驚いた!¥3,000のALBA!

夏以来、今まで経験したこともないような乱れた天候が続いていたように思うけど、やっと落ち着いた秋の気配もただよい、ここ二日ほどは透けるように高い空と山が色づき馬も肥える気持ちのいい季節になったようやね。朝夕ちょっと寒いけど。
一昨日は月も未練な十三夜の月が澄み渡った夜空にとてもきれいでした。
北の国のミサイル連発、2週連続の大型台風と希に見るへんちょこりんな総選挙(ほんま、誰がこんなへんちょこりんな状況つくったんやろね?)なんかでなにかと大騒ぎでしたが、とりあえず身の周りには何事もなく、このまま落ち着いた秋から冬、正月を過ごせればええんやけどね。
総選挙といえば、自民圧勝で安定政権継続。それはいいけど、チョットでも早く好景気の実感をいただきたいものやと、零細企業の経営者として思うわけです。耐えてしのいで、これ以上の底はいらんで、と悲鳴をあげた時期は確かに過ぎたようには思うけど、最盛期ほどの好況感にはほど遠く、今でも耐えてしのんでる状況ではありますので、経済政策なんとかしてください。

話は長くなりましたが、時計の話です。

チープウォッチ、買ってみました。
とりあえず結果を見て! どぉ?

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バンドは、ハドリーローマMS851/black に付け替えています。

HRwbブログを遡ってみますと、欧州もんに負けない50千円クラスの時計探しが目的やったようやのに、どんどん下がっていって、最近は10千円クラスの時計探しになってる。いろんなシーンでも恥ずかしくなく、視認性良く実用目的を100%満たしてくれて、着けていてうれしい時計を探しているわけですから、値段が下がるというのはいいことで、10千円クラスでも不都合を感じないような時計があるということはすばらしいことやと思うのです。
未だに耐えしのんでいる自分としては安いことは好都合でもあります。
そこで、一度試してみようと、10千円よりずっと下クラスに挑戦です。

以前、孫にと思ってシチズンのQ&Qを買ったり、自転車に付けようと思ってチープカシオを買ったりしたことはありますが、特に印象は残っていません。
シチズン、カシオときたので今回はセイコーのアルバを試してみようと思い、ちょっと気になっていた「チタン製・200m防水」のミリタリーを買おうと思ったのですが(前からハミルトンのカーキフィールドと比べてみたくて)、アマゾンでアルバたちを見ていて見つけたのがこの時計です。
レビューの評価も結構高く、3千円でポイントも若干つくし、なによりなんとなくトレーサーやルミノックスを彷彿とさせる感じが目に止まって、衝動的にこっちを買ってしまったという次第です。
前者のアルバは7千円くらい。こっちのアルバは3千円。小遣いへらずにすむしね。

正直、値段が値段なので、以前のQ&Qやシープカシオ同様期待はしていなかったのです。どうせチープやろって。

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3千円でもちゃんと箱に入っています。右下は通常のNATOストラップとの長さの比較。

驚いたよ。ビックリした。なかなかエエやん。

確かにそらチープですわ。全部プラスチックやし、秒針も短いし一秒単位の運針動作も底辺のクオーツそのものやし、リューズも取って付けたような感じやし、NATOタイプのバンドも短いし、エトセトラ。
高級感なんてかけらもありません。当たり前ですが資産にもステータスにもなりません。
でも、カッコいい。大きさもちょっと小ぶりで僕にはちょうどいいし。ボディも回転ベゼルの太さでプラスチックの風防ガラスの縁がほぼ隠れていてプラスチック独特の安っぽい光り方が目立たないし、なにより視覚的にキュッと締まったデザインにとても好感が持てます。
ほんと、マイナーな予想を覆す驚きやったので、ちょっと詳しくコメントしたくなりました。

おおよその仕様は?

● リューズを除くケース幅は、41.4mm
● ラグからラグの全長は、45.6mm
● ベゼルの径は、39.5mm
● ダイヤルの径は、27.5mm
(アマゾンの仕様にはケース44mm×44mmとありますが、どこにも44mmは出てきません。
アマゾンの仕様を見て買う人がいれば注意してね。大きな時計ではありません。どちらかというと小ぶりです)
● 厚みは、11mm
● バンド幅は、20mm
● 重さは、本体22g!(軽い!)ナイロンベルトを入れても、34g(軽い!)
回転ベゼルは?
ちゃんと逆回転防止で、60クリックで実にカッチリしっかりしています。これも驚きです。
(以前買ったダイバー風Q&Qのベゼルは同じく逆回転防止やけど、おもちゃのように軽く頼りないものだったので。)
ただ、5分ごとに印字されているインデックスはプリントなので、たぶん使っている内に消えると思うし、回転のクリック音も安っぽいのは仕方ありません。
ルミは?
しっかり光ります。30千円クラス以上のセイコーダイバーと比べると少し継続時間が少ないくらいです。
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精度は?
安いとは言えセイコーのクオーツなので1ヶ月くらい時刻合わせしなくても大丈夫だと思います。しばらく試さないとわかりませんが。
秒針もダイヤルの秒インデックスを全周に渡ってきっちりと指しています。組立の精度がいいことを示していると思われます。
視認性は?
はい。文句ありません。老眼の僕でも裸眼できっちり時刻が読めます。
裏蓋は?
四隅をネジ止めするタイプです。電池交換は楽にできますね。ついでに、バネ棒とケースの隙間はこんなかんじ。普通に狭いものです。厚めのワンピースバンドは通らないかもしれません。
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そのほかは?
リューズの時刻合わせの回り方が軽すぎてたよりないし、強度的にも頻繁に操作しない方がいいかも、と思わせる頼りなさがあります。
風防のプラスチックは見た目は分かりませんが、うねっています。

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ブラインドの映り込みを撮ってみたらこんなふうになります。

バンドはしっかりとしたNATOタイプのものですが、短く、特に12時側が短いので腕に装着した時に美錠の位置が腕の中心に来ず、不快。これはいけません。

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上段がオリジナル。右上:美錠が腕の側面にきています。下段は通常のNATOの変えた場合。

外品のバンドに変更するのは必須かな?
NATOタイプなのでバンドの交換が簡単だろうと思ったら、ベルトの穴回りの補強の革が邪魔をしてバンドだけを抜き取ることはできません。結局バネ棒を外すことになります。ま、外品に交換してしまえば大丈夫ですが。
バネ棒は、ケースのラグに穴のあるタイプですから、針状のものを穴に押し込めば簡単にはずせます。

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NATOタイプ様々。よく似合うね。特に黒とカーキがいいかな。

革バンドで一気にレベルアップ

本来、NATOタイプやウレタンストラップが似合うし、この時計の本来の姿だと思いますが、チョット奢って、いい革バンドを装着すると一気に雰囲気が変わります。
いつものハドリーローマMS851の黒を付けてみました。
安物とは言わせません!といえるレベルになったと思います。(バンドの値段でこの時計が2本買えるという本末転倒状態ではありますが・・・・)
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HRwb

結論は?

 

チープだと思ってしまえばそれまでですが、ぱっと見た目や遠目にはルミノックスやトレーサーと変わらんのやないかな。よっぽど目の肥えた人か目のいい人やないと。
それなりに装ってやればなおさらです。
充分楽しくうれしく遊びに、時には仕事に使える時計だと思います。
日付もないし、クオーツやから頻繁な時刻合わせもゼンマイ巻きもないし、なんの負担もなく、ほったらかしで、100m防水やし雨だあろうが嵐であろうが気を遣わず結構ハードに使ってもこわれそうにはないし。よしんばこわれてもあきらめのつく値段やし。
ほんと、見た目は立派なミリタリーで時計としての基本性能は十分以上やし。
僕は、エエんちゃうかなと思っています。
もう一個、色違いを買ってみよかな、と気楽に思える時計です。

動画もみてね!

 

 

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