グランドセイコー:9F62
ハミルトンカーキ:ETA2824-2 と
セイコー:6R15
どうでもいい話と言えば、どうでもいいんだけど。日付の変わり方です。
ロレックスのデイジャストとか、0時0分0秒に瞬時に日付が変わるのもだと思っていましたが、そうではないのですね。
あくまで一瞬で表示が変わるという意味で、0時0分0秒に変わるというものではありません。
考えれば当たり前のことで、秒針停止機能が付いていても、普通の時計は分針と秒針が機械的には連動していないので、手で合わせます。
手では12時位置に分針と秒針を正確にきっちり合わすことなんかできないので、0時0分0秒に日付が変わる機能は不可能ですよね。
普通は午前0時を境に、±5分とか±15分くらいに切り替わるようになっているようです。かなりアバウトです。
じゃ、一瞬で切り替わる機能って、あまり意味がないのでは?と思ってしまいます。
国産ではこの機能を結構詳しく宣伝文句にしている写真のグランドセイコークオーツ 9F62 は午前0時過ぎ数分で一瞬で切り替わります。
機械式の ETA2824-2(ハミルトンカーキ)も同様です。この両機は一瞬の時間に差があるようですが、ハッキリ言って差は感じません。
一方、セイコーメカニカルの中心ムーブメントである 6R15 は22時30分ころから徐々に変わり始めます。写真の23時30分ころの位置がずーっと続いて、ちょっと早めの23時50分ころカチンと切り替わります。
切りかわりの動画作ったので見てね。
写真にはありませんが、セイコー5などに搭載されている7S26なんかは安いムーブメントなのにバイリンガルの DAY-DATE 付きなので複雑です。22時ころから日付が変わり始め、23時40分頃にはまず日付が変わります。続いて曜日が徐々に変わり始め、0時30分頃他国語の曜日に切り替わり、本国語の曜日に切り替わり終わるのは未明の3時20分頃です。
もともと機械的に時刻ジャストに切り替わることに無理があるなら、一瞬で切り替わろうが、徐々に切り替わろうが、どうでもいいか。と思うのです。
普通に生活をしていて、午前0時を境に気持ちも切り替える人はそういませんよね。夜更かしして午前1時になったって気分は前日ですもんね。大晦日くらいか?気にするの。
むしろ徐々に変わってもらったほうが生活のリズムには違和感ないのでは?と思います。
写真の 6R15 なんかは性能的に劣っているように見えますが、「おい、もうすぐ日付変わるぞ。そろそろ帰らなあかんのとちゃうか?電車なくなるぞ」って言われてるみたいで、僕はとても好きです。