37mmケース、細腕にピッタリ! SEIKO SNK803 ケースを磨いて風防を交換する! MODIFY 計画 その5

週間天気予報では今日が今週の寒さの底ということだったけど、さほど寒くもなく過ごし易いいい天気。日も徐々に長くなって梅も咲き春めいて、なんとなく気分も上向きになる季節ですね。ただし何の花粉かはたまた黄砂などの微粉かわからないけどアレルギーの僕は少し憂鬱。でもやっぱり春はいいね。

ここ数ヶ月時計を少しいじる(大きくはいじれないのでこちょこちょ小さな)モディファイに凝ってしまってるのですが、以前「セイコー5/SNK809K2 一番安い機械式時計。最良のエントリーモデル!」で紹介したSNK809の兄弟、ベージュの文字盤を持つSNK803のモディファイです。
なにしろこのセイコー5、実売価格8,000円くらいととてもお値打ちな時計です。実際商品はケースにも入れてもらえずビニールの袋に入って納品されます。これが少なくとも3万前後の時計の見栄えになればしめたものですよね。

SNK803、上品でカジュアル、小ぶりなドレスウオッチにするぞ!

機械自体の詳しいことはSNK809の記事を見ていただくとして、モデイファイはSNK809同様風防の交換とサンドブロストのようなつや消しケースを磨いてピッカピカにすることです。SNK809もそうでしたが803も上質な革バンドと合わせると見違えるほどいい感じになるはずです。しかもベージュの文字盤なので上品さもでそう。
それに、大きな時計ばかりが目立つ最近の腕時計の中でこ37mmケースはセンスの良さが光ります。細腕の人には貴重な存在だしね。
ON/OFFいつでも使える少しカジュアルなドレスウオッチのようにすることを目論んでいます。さて、成功するかな。

パーツは

風防はおなじみのクリスタルタイムのサファイアクリスタルダブルドーム、色は緑を選びました。
バンドはハドリーローマMS906のブラウン。

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このバンド、とてもいいのでバンド販売サイトWatchStrap Selectionで扱い予定です。★
僕がしばらく付けてみて、なおイイと思ったら扱います。興味のある方は見てね!

総費用はほぼ8,000円! ええっ?時計と同じくらいか!(遊びにしたらちょっと高いんちゃう?)
でも思い通りの仕上がりになれば絶対お金に換え難い満足感があるはず、です。

作業開始!

ざっと作業の工程を紹介します。
まず裏蓋を専用の工具で外します。

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ねじ込み式の裏蓋なので工具の爪を裏蓋の溝の幅に合わせて噛み込ませ左回しで外れます。

次にリューズを外します。

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オシドリを押さえて引き抜くと簡単に外せます。

ムーブメントを取り出します。

mod05ムーブメントはプラスチックのスペーサーを介して結構しっかりと収まっているので、ピンセットや針で慎重に浮かせてやってから、裏返すと、ポトンっと外れます。ただし時分針・秒針に触れないように注意してね。

風防を外します。

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圧入器具を使って風防を外します。(過去のMODIFY計画を見てね)
新しいサファイアクリスタルの風防(左)と外した風防(右)の比較。サファイアはARコーティングされているので色が違いますね。また、標準の風防はフラットなミネラルクリスタル。新しい風防はダブルドームで少し膨らんでいます。ちょっと高級感があります。

ケースをひたすら磨きます。

mod08僕はリューターを使って、今回はゴム砥石と荒キズ・小キズ取りのコンパウンドを使いました。
磨き始めは2000番くらいかな?ペーパーを使ってもいいと思いますが、仕上げにはコンパウンドがいいです。
リューターで適当なツヤを出したら、やはり最後は手磨きで。こつこつひたすら磨きます。
ただし、完全な鏡面仕上げには僕の素人の道具とスキルでは無理があるようで、若干ツヤ消しの感じが限界です。
「あ〜、もう限界、これ以上できん」と思ったら終了。新しい布でケースを綺麗にし、洗剤や水で洗い、最後に自然乾燥させます。

組み立ては分解と逆の手順。今回説明は省略します。(過去のMODIFY計画を見てね)

さてバンドもつけて出来上がり!

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磨きに若干?のムラがあるものの、パッと見にはわかりません。
全体の印象とすれば”大成功!”かな。いい感じです。
僕がなによりありがたいのはこの時計(黒のSNK809も含めて)、視認性がとてもいいことです。老眼の裸眼でも小さなダイヤルなのに時間を読み違えることはありません。ほんとうに素晴らしい視認性です。
加えて周囲17cmの僕の細腕にはちょうどいいのです。
上質なサファイアクリスタルの風防の輝き・透明感もあって、使ったお金以上の価値にはなったと思っています。

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先日、もう仕事をリタイアした友人が遊びに来て僕の事務所の幾つかの時計を見て、一番気に入った、欲しいと言ったのが実は黒のSNK809でした。自身も舶来を含めていい時計を幾つか持っていて、僕の時計の20万円クラスのものも含めた中での選択です。パッと見では値段はわかりません。いいものはいいんですよね。

’’若くて安サラリーマンで結婚したて、嫁のお腹には赤ちゃんがいて、しかも東京勤務で高家賃、最悪の経済状態のなかで肉好きの父親を招いて焼き肉をした。金がないので当時安くて旨い肉のあるダイエーへ行ってグラム800円のロースとカルビを各150gくらい、あとはグラム250円のハラミ800gくらいを買って、その時「播重」の肉しか食べない父親が「これは旨い」とハラミばかり食べていたことを思い出した。当時ダイエーは肉を目玉にしていたのでいい肉安く売ってました。最近イオンで肉買うと失敗多いよね。ま、どうでもいい話やけど、値段にかかわらずいいものはいいということです。(「播重」は大阪道頓堀にある有名な肉屋です)’’・・ああ、分厚い肉食べたい・・・

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ともあれ、今回のMODIFY、当初の目論見は大成功ということにします。

完成動画はこちら

37mmケース、細腕にピッタリ! SEIKO SNK803 ケースを磨いて風防を交換する! MODIFY 計画 その5」への2件のフィードバック

  1. seiko5のこのシリーズ磨きをいれるだけで、ほんと高級感が増し、いい感じに変身しますね。また風防もダブルドーム?キラキラして膨らんだ感じがとてもいいです。こちらの風防はどちらで買えるのですか?良かったら教えてください。宜しくお願いします。

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    1. ダブルドームの風防は、CRYSTALTIMES(https://crystaltimes.net/)から買ってます。品番はCT063($34.95)、無料オプションでカラー着色できるものです。とても迅速に対応してくれるショップですよ。他にフラットなCT030($24.95)もいいですね。いずれにしてもサファイヤクリスタルの風防はきれいですね!

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