでもとてもいい時計がたくさんあるよ。手持ちの時計でも、せめてベルトを交換するだけでも雰囲気はガラッと変わるよ。
ベルトは時計の雰囲気を決定する大きな要因やからね。

Strap_comparison
ほら、同じ時計でもこれだけ雰囲気が変わる・・

孫つれて、小さな手つないで、どこかへ遊びにいくシーンを思ってみて。
派手目でもちょっと品のあるカジュアルな腕時計なら、気分がウキウキするような若返った雰囲気を作ってくれること請け合いです。
あそぶぞ〜!って感じになります。「じいちゃん、かっこええ時計してるな。妖怪ウォッチみたいや!」はいきすぎかもしれませんけど。
手をつなぐ人と、服と、時計を合わせるようになれれば最高やね。

僕は60を超えて思います。
廻りの目は、もうええやん。好きなようにさして。って。
もう一線からははなれた立場で商談に行く時、子ども時代・学生時代の友人と気軽に合う時、家族つれて買い物に行く時、孫つれて出かける時、夫婦だけで出かける時、のんびり愛犬の散歩・・
映画・観劇・野球観戦、リゾート・温泉・山登り・海水浴、おしゃれなレストラン・バー・居酒屋・・
花見・新緑ハイキング・紅葉狩り・雪景色、お気に入りの車でロングドライブ、少し遠出のサイクリング、・・・・
いろんなシーンで、自分なりのお気に入りの格好で楽しみたいと思うのです。
シーンに合った腕時計は、その気・楽しみを倍にしてくれます。

この歳で、そこそこ高級な時計をしているのは当たり前、のようですが、僕は服や靴を着替え・履き替えして楽しむように、気軽に経済的に腕時計を楽しみたいと思っています。

さ、遊ぶぞ!(アホ!仕事せい!)

SKXの裏蓋に見る、「日本はいいなぁ」

これは北斎ですか?

SKXの裏蓋には大波がデザインされています。
”津波”だとか”葛飾北斎”の絵だとか言われているようです。
SKXが人気の米国のレビューを見ると、ほとんどが津波って言っていますが、少数のサイトは葛飾北斎の神奈川沖浪裏がモチーフだと言っています。神奈川沖浪裏は世界的に大変有名な絵*だからか、結構よく知っている外国人が多いようです。

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セイコーが本当のところ何を意図したのかは知りません(どなたか教えていただければと思います)。でも、もし北斎なら、本当に日本に生まれてよかったと思うのです。
ほとんどのダイバーウォッチの裏蓋には「海」をテーマにした独自のデザインが施されていますが、海にまつわる生物やダイビングを連想させる道具、擬人化された動物なんかがほとんどで、古の画家が描いた「名画」がモチーフになっているのはこれだけではないでしょうか。
これだけで文化のにおいはしませんか?
1831年頃描かれたひとつの絵である芸術作品が、2世紀ほどの時を経てなお現代の精密機械のイメージをになっているのです。
現代の新しいものに古い伝統の文化が連綿と受け継がれる。
これだけで日本はいい国だと思いませんか?

世界的に有名な日本の古い庶民の絵が、世界的に人気の日本の新しい庶民の製品に活かされている。
日本文化のすばらしい歴史を感じれば、この時計を腕にすることにも誇りを感じることができます。

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神奈川沖浪裏 葛飾北斎

*葛飾北斎は1900年代多くの海外の芸術家に影響を与えました。ロートレック、ドガ、マネ、エックマン・・・、画家だけでなく、バカラ社やアヴィランド社の器・食器などにも影響があり、交響楽の「海」はドビュッシーが神奈川沖浪裏から発想を得て作曲したとも言われています。最初のレコードジャケットにはこの絵がそのまま使われています。

※この絵をアドビ:イラストレータで再現したベクターデータや高画質なJPEG画像を以下のURLからダウンロードできます(有料です)。興味のあるかたは是非。
http://www.ngart.gr.jp/illustmaterials/illust/fugaku36.html